ビットコインは無くなる?

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先日、ビットコインについて金融関係でもない一般の会社員の方とお話する機会がありその時にその方とのお話が興味深い、というか一般の感覚ってこうなんだと思った事がありましたのでそのことについて書かせていただきます。

 

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ビットコインに対する印象

 

ビットコインのブログを私が書いているという話をしたところ、その方が言ったことは主に2つでした。

・ビットコインは保有していても無くなる可能性がある

・ビットコイン開発者が「ビットコインは失敗だった」と言っていた

という2つを挙げてビットコインは「もう終わった通貨だよ」と言っていました。

 

完全にMt.GOXとマイク・ハーンの事を言っているのだと少しビットコインに詳しい方ならすぐにわかると思います。でも、「やっぱりこれがビットコインのイメージなんだな」と私は興味深かったです。

メディアの力、特にまだテレビの力は絶大で、テレビの言う事や大手メディア名前のあるメディアの言う事は正しいと思ってしまうものなんだなと深く感じさせられました。

 

ビットコインに対して上で挙げたようなイメージしかない方の為に説明させていただきますと、

・ビットコインは保有していても無くなる可能性がある

は保有していたビットコインが無くなったのはビットコインを管理していた会社が横領していた(まだ判決は出ていませんが、社長が容疑者として逮捕されております)というだけで「ビットコインのシステムが脆弱だから消えた」というのは全くの誤解です。

Mt.GOX社の事件についてはこちら⇒2014年ビットコイン取引所「Mt.GOX」事件を学ぶ

 

もし、「ビットコインのシステムが脆弱だから消えた」というのであれば現在のビットコインを取り扱う取引所にMUFJグループ・リクルート・SBIグループその他多くの大手企業が出資をするでしょうか?そんな事が一度でも起きている通貨はリスクしかなくて普通の感覚であれば関わらないでしょう。

 

・ビットコイン開発者が「ビットコインは失敗だった」と言っていた

これについてですが、これはビットコイン開発者だったマイク・ハーンという方の発言です。この発言については実際にマイク・ハーン氏に直接聞いたわけではないので確実なところは私には言えません。しかし一説ではビットコインの問題点を解決しようとして提案した方針が拒否されたため(簡単に言うと)と言われております。

 

実際ビットコインはまだ「全く問題がないよ!」というわけではないのでこの発言が正しかったかどうかは未来に行かないと分からないですが、事実としてマイク・ハーン以外の技術者はまだビットコインに関わっている人がかなり多く存在しますしイチ技術者の意見だけで「はい、ビットコインはおしまい」というのは変な話ではないでしょうか。

 

ビットコインの問題点

 

ビットコインの問題点は実際にそんな簡単なところにあるわけではありません。ビットコインは2009年より既に7年間システムが壊れたことはありませんが今後ビットコインが普及していくには課題がある、というところに問題点が存在するのです。現状では私も利用してますが、ビットコイン自体に問題があって「ビットコインやめた」という人は見たことがありません。

そうではなくてビットコインを調べていくうちに「こんな仕組みだから今後は無理だろう」とか「これは今後社会問題を解決する可能性がある、面白い」などというように感じて続ける人と他に流れていく人が出て来るのが普通です。

 

ちなみにビットコインの問題点は

ビットコインの問題点②~2100万ビットコイン発行後~

ビットコインのスケーラビリティ問題とは

などです。(初心者向けに書かれております)

ビットコインで何ができるかは

ビットコインでできる事<6つの事>

に書いてあります。

 

 
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ビットコインの将来性

 

ビットコインの将来性についてですがもちろん本当に世界の基軸通貨のようになる場合もありますし失敗に終わる可能性もあります。これは誰にもわかりません。

ビットコインの特性から言うと「中央管理者不在」という事が一つのメリットとして挙げられますので国や銀行が不安定になればビットコインに魅力を感じる人は増える事でしょうし国が安定していれば「別にビットコインなんていらなくないか?」という人は増えるでしょう。

しかし、事実としてハイパーインフレを起こしている国は世界中に多く存在しますし国や銀行に信用を置けない国の人も多くいます。ビットコインや暗号通貨は日本だけのものではないのでそこらへんの事情も含まれてきます。

(もちろんそんな国ではネット環境すら無かったりするからビットコインなんてつかえないのでは?という反論もあります。)

 

私個人の考えとしては単純にビットコインはわざわざ銀行に口座を作りに行く必要がなかったり、振込手数料がかからなかったり、簡単に投資できたり、決済・保管・投資に利用できて便利なのでフリーで働く人等には結構便利で一定の需要がずっと存在するのでずっと残っていくのではないかと考えております。別に国の通貨があるとビットコインが消えるわけでは無いですしどっちもある、というのが全員にとって良い事なのではないかと考えます。

 

まとめ

 

ビットコインは「仮想通貨」という名前の為誤解されがちです。「仮想」だからこの世に存在しないでしょ?という意見もたまに聞きます。しかしそれは単純な誤解でビットコインは「暗号通貨」とも呼ばれるようにネットの以前からある「暗号技術」をもとに作られております。

ビットコインは「怪しい」からダメなのでは無くて「課題」があるから私は使わない、という選択ができると当人にとって最も良い事だと思います。

これだけ世界が熱狂するのにはわけがあります。自身で情報収集して色々と調べてみると単純に面白いです。何しろ今までこの世に無かった金融システムの一つの形なのですから。

 

 

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