bitFlyerの「サーキットブレイカー制度」とは

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国内大手ビットコイン取引所のbitFlyerで「サーキットブレイカー制度」が導入されました。制度の内容と導入の背景をまとめましたのでこれからビットコインや仮想通貨トレードを行う方は知識をつけておいていただければと思います。

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サーキットブレイカー制度とは

今回bitFlyerが導入した「サーキットブレイカー制度」は「誤発注等による価格急変の帽子の観点から、取引の一時中断を行う制度」と発表されております。この制度は仮想通貨取引だけではなく先物取引市場などでも既に導入されている制度です。

 

bitFlyerの発表では「誤発注」とされておりますがビットコインやその他仮想通貨は価格が単純に急騰急落するのでその際にもこのサーキットブレイカー制度が適用されると思われます。

 

価格の急変は「基準価格の上下20%」と設定されております。(「基準価格は10分前の約定価格」。)その際に5分間の取引が停止されます。

20%の上下はそうそう起こり得る急変ではありませんが仮想通貨では起こり得るものですのでこのような制度がある事を頭に入れた上でトレードを行っていくのが良いでしょう。

 

また5分間停止された後の再開は「板寄せ方式」で価格が決定されます。「板寄せ方式」とは簡単に言えば板にある売りと買い注文のバランスを取った価格の決定方法です。

・成行注文が全て約定

・価格よりも高い売りと低い買いが全て約定

・価格の売り又は買いの注文全てが約定

この条件を満たす価格に設定されるのが「板寄せ方式」です。要は「売りと買い注文のバランスを取った価格の決定方法」という事で認識していれば初心者の方は大丈夫だと思います。

 

再開後の板寄せ方式で決定した価格が先ほどのサーキットブレイカー制度発動条件に適用する価格(基準価格の上下20%)だった場合は取引中止は継続するとの事です。

 

ここまで知識を入れておけば制度が発動したとしてもその後焦ること無く対応する事ができると思いますのでしっかりと頭に入れておきましょう。

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制度導入の背景

サーキットブレイカー制度導入の背景には取引所の価格急変時や障害発生時の「ロールバック」という問題があります。急激な価格変動や顧客の急増などで取引所が一時取引を中断する事やサーバーがダウンしてしまう事は今までに多々ありました。

 

その際に発動する「ロールバック」は顧客にとってはあまり好ましくない対応で、不満がありました。「ロールバック」は一定時間取引や価格を巻き戻して元の状態から再度取引を再開するという対処法です。bitFlyerのみならずその他の取引所でも同様の現象が起こっており、取引所では課題としてきたことでしょう。(coincheck、障害によりサーバー停止でロールバック

 

今回の「サーキットブレイカー制度」の導入でそのリスクは抑える事ができます。価格急変で取引所に負荷がかかった際にこの制度があればロールバックをする前に取引を中断して対応をし市場を落ち着ける事ができますし、利用者もこの制度があるので安心して取引をする事ができます。

 

他の取引所でも順次追加されていく制度なのでは無いかと考えます。ビットコイン取引所はビットコインやその他仮想通貨の注目度上昇と共に様々な問題への取り組みが行われております。それらの取り組みをしっかりと情報収集する事でトレードのリスクは減っていきますのでなるべく注視していくと良いでしょう。

 

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