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ビットコインは投資商品ではなくもともとは「決済システム」として作られたものです。もちろん投資も可能ですが(投機という方もいますが)ビットコイン本来の機能である「決済」、送金・受け取りを行う為に必要な最低限の知識をここで簡単にご説明させていただきます!
最低限必要な知識
ビットコインの送受金を行うに当たって、最低限あった方がいいと思われる知識をまとめました。これはあくまで最低限です。というのもビットコイン取引は(どんな取引もそうですが)多額になればリスクは必然と高まります。ですので今回はビットコインで日常品を購入する金額ぐらいを想定して最低限必要な知識をご説明させていただきます。
~必要な知識~
・ビットコインアドレス
・公開鍵と秘密鍵
・取引所、ウォレット各種の違い
・承認について
これらについて以下、技術的な事ではなく利用するに当たっての解説をしていきます。
ビットコインアドレス
ビットコインアドレスはビットコインの「口座」です。「口座」ですので送金の際は相手のビットコインアドレスを指定する事、や受け取りの際は自分のビットコインアドレスを相手に教える事でビットコインは送受金することが可能になります。
ですのでビットコインアドレスは誰に教えても大丈夫です。ビットコインアドレスだけではあなたの個人情報に行きつくことは基本的にはありません。しかし、ビットコインは「ブロックチェーン」という取引履歴を全世界に公開するシステム(※ビットコインのブロックチェーンが世界的に公開するシステムを採用。ブロックチェーンが必ずしも世界的に公開されているわけではありません。)を採用しているのであなたのビットコインアドレスがいくら受け取り、いくら送金したかは履歴が公開されてしまいます。
ですので特定のビットコインアドレスがいくら今保有しているかは分かります。この理由からあまり長い間同じビットコインアドレスを利用していると攻撃の対象になりかねないので推奨されるのは「毎取引ビットコインアドレスを変えること」です。(※ビットコインアドレスは無限に作成することが可能と言われております。参考:ビットコインアドレスは無限に作成できるのか? – とってもやさしいビットコイン)
ちなみにビットコインアドレスはこちらのような文字列からなります。(QRコードで表示される場合もあります)
ビットコインアドレス「14PkWAsTs8Lr8uT9N8DPNnGBsypLveXWex」
公開鍵と秘密鍵
次は「公開鍵」と「秘密鍵」です。これについて簡単な説明はこちらでもしております。⇒ビットコインの公開鍵と秘密鍵とは? – とってもやさしいビットコイン
こちらの二つはビットコインアドレスには必ず対になって存在します。(というよりも少し詳しく言うと「秘密鍵」から「公開鍵」は作成され、「公開鍵」から「ビットコインアドレス」は作成されます。)ですのであなたがもしビットコインアドレスを保有していればこれらも確実に存在するのです。
ここで大切なのは「秘密鍵」です。「公開鍵」については目にすることすらない可能性が大きいので大事な「秘密鍵」について説明をします。
「秘密鍵」というのはあなたの保有しているビットコインそのものです。というのも秘密鍵さえ分かってしまえばあなたのビットコインを盗むことは容易くできてしまうからです。「秘密鍵」=「保有ビットコイン」と覚えておきましょう。しかし、ビットコイン保有者の中にも「秘密鍵」を見たことが無い、という方もいると思います。これには理由があります。
ビットコインを保有する方法は大きく分けて2つあります。(ここで説明するのは今回初心者の方向けの送受金方法に関連したものです。保有の方法が2つ、と言っていますが色々なビットコイン保有方法はあり、そのタイプは様々です。あくまでもここでの説明の為の2つの分け方だということを認識していただけるといいと思います)
保有方法は
・「秘密鍵」を自身で管理
・「秘密鍵」を運営で管理
です。前者のタイプであれば秘密鍵を紙などに記録することで安全に管理します。後者のタイプであれば運営が作成したサービスにログインするためのパスワードを記録しておくことでビットコインを管理します。
もちろん他者管理によるリスクを減らしたければ前者ですが、自身で管理するのも紛失リスクなどがありますのでそれらを加味して選択するのが良いでしょう。しかし、ビットコインはまだ世に出てきてそこまで時間の経っていないものですので運営のサービスがサーバーダウンしてしまったりストップしてしまったりするリスクを考えると多額のビットコインは秘密鍵を運営で管理する保管方法は避けるべきでしょう。
秘密鍵はこのような文字列です。(未使用ウォレットの秘密鍵です)
「L27qjtQXonr7k7uEquP2NVkxvifVCoVbJcjd1sVdeZFR4boNKh2f」
取引所、ウォレット各種の違い
ビットコインをひとえに「保有している」と言ってもその保有の仕方はそれぞれであると思います。取引所に入っていたりウォレットに入っていたり、そしてウォレットと言っても色々なものがあります。
ここでは先ほど申しました2つの「保有」分類で説明をします。
・「秘密鍵」を自身で管理
・「秘密鍵」を運営で管理
の2つです。
・「秘密鍵」を自身で管理
これはウォレットの中でもペーパーウォレットやハードウェア型のウォレットなどが該当します。(これ以外にもあります)このようなウォレットは資金を移動したりももちろん可能ですがどちらかと言えば「保管」をするのに向いています。
・「秘密鍵」を運営で管理
こちらは取引所やウェブウォレットなどが該当します。取引所はその名の通り取引をする場所ですがもちろんウォレットに資金を移動したりもできます。ウェブウォレット(取引所もそうですが)は秘密鍵を運営に預けることで取引データの作成を運営にやってもらえるので簡単に決済ができます。ですので小さな金額の取引には適していると言えるでしょう。
承認について
最後に「承認」についてです。詳しくはここでは書きませんが、ビットコインはシステム上基本的に最低でも10分は送受金に時間がかかります。この「10分」というのはビットコインの送受金が「承認」されるまでの時間です。
「承認」とは簡単に言えばビットコイン取引が皆に認められることで、例えばあなたがビットコインを送金した時点では「未承認」の状態になります。(「未承認」であってもビットコインの送金取り消しは原則できません)
「承認」されてはじめてビットコインの送受金は終了するという事を覚えておくことでビットコイン取引のトラブルは減少するでしょう。
(承認についてはこちら⇒ビットコインの「承認」は6段階? – とってもやさしいビットコイン)
まとめ
以上がビットコイン送受金の為の最低限の知識です。多額のビットコイン送受金を行う上でリスクを減らしたい場合は更に少し深く仕組みについて知ると良いでしょう。ビットコインのリスクを減らすには何はともあれ知識をつけることが一番です。どんどんと情報を収集してより便利にビットコインを利用していきましょう!!
仕組みについてはこちらもどうぞ
ビットコインの仕組み紹介ページ – とってもやさしいビットコイン
送受金の仕組み
<仕組み>初心者にもわかるビットコイン送金から受取まで – とってもやさしいビットコイン
ビットコインって何?という方はこちら!
ビットコイン初心者専用ページ – とってもやさしいビットコイン
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