本ページはプロモーションが含まれています
住信SBIネット銀行などを運営するSBIホールディングズ株式会社が中国の大手仮想通貨取引所の一つである「Houbi」グループと業務提携を行う事を2017年12月7日に発表しました。
SBIグループとHoubiグループの提携
SBIグループは中国の大手仮想通貨取引事業者であるHoubiグループと資本・業務提携に基本合意した事を発表しました。
SBIグループは仮想通貨リップル(XRP)を立ち上げるアメリカのリップル社と共同でSBI Ripple Asiaを設立する事や仮想通貨取引所を運営する「SBIバーチャルカレンシーズ株式会社」を設立するなどして仮想通貨事業参入に力を入れています。
Houbiグループとは
Houbiグループは中国の大手仮想通貨取引所のうちの一つです。Houbiグループは2017年9月まで仮想通貨取引所を中国を中心に運営しておりました。2017年9月に発表された中国当局による仮想通貨取引事業者の規制により中国での取引業は中断され、現在では「Houbi.pro」という取引所を海外(アメリカなど)に向けて運営する事で成り立っています。
このような事態により2016年まで仮想通貨の王様であるビットコインの取引量は中国が最大でしたが2017年では日本が取引量最大になっています。(2017年末ではアメリカの取引量が増加しています。)
中国の取引所は閉鎖後に世界に向けた取引所の運営にシフトしており、今まで培ったノウハウを世界共通通貨という仮想通貨の特性を活かして海外に向けた運営を活発化させています。ちなみにHoubiではビットコイン以外にもイーサリアムを始めとした多くのアルトコイン、12月からは有名匿名仮想通貨Zcashの取り扱いをスタート、日本国内仮想通貨取引所QUOINEXを運営するQUOINE社の発行する「QASH」などの取り扱いを行っています。
スポンサー
資本・業務提携について
今回のSBIグループとHoubiグループの資本・業務提携では以下のような内容を検討する事に合意が得られました。
・当社の日本およびアジアでの仮想通貨関連事業の展開に際して、Huobiグループが保有する技術・ノウハウ・人材を活用
・当社グループによる、Huobiグループの日本企業(Huobi Technology Japan 株式会社)の持分30%、およびHuobiグループの韓国企業(HUOBI CO., Ltd)の持分10%取得
・Huobiグループによる、当社の子会社で仮想通貨の交換および取引サービスを提供するSBIバーチャル・カレンシーズ株式会社の持分30%取得SBIグループ発表より:http://www.sbigroup.co.jp/news/2017/1207_10908.html
SBIグループの仮想通貨関連事業をアジアに向けて展開する際の協力などがHoubiグループによって行われます。
また、日本国内で展開される予定のSBIバーチャルカレンシーズの株式持分が30%Houbiグループが取得する事も含まれています。今までSBIバーチャルカレンシーズの株式持分はSBIグループが100%保有していたので今後のSBIバーチャルカレンシーズ取引所の運営に影響があるかもしれません。
仮想通貨取引所は世界に向けて各社展開を行っています。国内最大手仮想通貨取引所のbitFlyerはアメリカでの仮想通貨事業者免許を取得する等してアメリカでの仮想通貨取引事業に参入する試みがあります。(参考:<News>ビットフライヤーアメリカ子会社がBitLisence取得)
今後、サービス展開において海外での取引所運営展開は取引所を選ぶ際の一つのポイントとなっていく事が予想されます。世界中で取引される仮想通貨を扱っていく上でこのような海外展開の動向を知る事も重要になりますので初心者の方も注視していただければと思います。
(参照:http://www.sbigroup.co.jp/news/2017/1207_10908.html)
関連記事
SBIバーチャルカレンシーズ専門ページ <評判・特徴・会社概要・いつ開始予定か>
SBI Ripple Asiaとは ~SBIとリップルが共同で運営する会社~ <初心者向け>
スポンサー