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SBIホールディングス株式会社が2018年3月2日に台湾の仮想通貨コールドウォレット開発企業CoolBitX社に出資を行ったことを発表しました。SBIグループは仮想通貨事業に積極的に参入しており包括的な事業展開が行われていく可能性があります。
台湾CoolBitX社
SBIホールディングス株式会社が2018年3月2日に台湾の仮想通貨コールドウォレット開発企業CoolBitX社に出資を行ったことを発表しました。SBIグループのCoolBitX社への出資比率は40%に及んでいるとされており今後のSBIグループとCoolBitX社の事業展開がある可能性があります。
CoolBitX社の展開するコールドウォレット(オフラインで仮想通貨を管理する安全性の高いウォレット)はカード型のウォレットでビットコイン・イーサリアム・ライトコイン・リップル(XRP)に対応しています。
値段は189ドル(約2万円)と他のコールドウォレットより高く設定されているせいもあってかあまり日本で利用している人は見かけません。日本でも人気の他のTREZORなどのコールドウォレットは公式では約1万円です。
<CoolBitX社公式HP(https://coolwallet.io/)>
SBIグループの出資
SBIグループによるCoolBitX社への出資を行ったという今回発表では以下の事が述べられました。
昨今の相次ぐ仮想通貨盗難事件を受け、仮想通貨を保全するウォレット機能は大きな注目を集めております。そのなかで、CoolBitX社のコールドウォレット「CoolWallet」は薄くて軽い特長を持ち、またBluetooth機能によるiOSおよびAndroidへの接続が可能なデバイスです。
SBIグループでは投資家の多様なニーズに応えるべく、(中略)今後はCoolBitX社の技術活用を検討しつつ、一層のセキュリティ高度化を目指します。(引用:http://www.sbigroup.co.jp/news/2018/0302_11009.html)
今回の出資によりコールドウォレットという顧客の安全を確保する為の技術をCoolBitX社と連携して向上していくと見られます。
SBIグループは仮想通貨取引所の「SBIバーチャルカレンシーズ」の開始予定を延期する事を2018年2月27日に発表しておりセキュリティ強化を行っているとしています。世界中でハッキング被害の絶えない仮想通貨関連事業者の先例を見ながらセキュリティの確保された取引所事業を行う事が予測されます。
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SBIグループと仮想通貨
SBIグループは仮想通貨事業に幅広く参入しています。仮想通貨リップル(XRP)を開発するリップル社との共同会社「SBI Ripple Asia」を始めとして
・仮想通貨取引所(SBIバーチャルカレンシーズ)
・海外取引所「Houbi」との業務提携(詳細はこちら)
・仮想通貨デビットカード会社「Wirex」と合弁会社設立(詳細はこちら)
・英企業とのビットコインキャッシュの強化(詳細はこちら)
などの参入を行っております。
多くがベンチャー企業で構成される仮想通貨業界の中ではSBIグループは規模が大きくユーザーの信頼を大きく獲得していく可能性があります。
仮想通貨はビットコインから始まり、「中央管理不在」という特性が際立っていましたがそれはもはや昔の話でSBIグループのような信頼のある企業が参入する事で幅広い層から支持を受け、より利便性の高いユースケースが続出する可能性があります。
やはりSBIグループの動向は仮想通貨を扱うにあたっては重要になってくると考えますので注視しておくといいと思います。
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