ブロックチェーンの「チェーン」の仕組みとは?

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ビットコインに興味を持ち、情報を収集していると必ず「ブロックチェーン」という言葉を目にするはずです。ブロックがチェーン状になってそれが銀行の台帳の役割をしている、、、ということは分かっていても「チェーン」状ってどういう事?と思われる方も多いと思います。今回はブロックチェーンの「チェーン」についてです。

 

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ブロックチェーンについて

 

ブロックチェーンは皆さんご存知の通り「ブロック」が「チェーン」状に繋がれて、そこにビットコインの取引が全て記載されて全世界に公開されている仮想通貨の「台帳」の役割を果たすものです。(ブロックチェーンの意味がイマイチ分からない方はこちら⇒ブロックチェーンとは

 

もちろん「物」として立方体の「ブロック」があって、それが「鎖」に繋がれているものではないという事は多くの方が分かっている事だと思います。ビットコインはネット上に存在する通貨ですのでそれらは全てデータで表されております。つまり「ブロック」も「チェーン」も「イメージ」ということをまずご理解ください。

 

「ブロック」は台帳のようなものですのでそこには「ビットコインの取引」が埋め込まれていき、10分毎に増えていきます。取引は「誰のビットコインがどのくらい、誰に送られた」というデータで示されます。ブロックは何となくイメージがつくかと思います。

 

では、「チェーン」とはどのようなものなのでしょうか?

 

「チェーン」とは

 

「チェーン」は一つ前のブロックのデータが次のブロックに使用されることにより「繋がれている」事の証明がなされます。

 

少し踏み込んで説明します。

「ブロック」には「ヘッダ(頭)」があるという事をまず覚えてください。「ヘッダ」というのはそのデータ群の一番最初の部分だと考えてOKです。全ての各ブロックにはヘッダがあります。そのヘッダには一つ前のブロックのヘッダを演算した数値が埋め込まれます。つまり、その数値は前のブロックとそのブロックがつながっている事の証明になるのです。

 

そのブロックの作成者はもちろん前のブロックとつながっている事はわかります。しかし、ブロックを作成した人以外の参加者はそのブロックが前のブロックとつながっているのかを確認する場合、そのブロックのヘッダを確認して一つ前のブロックヘッダを演算した数値が入っていれば「あ、このブロックはチェーンでつながれたブロックだ」と考えることができるのです。

 

ちなみにここで出てくる「演算」とは「ハッシュ」と呼ばれる演算方法です。ハッシュ関数はビットコインにおいてかなり重要な意味を持つものです。ブロックチェーンはもちろんのこと、ハッシュ関数もビットコインにおいて無くてはならない技術です。簡単に説明すると「一方通行の計算」です。ある値をハッシュ化するとある値が出ます。しかしその出てきた値から元の値に戻すことはできませんし、推測も事実上不可能です。(こちらでも簡単にご説明させていただいております⇒ハッシュ関数って何?

 

前のブロックヘッダをハッシュ化して(厳密には二回ハッシュ化します)出てきた値を次のブロックに埋め込む。それがブロックを作成するごとに繰り返されるので、ブロックがチェーン状につながり、皆さん大注目の「ブロックチェーン」になっていくのです。

 

また、ブロックチェーンの起源でもあるgenesisブロック(詳しくはこちら⇒ブロックチェーンの始まり「genesisブロック」とは)にもこのブロックハッシュ値は存在します。ハッシュ値はただの文字列ですが、興味のある方はどのようなものか調べてみても面白いかもしれません。

ちなみにgenesisブロックのブロックハッシュ値は000000000019d6689c085ae165831e934ff763ae46a2a6c172b3f1b60a8ce26fです。(本当にただの文字列ですね笑)

 

まとめ

 

少し初心者の方には踏み込んだ内容になってしまいましたが、少しでもビットコインのブロックチェーンの知識を増やしていただけたらと思います。と、いうのも一般的に「ブロックチェーンが凄い!」という話を聞くことがあるかもしれませんが、ビットコインがこれだけ世の中に広まっているのは単に「ブロックチェーンを採用しているから」だけではありません。ブロックチェーン単体では正直そこまで世の中を変える力はありません。ブロックチェーンはもちろんのこと、その他の独自システム(プルーフオブワーク⇒プルーフ・オブ・ワークとはやマイニング⇒初心者も分かるビットコインのマイニングとは)によりビットコインの安全性は保たれているのです。

 

このような事を知っているだけで「仮想通貨が儲かる!」と言って詐欺にひっかかったり下手に損をする事が少なくなるはずです。(仮想通貨の危険性について⇒仮想通貨の危険性について

 

ただ、単に「怪しい」というイメージのままビットコインやその他仮想通貨を遠ざけてしまうのはあまりにもったいないとも思います!ですのでとにかく大切なのはまず知識をつける事です!積極的な情報収集を心掛け、最新技術の恩恵を存分に受けましょう!!

 

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