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プレマイニング(プレマイン)とは
仮想通貨のプレマイニング(プレマイン/premining)とは不特定多数の参加者にその仮想通貨のマイニングが公開される前に、開発者自身やその他の指定した主体が新規発行仮想通貨を受け取る(受け取り予約含む)事ができる仕組みを言います。
マイニングが始まる前にマイニングを行う事でその仮想通貨の発行数の一部を自由に提供する事ができるようになります。
※マイニングとは仮想通貨の処理行動の事を言い、一定のコストがかかる反面、対価として新規発行仮想通貨を受け取る事ができます。(初心者も分かるビットコインのマイニングとは)
例えば4月1日にスタートする仮想通貨において開発者自身などがその前(3月20日など)にプレマイニングを行う事で、そこで発行された新規仮想通貨は開発者の所有権になり4月1日前に自由に配分する事ができます。
なぜプレマイニングを行うか
プレマイニングを行うのは開発者やその仮想通貨を広めたい人の思惑が関係しております。プレマイニングで一定数の仮想通貨を保有する事によって仮想通貨の成功を推し進める意図があります。
仮想通貨は開発者やマイニング参加者・事業者・ユーザーが多く存在して初めて成り立ちます。このようなコミュニティを一から形成するのはとても労力がかかり、失敗してしまうとそれまでその仮想通貨に費やした時間・費用が無駄になってしまいます。
このように新仮想通貨を立ち上げる人にとってコミュニティ形成は最も重要な仕事の一つです。その為、あらかじめ新仮想通貨を保有しておいて、コミュニティに参加してくれる人に配っておけばコミュニティ参加者のインセンティブが向上し開発・マイニング参加者・ユーザーを増やす事ができるのです。(参考:ビットコインが成功した理由 ~コミュニティ編~)
またプレマイニングによって発行された仮想通貨を開発者が保有している事で、その仮想通貨の価格が上昇した場合は開発者への報酬になります。特に営利目的で仮想通貨を発行する場合は一部を開発者(団体)が保有する事はその仮想通貨を広める一つのインセンティブになるのです。
このように仮想通貨のプレマイニングは新仮想通貨をアーリーアダプター向けにインセンティブを向上させる目的や開発者自身の報酬の為等に行われます。
プレマイニングの是非
プレマイニングは以前より新仮想通貨で行われてきた手法ですが是非の議論が付きまとっています。
プレマイニングを行う事は不特定多数の参加者から形成される非中央集権型仮想通貨においてその性質とは相反する行動になります。
誰にも支配されずに稼働するはずの非中央集権型仮想通貨でプレマイニングが起こすのは開発者の独断による仮想通貨の分配、プレマイニング参加マイナーによる市場の独占の可能性が生じます。
このようにプレマイニングは不公平な仮想通貨の稼働を許す事になってしまう反面、何としても新仮想通貨を成功させたい人からすれば魔法のような手法である為賛否は分かれます。
まとめ
プレマイニングが行われても、行われなかったとしても仮想通貨ではその仮想通貨を利用するかどうかはユーザーが判断をする事ができます。ユーザーはその仮想通貨がどのような経緯を持って誕生しているのか、技術的にはどのような仕組みを採用しているのかを良く知る事で利用するのか保有するのかを決めていくと良いでしょう。
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