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Money Tap(マネータップ)と呼ばれるリップル社のブロックチェーン技術(分散台帳技術)を利用した銀行間送金アプリが2018年夏にローンチされる事が発表されました。リップル技術とは何か、Money Tapとはどのようなものかについて初心者の方にも分かりやすく解説をしていきます。
Money Tap(マネータップ)とは
Money Tapはリップル社のブロックチェーン技術(分散台帳技術)を利用した銀行間送金アプリです。電話番号やQRコード読み取りだけで銀行振込を行う事ができ、365日24時間送金ができる事で銀行口座間の振込を容易にできる事になります。
(画像元:http://www.sbigroup.co.jp/news/2018/0307_11012.html)
Money Tapはリップル社の開発する技術を用いた銀行などの金融機関が参加する「内外為替一元化コンソーシアム」を利用して作成されます。内外為替一元化コンソーシアムはリップル社の分散台帳技術(DLT)(ビットコインから誕生したブロックチェーンのような技術)を用いた「RCクラウド」というプラットホームが土台になっています。(DLTについて詳しくはこちら分散台帳技術(DLT)とは ブロックチェーンとの違い <初心者向け>)
内外為替一元化コンソーシアムはリップル社とSBIグループが共同で運営するSBI Ripple Asia(詳細はこちらSBI Ripple Asiaとは)が事務局を務めており参加する銀行は60行以上にも上っています。
2018年3月のMoney Tap発表時点では住信SBIネット銀行、スルガ銀行、りそな銀行が先行商用化を行いましたが今後これら加盟行で送金がMoney Tap上で行う事ができるようになる可能性があります。
そして先述の「RCクラウド」は外国との決済にも利用できるので国内銀行間決済だけではなく国際送金も安価・スピーディに行う事ができるようになる可能性があります。
リップル社の技術とは
リップル社はアメリカの企業で国際決済ネットワークのRipple Net(リップルネット)を開発しています。「リップル」と聞くと仮想通貨「リップル(XRP)」を想像してしまう事が多いですが仮想通貨リップル(XRP)の他にリップル社は既存の金融機関決済を円滑に行えるようなネットワークを構築しています。
ブロックチェーンのような分散台帳技術(DLT)を用いる事でそれを可能にしようとしています。
DLTはサーバーを置いて決済などの取引データを管理するのではなく、リップル社の信頼する参加者にその管理作業を任せる事・複数の参加者を分散させる事で効率化します。
複数の管理者を分散してそれぞれが情報を共有する事でサーバーのような一つ一つを承認していく方法ではなく参加者が独自に承認をしていく事などで効率化を図ります。またサーバーは管理が単体で行われるのでメンテナンスの際にはシステムの停止が取られますが独自に情報を管理する参加者が複数存在するDLTでは時間をずらしてメンテナンスを行う事などでストップ(ダウン)されないゼロダウンタイムのシステムで365日24時間稼働し続ける事ができます。
このようなリップル社の技術は既存の金融機関システムを効率化できるのです。その一つの例が「Money Tap」で今後もこのような革新は行われていく可能性があります。
FinTechと呼ばれる金融革命は進んでいますが仮想通貨の出現で更に加速しようとしています。仮想通貨を知る事は次世代の金融についての理解を深める事になるので仮想通貨の仕組みを学ぶ事は重要です。
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