ブロックチェーンとエストニア

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本日はWIRED最新号のブロックチェーン特集記事内で出た「エストニア」の最新事情について記事を書かせていただければと思います!!

 

目次

  1. エストニアとは
  2. エストニアとブロックチェーン
  3. なぜエストニアはIT国家を目指すのか
  4. まとめ

 

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1 エストニアとは

 

まず、エストニアについての基本情報です。

・正式名称 エストニア共和国

・首都 タリン

・人口 約132万人(※青森県の人口=約130万人)

・面積 約4.5万k㎡ (※北海道の面積=約7.8万k㎡)

・EUとNATOに所属

・通貨 ユーロ

・ラトビア・リトアニアとともにバルト三国の一つ

 

地図↓

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2 エストニアとブロックチェーン

 

さて、そんなヨーロッパの小国であるエストニアですがブロックチェーンとはどのようなつながりがあるのでしょうか。

 

エストニアはスカイプを生み出したことでも知られ、IT国家の先駆けを行く存在です。

 

そんなエストニアは国民向けに「e-estonia」というICチップ入りのIDカードを配布し、納税・選挙・仕事などの情報を管理する仕組みを行っております。

さらに2014年にはエストニアの滞在許可が無い外国人向けに「e-resident」というIDカードを発行しております。このカードがあれば納税をすることもできますし、エストニアに会社を設立することができる、というものです。

 

この「e-resident」カードにエストニアはBitnationという会社と提携し、ブロックチェーン技術を取り入れるプログラムを開始したのです。

 

ブロックチェーンを取り入れることにより、「e-resident」を持つ外国人の情報がそのブロックチェーン上に書き留められます。つまり社会的な契約(婚姻・事業設立など)がどこかの国の証明の元成り立つのではなく、Bitnationの管理するブロックチェーンが証明してくれることになります。

 

このオープンソースプロトコルにより、国家という枠組みから外れた「正式な契約」ともいえる証明が誕生することになります。

 

 
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3 なぜエストニアはIT国家を目指すのか

 

何故IT国家をエストニアは目指すのでしょうか?

エストニアはヨーロッパの中に存在するとても小さな国です。もともとは国民の多くが電話すら使用したことのないITとは無縁の国でした。

 

そんな大国の近くにある小国が生きていくには資源量ではかなわないわけですから、「人」を集めて「人」の力でやっていく他なかったのです。

 

さらに小国であるが故に(人口が青森県と同等)IT技術などの最先端技術を取り入れるのは比較的たやすかったのもあります。大企業よりも小さな会社の方が変化を起こしやすいのと同じ原理です。

 

そんな歴史的な背景を持つエストニアは今や「ブロックチェーンと国家」という話題では無視できない存在になっているのです。

 

 

まとめ

 

エストニアとブロックチェーンの事を考えるといかに日本のブロックチェーンに対して意識をしていないかがうかがえます。

もちろん、日本は成熟した国家で先進国の一つですので無理してブロックチェーンを絡めていく必要はありません。

 

しかし、世界では既にブロックチェーンによる変革が起こり始めているのは確かな事です。もはや国家と人のかかわり方が以前のそれとは違う、より自由な考え方で生きてもいい時代はすぐそこまで来ているのではないでしょうか?

 

ご興味がございます方は調べてみると良いかと思われます。私の読んだ書籍の中では「WIREDvol.25」がオススメです。技術的な事ではなく、人間とブロックチェーンのかかわり方を中心に書かれております。(エストニアに関する記事も載っています。)

 

より、自由な世界は本当にすぐそこまで来ていると思います。

 

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