ビットコインのサイドチェーンとは

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ビットコインが誕生したのが2009年。ビットコインのシステムを支える世界有数のエンジニア達はビットコインをより使いやすく、そしてより安全に利用できるように進化させてきました。

 

ビットコインには「サイドチェーン」と呼ばれるブロックチェーンシステムがあります。それを初心者の方にも分かりやすく解説させていただきたいと思います!

 

目次

  1. サイドチェーンとは
  2. どのような使い道があるか
  3. なぜサイドチェーンが必要か
  4. サイドチェーンの問題点
  5. まとめ

 

 

 

1 サイドチェーンとは

 

サイドチェーンは2014年にBlockstreamという団体により開発をされ始めたブロックチェーン関連の技術です。特にビットコインのみに利用可能という訳ではありませんがビットコインにおいて有効に利用されます。

 

簡単に言うと「ビットコインのブロックチェーンに紐づいたもう一つのブロックチェーン」がサイドチェーンということになります。アルトコインと呼ばれるビットコイン以外の仮想通貨はビットコインとは全く異なるブロックチェーンで動くのに対し、サイドチェーンはビットコインのブロックチェーンと紐づいたブロックチェーンを用いるのでビットコインの信用や技術をもとに動かすことができるのです。

 

イメージはこんな感じです↓https://blockstream.com/technology/#sidechainsより引用)

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2 どのような使い道があるか

 

実際にサイドチェーンがどのような使われ方をするかです。サイドチェーンではビットコインよりも早く送金のできる仮想通貨であったり、ビットコインの課題を克服するような仮想通貨を作成することができます。

 

アルトコインの同じようなものがありますが、アルトコインとの違いはビットコインの信用がもとになって動いているという事でしょう。サイドチェーンで作られる仮想通貨はビットコインを通して取引をされるため、ビットコインの価値が担保になります。

 

また、サイドチェーンはスマートコントラクトにも利用ができます。(スマートコントラクトとは⇒スマートコントラクトとは – とってもやさしいビットコイン)サイドチェーンとは言っても独自のブロックチェーンを用いておりますのでブロックチェーンで可能な事をできるのがいいところです。

 

 

 

3 なぜサイドチェーンが必要か

 

サイドチェーンはビットコインの良さを生かしたままアルトコインを作る方法、ビットコインにプラスの要素を組み入れる方法として有効です。

ビットコインの課題を解決するためにビットコイン自体の使用を変更するソフトフォークやハードフォークを行うのは全て取引記録が繋がっているビットコインには何かとリスクが出てしまいます。(仕様変更について⇒ハードフォークとは – とってもやさしいビットコイン

ですのでそのような大幅仕様変更をせずにビットコインのいいところだけをとって新たな特徴を持ったブロックチェーンを作成できる方法なのです。

 

 

4 サイドチェーンの問題点

 

サイドチェーンにも問題点はあります。それはセキュリティの問題につながります。ビットコインのセキュリティはマイニングという経済的な観点から守られている部分が大きいです。というのも(簡単に言うと)マイニングによって得られる報酬があるから不正を検出するというものです。つまりサイドチェーンによってビットコインブロックチェーンのマイニングが増えてしまう可能性があります。そうなるとマイニングを行うマイナーの中央集権化が進んでしまうのでは?という事が問題視されているようです。

(マイニングについて⇒ビットコイン用語最頻出⁉「マイニング」とは – とってもやさしいビットコイン

 

 

5 まとめ

 

サイドチェーンはビットコインの課題の一つであるスケーラビリティ問題(ビットコインのスケーラビリティ問題とは – とってもやさしいビットコイン)を解決する一つの方法であると言われております。それに対してライトニングネットワーク(ライトニングネットワークとは? – とってもやさしいビットコイン)の方がいいとする意見もあったりと活発に現在もビットコインの将来については世界の技術者が議論を交わしております。

高速で進化するビットコインとブロックチェーン。ますます目が離せません!

 


 

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