本ページはプロモーションが含まれています
ベーシックアテンショントークン(Basic Attention Token|BAT)は、Brave(ブレイブ)と呼ばれるブラウザを経由して用いられる暗号資産です。
Braveは2015年に公開され、2017年にトークンのICOを実施。その後、2020年に国内暗号資産取引所に上場しました。
本ページの執筆時点でのBATは、CoinMarketCapの時価総額ランキングで67位と、かなり人気の銘柄です。
BATはトークン単体として見た場合よりも、ブラウザとして極めて優れた機能を持つ「Brave」に付随した暗号資産として、大きな魅力を持っています。
ビットコインやイーサリアムなどの主要銘柄にしか関心がない方でも、Braveブラウザに関しては使わない理由がありません。本ページの筆者もデフォルトのブラウザは、PC・スマホともにBraveを利用しています。
インターネットを利用する全ての人に知ってほしい新時代のブラウザであるBraveと、Braveを介して用いられるBATについて、実際に利用している体験も交えて解説します。
★ベーシックアテンショントークン(BAT)を買うならGMOコインがおすすめ!★
BATとは?
名称 | Basic Attention Token(ベーシックアテンショントークン) |
ティッカーシンボル | BAT |
発行者 | Brave Software社 |
発行上限 | 1,500,000,000BAT |
時価総額 | 約777億円(第67位) |
公式サイト | https://basicattentiontoken.org/ja/ |
※2022.6.23.時点
BATはBrave Software社が開発する暗号資産です。
Brave Softwareは、インターネットのブラウザソフトウェア業界では非常に著名なBrendan Eich氏とBrian Bondy氏の2名によって創設されました。Brendan Eich氏はプログラミング言語のJava Scriptを作成した人物でもあり、2人あわせて50年以上ものソフトウェア開発経験がある実力者です。
BATはイーサリアムブロックチェーンを利用したERC-20トークンの一種であり、後述するBraveブラウザと並行して開発されました。
そこで、BATの特徴や用途を理解するために、まずはBraveについて解説していきます。
Braveブラウザとは?
Braveは、わたしたちがウェブサイト等を閲覧する時に利用しているGoogle ChromeやSafari、Firefox、Microsoft Edgeと同様の、インターネット上の情報を閲覧するためのブラウザです。
従来のブラウザを介してインターネットを閲覧する際、様々な広告が画面に表示されます。ユーザーであるわたしたちは、半ば強制的にこれらを見ることを強いられてきました。
インターネット上の広告には、以下の2つの問題点があるとされています。
- 快適性を妨げている
- プライバシー侵害の懸念がある
1点目は、快適性を妨げている問題です。
自分が見ているサイトにたくさんの広告が表示されて嬉しいと感じる人は、あまり多くはないでしょう。自分が求めている内容以外の情報が不必要に画面に表示されることはストレスにもなります。
また、ウェブサイト上に広告を表示することは、閲覧している端末のモバイルデータ通信量やバッテリーを余計に消費することになり、物理的にも快適性が損なわれます。
2点目はプライバシーの問題です。
広告を閲覧した際、トラッカーによって自身の広告閲覧状況が収集されることで、その後は輪をかけて自分の趣味嗜好にあった広告を見せつけられることになります。広告の閲覧という行為を通して個人情報が勝手に収集され、企業のマーケティングに利用されることは、プライバシーの侵害であるとして問題視されています。
そこでBraveは、これらの問題を解決し、より快適でプライバシーを重視したブラウザを目指して開発されました。
Braveはデフォルトで広告をブロックする機能を持っています。ユーザーはいつも使っているGoogle Chromeなどのブラウザの代わりに、ただBraveを使うだけでほぼ100%広告がカットされます。YouTubeを視聴している時に割り込んでくる広告さえもブロックしてくれます。この「広告ゼロ」という体験は、一度使って見ると非常に快適であることがわかります。
一方で、通常の広告をブロックする代わりにBrave Adsという特別な広告を挿入することができます。これは、広告自体を閲覧するか否かをユーザーが自由に決められる広告です。そして閲覧した場合は、報酬としてBATを受け取ることができます。
