本ページはプロモーションが含まれています
ビットコインのシステムは「ゼロダウンタイム」と言われます。金融決済システムで「ゼロダウンタイム」というのはとても重要な事です。ゼロダウンタイムとは何か、分かりやすく解説をしていきたいと思います。
ゼロダウンタイムとは
ゼロダウンタイムという言葉の意味についてです。
まず、
「ダウンタイム」
とは
「システムやサービスなどが停止している時間を指」します。(ダウンタイムとは|down time : 意味/定義 – IT用語辞典より)
そのダウンタイムが「ゼロ」という事なので
「システムやサービスなどが停止している時間がゼロ」=「システムやサービスが停止しない」
のが「ゼロダウンタイム」という事になります。ビットコインはご存知の通り24時間365日送金できますし取引可能です。つまりゼロダウンタイムのサービスという訳です。
完全にゼロダウンタイムのサービスはほとんど見かけません。レンタルサーバーを利用している方や、何かしらのインターネットサービスを利用されている時「〇日〇時より〇時間メンテナンスの為サーバーを停止します」などの予告を見かけたことは無いでしょうか?
これがダウンタイムの一種です。(ダウンタイムはサーバー負荷で急に落ちてしまう現象も、自発的にメンテナンスで利用停止させられる場合も含みます)もちろんメンテナンスなどは深夜帯など利用者が最も少ない時間帯に行われるのが一般的なのでそこまで気にならないかもしれません。
ゼロダウンタイムのビットコイン
ビットコインは2009年からゼロダウンタイムは続いております。これは金融業界でも画期的な事です。なぜビットコインにはダウンタイムというものが無いのか、これは「ブロックチェーン」という技術が大きく関わっております。
ブロックチェーンを用いたシステムでは「サーバー」という中央管理が存在しません。サーバーは基本的に全ての情報を管理します。ですのでサーバーが攻撃を受けてしまった場合はサービスは停止せざるを得ません。
そうならないようにセキュリティを強化します。また、サーバーの処理能力は有限です。一度に多くのアクセスが集中してしまうことによりサーバーの処理能力を超えてしまって「サーバーが落ちる」状態になってしまう事があります。Webサイトであればページが見れなくなったりします。この「サーバーが落ちる状態」は一度は見たことがあるのではないでしょうか?
このように基本的にサーバーを利用したインターネットサービスにおいてゼロダウンタイムはなかなか実現しません。しかし、特に金融部門などではもし「ゼロダウンタイム」が成功したとしたらグローバルな世の中にとっては、いつでも資金決済ができる事等のメリットが沢山出てきます。
ビットコインはブロックチェーンというP2Pネットワーク技術を応用したテクノロジーを利用することで「ゼロダウンタイム」を実現しました。
P2Pネットワークとブロックチェーンの関係についてはこちらをご覧ください⇒P2Pネットワークとブロックチェーン
スポンサー
ゼロダウンタイムとブロックチェーン
なぜブロックチェーンではゼロダウンタイムが実現するのか、という事です。これを知るためにはブロックチェーンの簡単な仕組みが分かっていなければいけません。ブロックチェーンについてはこちらの記事ブロックチェーンとはで簡単な説明をしております。
ブロックチェーンを利用したビットコインはサーバーを介さずに参加者同士で情報を共有し合うネットワークを形成しております。(イメージは下図)それぞれの参加者が「ブロックチェーン」という台帳を保存しているので同じ情報を参加者それぞれが持っております。つまりサーバーのように一つの場所に情報が集中している状態ではなくなります。ですので例えば下図の〇部分(ネットワークに参加をしている端末)
のどれか一つが攻撃を受け、情報を喪失したとしても他の〇(他の端末)が情報を持っているので復旧後また情報を受け取る事で元通りネットワークに参加をすることができます。
このように心臓部分ともいえるべき場所が分散されています。ビットコインネットワークの参加者は世界中に散らばっているので世界が滅亡しない限りビットコインのブロックチェーンを保存した端末がこの世から消える事は基本的には無いのです。
常に全体がブロックチェーンを更新し続け、どこかが壊されても隣り合う参加者から情報を受け取り復元される。この連鎖によりビットコインはゼロダウンタイムが成り立っております。
その結果、24時間365日、世界中に貨幣を送信することができるようになるのです。
まとめ
ビットコインブロックチェーンがゼロダウンタイムを生み出す仕組みをご説明させていただきました。ゼロダウンタイムの決済システムは意識するととても重要な意味を持っている事が分かります。このようなブロックチェーンの仕組みを応用して様々な場面で応用できないか研究がされているのです。
スポンサー