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リップル社の開発する国際送金ネットワークでは現在様々なユースケースが出てきています。リップル社の行っている事などを初心者の方にも分かりやすく解説をしていきます。
カナダからドイツへの国際送金
ドイツのReise銀行がカナダのATB Financial銀行からの1000カナダドルの国際送金をリップルネットワークを利用して行う、という事がありました。送られたカナダドルはユーロに変換されて着金しました。
Raise銀行とATB銀行はドイツとカナダでは大きなシェアを持つ銀行で、その両者がリップルネットを利用する事で国際送金をスムーズに行った、というものです。発表によれば通常2~6営業日はかかってしまう事例で約8秒で送金が完了した事を明らかにしました。
Raise銀行はドイツ全土の空港、鉄道駅、その他の旅行地に100以上の支店を持つ銀行で、旅行者による安価なユーロ引出しの要望も強くあると言いリップルネットワークの更なる導入を希望していると言います。
また、今回利用したリップルネットワークの導入には約4か月で完了し、従来同様の製品導入は半年~1年かかるものとしておりそのスピードにもRaise銀行は満足していると語っています。この実験が行われたのは2016年の事で最近ではSBIグループのSBIレミットによるリップルネットワーク利用の日本ータイ間の国際送金サービスも導入されており(参考:SBIレミットとリップルによる国際送金サービスとは <初心者向け>)今後多くの金融機関で利用される事になれば更なる国際送金のシームレス化が進む事になるでしょう。
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リップルネットワーク
このような国際送金のユースケースはXRPを発行するリップル社の開発するリップルネットワークが活用されています。
リップルネットワークはブロックチェーンなどの分散台帳技術を利用したもので一般的なビットコインなどの仮想通貨とは分けて考える必要があります。リップルネットワークはアメリカの企業であるリップル社が開発する金融機関を助けるような技術でありビットコインなどの独自にコミュニティが価値を作り出しているものとは異なります。
ビットコインのような仮想通貨の中管理者のいない公平な決済システムという特徴よりは現在のシステムを促進させるものです。リップルネットワークと中央管理者不在のシステムが共存する可能性もあるので両者を平等な目で学んでいくと分散台帳技術の面白さが更に際立つでしょう。
リップルとXRP
またリップルネットワークの広がりとXRPの有用性は必ずしも一致しているとは限りません。もちろんリップルネットワークの広がりはXRPにとって有用性を高める事になる可能性はありますがXRPの利用がどのように広がっていくのかは分かりません。(参考:XRPとは 特徴・発行量・ブリッジ通貨 <初心者向け>)
あくまでXRPはリップル社の信頼によって形成されるものでビットコインのようなコミュニティが必ずしも存在していない為リップル社の信頼崩壊で価格も無くなってしまう可能性があります。
これらの事を頭に入れながら仮想通貨と分散台帳技術を学ぶと将来の社会の在り方についての考察が進むと考えます。
(参照:https://ripple.com/customer-case-study/reisebank/)
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