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ビットコインに期待される次なる技術「Lughtning Network(ライトニングネットワーク)」の開発や実験が進められています。ここではライトニングネットワークが現在どのような進行をしているのか初心者の方にも分かりやすく解説をしていきます。
目次
ライトニングネットワークとは
ライトニングネットワークとは簡単に言えばビットコインの取引をブロックチェーンの外で行い、取引スピード向上・手数料の減少が可能になる技術です。
<ライトニングネットワーク(LN)概略図>
通常のビットコイン取引ではユーザーの取引が成立(承認)される為にはブロックチェーンに記載する事が条件でしたが、ライトニングネットワークではライトニングネットワーク内で取引を行う事で毎回ブロックチェーンの取引承認を待たなくても取引を行う事ができます。
ビットコインのブロックチェーンは10分に1度しか更新されない事や容量が1MBと限定的なものである為、毎回ブロックチェーンを利用する事は取引集中に繋がり送金の遅延や手数料の高騰(手数料は高いものが優先されます)を引き起こします。これらの問題をライトニングネットワークは解決します。
参考:ライトニングネットワーク(Lightning Network)とは? <初心者向け>
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ライトニングネットワークに期待が高まる
ライトニングネットワークは現状ではまだ実験段階の域を出ていませんがビットコインの利便性が格段に向上すると言われており期待が高まっています。
ライトニングネットワークで初の物品購入
2018年1月にはライトニングネットワークを利用したビットコイン支払いで初めて商品を購入した事がインターネット上で明らかになりました。バーチャルプライベートネットワーク(VPN)サービスなどを提供する「TorGuard」がライトニングネットワークによるVPNのビットコイン支払い受付を開始しました。
そこで顧客の一人がTorGuardに対し「ルーター」の購入をライトニングネットワークを利用して行いたい旨を問い合わせたところ実際に商品をライトニングネットワーク経由で購入する事ができた、という事が明らかになっています。
物品をライトニングネットワークで購入した報告はこれが初めての事で2010年5月に行われたビットコインの最初の商品購入取引だった「ピザ」を思い出させるものだとしてインターネット上で話題になりました。
(参照https://www.ccn.com/instant-fee-free-bitcoin-payments-lightning-network-just-pizza-transaction/)
ライトニングネットワークを利用したATMの登場
オーストリアのベンチャー企業「Coinfinity」はビットコインATMなどの提供を行っています。そんなCoinfinityはビットコインATMでライトニングネットワークを利用した取引を成功させた事を報告しました。
(画像元:https://youtu.be/jBHYWtd-b9g)
ビットコインATMではATMに入金した法定通貨を自身の持っているビットコインウォレットに入金させる事で両替を行いますが、ライトニングネットワークを利用すればその両替が瞬時に完了し、即座にビットコインを利用できるようになります。
増えるライトニングネットワークノード
ライトニングネットワークは中継ポイントとなる地点を経由する事でビットコインをスピーディに運んでいきます。その中継ポイントはノードと呼ばれますがノードの数が2018年に入りかなり増加している事が分かっています。
(画像元:https://lnmainnet.gaben.win/)
2018年2月2日現在ではノード数は約400で開かれたチャネルは1000にも及んでいます。(ビットコインのノード数は10000、ビットコインキャッシュは1000です。)
チャネルはライトニングネットワークを利用する時に開かなければならないもので、そのチャネルの容量は合計で4BTCとなっているとされています。(この容量は送金できる容量。4BTCは合計の数値)参考:ビットコインのペイメントチャネルとは(初心者向け)
いまだテストの段階
このようにライトニングネットワークの利用が期待されており、ノードの数も順調に増えていますがいまだライトニングネットワークはテストの段階を出ておらず、思わぬバグによって資金が無くなってしまう可能性があります。
今後のビットコインの明暗を決めるとも言えるライトニングネットワークを調べる事は仮想通貨の将来を考察する上で重要な事だと考えます。
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