つまり、通常の広告はすべてカットされる代わりに、比較的控えめな広告であるBrave Adsを閲覧するだけで暗号資産がもらえるという、画期的なブラウザになっています。
Brave上でのBATの用途
BATは単なる投資目的としての暗号資産ではなく、Brave上で用いることで真価を発揮するトークンです。
Braveでは「Brave Rewards」と呼ばれる独自の広告システムが存在し、このシステム上でBATは用いられています。
Brave Rewardsは、広告に関わる存在である「広告主」「利用者(広告を閲覧するユーザー)」「Web上でのコンテンツクリエイター」に以下の関係をもたらしています。
- 広告主:Brave利用者が広告を閲覧した際の報酬となるBATを支払う
- 利用者:広告閲覧に対する報酬としてBATを受け取る。また、コンテンツクリエイターに対する投げ銭にBATを使用できる
- コンテンツクリエイター:一般的な広告以外の収益手段として、BATを受け取ることができる
このように、広告の閲覧に対する報酬やクリエイターへの応援として、Brave上で流通するBATが使われる仕組みが構築されています。
BraveとBATに期待されること
BraveとBATは、Web3時代における新しい広告ビジネスのあり方を提示していると言えます。
従来型の広告ビジネスは、広告を介して個人の情報を収集し、個人の趣味嗜好に最適化した広告をあえて見せつけることで購買行動を誘発するというものでした。
このビジネスモデルは、情報収集に長ける企業の圧倒的な一人勝ちになる世界です。つまり、GAFAのような巨大テック企業こそがますます巨大化していきます。
ユーザーに対してひたすら広告を見せつけて商品を買わせ、情報収集も行う。そして、その情報を活かしてさらに最適な広告を見せていくことで、自社プラットフォームからのさらなる購買行動を誘発することができます。
これは非常にWeb2.0的な世界です。まさに「中央集権的な存在に全てを牛耳られている世界」だと言えます。
Braveは、この世界観から人々を解放し得るブラウザであるとも言えます。
ただ単に不必要な広告を見ずに済むだけではなく、BATが報酬としてもらえるだけでもなく、巨大企業に全てを握られている現在のわたしたちを既存の広告ビジネスモデルから解放してくれる可能性があります。
その意味で、まさにWeb3時代を象徴するブラウザであると言えるでしょう。
Braveを使用した体験談
本ページの総括も兼ねて、実際にBraveを使い、BATを受け取った体験談をお伝えします。
まず、Braveの広告ブロック機能は極めて快適です。余計な広告が目に入らないことによる快適性に加え、広告の画像・動画を読み込む必要がないため、画面の動作が軽く感じます。
バッテリーの消費については、スマホの場合はブラウザ以外のアプリでも電池を消耗してしまうため、バッテリーのもちが良いとまでは感じません。しかしPCの場合は、電源未接続の場合のバッテリーのもちは他のブラウザ使用時より優れていると感じます。
特別な広告を見ることでBATを報酬として受け取ることができる点については、残念ながら受け取れるBATの額自体は少額です。1ヶ月あたり数十円からせいぜい100円超という額にしかなりません。Braveを使うだけで儲かる、というような話はなさそうです。
一方で優れている点は、BATを手にするために特別な広告を「見せつけられている」という実感は全くないことです。
BATを受け取るために閲覧が必要な広告は、「非常に控えめな広告」だと謳われています。事実として、Braveの使用中に広告を見せられている感覚はありません。ストレスなく、広告をいつの間にか閲覧していて、その対価としてBATを受け取ることができます。
また、Google Chromeで利用できる拡張機能は、基本的にBraveでも使えます。この点も非常に魅力的です。暗号資産ウォレットのメタマスクも使えます。
メタマスク(MetaMask)の使い方を初心者にもわかりやすく解説!DeFiやNFTに必須のイーサリアムウォレット
このように、ただ快適な環境でインターネットを閲覧するだけで報酬までもらうことができるBrave、そして受け取る暗号資産BAT。まさに使わない理由がない次世代ブラウザです。ぜひ一度、この快適さを体感してみてください。
TOP画像:https://basicattentiontoken.org/ja/
関連記事
Avalanche(AVAX|アバランチ)とは?特殊なアルゴリズムの採用で高速・低コストを実現するプラットフォームについて解説
Web3.0のGoogle?ICP上の検索サイト「Kinic(キニック)」はユーザーに支持されるか
レイヤー2は次なるトレンドとなるか?レイヤー2が本当に必要なものなのかを今一度確認する
スポンサー