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「仮想通貨が分裂」と聞くと初心者の方はとても不安になると思います。しかし、分裂したからと言ってその仮想通貨自体が消滅する訳ではありません。焦らずに対応する事が大切です。
分裂の何が問題か
分裂(ハードフォーク)の起こる仕組みについてはこちらビットコインが分裂するのはなぜかをご参照いただければと思います。ここでは分裂で何が問題になるかを簡単にご紹介させていただきます。
価格が変動
分裂する事で問題になるのは「消滅」どうこうではなく市場が「分裂」に反応して価格が非常に動く事です。例えばビットコインが二つになる事で保有者は「どっちのビットコインが今後利用されていくのか?」や「セキュリティは確保されているのか?」などの疑念が生じます。
そして様々な情報が出る事で「売ってしまった方が損をしない」「もっと買えば得をする」などの考えが生じて行動をします。これにより価格が大きく変動します。ですので投資として仮想通貨を考えた場合このような騒動の中で適格に市場を掴めれば利益を出す事が可能です。
しかしビットコインや仮想通貨自体のシステムは多少の変更が生じるものの消滅に向かう、というのはかなり極端な考え方で可能性は低いです。開発者が急にいなくなる訳でも、取引処理をするマイナーと呼ばれる参加者がいなくなる訳でもありません。
価格の変動は何も分裂の際にだけ訪れるものではなく、日々起こります。慌てずに自身の元々の保有目的を再確認する事が必要になります。
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分裂が起きた場合は何をすればいいか
分裂が実際に起きる場合、保有者は特にする事はありません。というのも仮想通貨は分裂したとしてもその台帳であるブロックチェーン上に保有情報が載っており、それが分裂によって消える事は無いので保有者は何もしなくても保有したままになるからです。
しかし、どこに保有しているかで分裂後の仮想通貨に対し取り扱いが変わります。
取引所など秘密鍵を運営が管理している場所に保有している場合
仮想通貨取引所やウェブウォレットなどの「秘密鍵を運営が管理している場所」に仮想通貨を保有している場合は分裂後の仮想通貨取り扱いは基本的に運営の判断になります。
例えばビットコインがビットコインAとビットコインBに分裂した時、運営が「ビットコインBは破棄します」と宣言すれば元々のビットコイン保有者はビットコインAのみ保有資産になります。
秘密鍵を自分で管理するウォレットに保有している場合
ハードウェア型のウォレットなどの「秘密鍵を自分で管理するウォレット」に保有している場合は基本的に分裂後の仮想通貨全てを保有する事になります。
分裂、とは言っても元は同じブロックチェーンを参照しているので全てのコインにおいてその情報は保存されております。
その場合はビットコインAとビットコインBという二つの通貨にウォレットが対応するのを待てばどちらのコインも自由に動かす事ができます。上図であればAさんはビットコインAを100BTC分、ビットコインBを100BTC分保有している事になります。
ウォレットが対応しなかったり対応が待てない場合でも問題はありません。
秘密鍵を自身で管理するウォレットであれば送金したい場合、元のビットコインはビットコインA・B共に対応する(どちらも保有している)通貨ですので送金先へ両方のビットコインが送金される事になります。(仮に取引所アドレスに送金し、取引所でビットコインBを扱っていない場合はBについては破棄されます。)
まとめ
分裂の際は自身で秘密鍵を管理するタイプのウォレットに保管するのが望ましいですが分裂後も恒久的にどちらも存続しそうだとされると取引所でも扱われる場合があります。とにかく慌てずに自身の保有目的を忘れずに対応していただければと思います。
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