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ビットコインについて調べていると「BIP〇〇〇」(〇は数字)という言葉をたまに見かける事があると思います。初心者にとってはこのような訳の分からない用語を目にしてしまう事が勉強の意欲を削ぐ一因になってしまう事があります。今回は「BIPとは何か」分かりやすく解説をしていきたいと思います。
BIPとは
BIPとは何か。まず、その略から解説をしていきます。
BIP=「bitcoin improvement proposals」の略です。直訳すると「ビットコインの改善(improvement)提案(proposals)」となります。つまりビットコインシステムを改善する為に提出される案の事を総称してBIPと言います。
BIP〇〇〇というのはそのビットコインシステム改善提案の番号で、その番号がどのような提案を指しているものなのかが一目で分かるようになっております。中には提案、というよりもビットコインシステムの決まり事を表しているものもあります。
例えばBIP100…ビットコインブロックチェーンの容量を定めたもの。つまり標準(厳密には過去のものとなっている)。それに対しBIP101…ブロックサイズを変更するのはどうか、というもの。つまり提案。
このように、BIPの中には「標準」となっているものもあればその名の通り「提案」になっているものもあるのです。
誰が作成しているのか
さて、BIPがどのようなものか分かったところで、次はこれを「誰が作成しているのか」についてです。これを作成しているのはビットコインコア開発者などのビットコインコミュニティーのメンバーです。
BIPとして認められるのはどのような提案でもいいわけでは無く、一定の有用な提案のみがまずBIPとして上げられることになります。まず、ビットコインの課題改善の為に使えるかどうかが議論され、BIPになり、その上でそれが現実的か、や本当に課題が解決されるかなどが更にまた議論されます。
議論以外にも実際にそれをシステムに取り入れてみる等の実験のようなものも行われることになります。BIP=改善提案とは言っても単なるアイデアではなく、実際問題としてビットコインシステムの改善につながるのか、という厳しい目が向けられるのです。
BIPが使われるには
実際にBIPが利用されるにはビットコインコア開発者が承認をし、さらにかなり高い数字での多数決の賛成票が求められます。ビットコインは中央集権的なシステムではないので自由度が高い代わりに意思決定の難しさがビットコインシステムの改善に時間がかかってしまうことも問題視されています。
これは中央集権がいいか、分散型がいいか、という単純な判断ができない事も表しておりどちらにもメリットデメリットはあるという事が議論されます。BIPのようになかなか標準化されないシステムもあればイーサリアムのシステム改善はかなり早く行われます。
システム改善、ハードフォークなどにより利用者はその都度変更が求められるので戸惑う反面、攻撃者やシステム障害に対しては柔軟に対応できるというメリットも存在します。初心者の方にとってはここまで調べる事が困難であるかもしれませんが、利用目的であれ投資目的であれこの程度の知識は持っておいて損はないと思います。
まとめ
実際ビットコインを取引所で購入したりウォレットで取引するだけだとあまりビットコインシステムの事に目が向かないかもしれませんが実際システムはとても重要です。株式で言うなら企業の事を良く知らずに株を売買しているようなものです。
もちろんそれでいいという方もいらっしゃるとは思いますが、特に初心者でリスクを減らしたいと考えている方はシステムや仕組みについても知識量を豊富にすることがリスク軽減に役立つと思います!是非学んでいかれることをオススメします!単純に面白いと感じる事もできると思います!
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