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仮想通貨には様々な種類があります。多くの仮想通貨がありすぎて初心者の方にはどこがどう違うのか分かりにくいでしょう。今回はライトコイン(Lite coin)という仮想通貨について分かりやすく解説をしていきたいと思います!
ライトコインとは
ライトコインは仮想通貨の中の一つです。仮想通貨はビットコインを始め数百種類、千種類以上あると言われております。仮想通貨は様々な特徴を一つ一つ持っていてその特徴はどれも異なります。
ライトコインは「決済用」の仮想通貨です。イーサリアムなどのように「記録」(簡単に言うと)を主な機能としたものではなくビットコインと同様で、取引の際お金の代わりに利用される目的で2011年に作成されました。(イーサリアムとは)
また、オープンな仮想通貨で管理する団体や組織はありません。こちらもビットコインと同様に不特定多数の「マイナー」がいてその参加者がライトコインのブロックチェーンを作成していきます。仕様変更も参加者の同意によって行われるために政府など中央管理の意向に左右されない貨幣であると言えます。
ライトコインの時価総額は現在(2017.9.16.)第5位です。時価総額は約3000億円です。ビットコインは7兆円を超えておりますのでビットコインに比べればまだまだですが今後伸びる可能性も充分考えられる仮想通貨です。(時価総額の確認はこちら⇒ビットコインの時価総額を見てみよう!)
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ライトコインとビットコイン
ライトコインはビットコインと同様に「決済用」に作成された仮想通貨ですが、ビットコインとは想定される利用方法が異なっています。
ビットコインとの違いで最も分かりやすいのは「トランザクションの確認時間」です。「トランザクション」とは簡単に言えば「取引」の事で「トランザクションの確認時間」とは「取引が完了するまでの時間」と言い換える事ができます。
ビットコインは取引がブロックチェーン(取引台帳のようなもの)に記録されるまでに約10分かかるように作成されております。ブロックチェーンに記録されなければその取引は「成立した」とは言えません。このブロックチェーンに記録されるまでの時間がライトコインでは「2.5分」とされております。
ビットコインよりもライトコインの方が早く取引が完了される設計になっている為に素早い取引を望む方にはライトコインが適していると言えます。
ここだけを聞くとライトコインがビットコインよりも優れていると思いがちです。しかしビットコインの取引確認時間が10分なのはセキュリティの問題がある為に設定されています。ですのでライトコインのセキュリティレベルが充分なものかどうか疑問視する声もあり、ここの辺りはライトコインを保有する上ではしっかりと調べそして情報を常に収集する必要があります。(なぜビットコイン取引は10分かかるか)
また、ライトコインは総発行量が8400万枚と定められております。ビットコインは2100万枚ですので約4倍の発行量となります。「取引の確認時間」=「ブロック生成時間」なので取引の確認時間がビットコインに比べて4倍速であるライトコインは4倍の枚数新規コインを発行できます。(ブロックが生成される=新規コインが発行される、の為。詳しくは⇒新規ビットコイン発行の仕組み)
ですのでビットコインと同等のインフレ率を持った仮想通貨であると言えるでしょう。
ビットコイン | ライトコイン | |
---|---|---|
決済 | 主な用途 | 決済 |
BTC | 通貨単位 | LTC |
2009年1月 | 開始年月 | 2011年10月 |
不在 | 管理者 | 不在 |
ビットコインコア | 開発 | 有志 |
PoW | ブロック作成 | PoW |
約10分 | ブロック作成時間 | 約2.5分 |
2100万BTC | 総発行量 | 8400万LTC |
ライトコインの開発
ライトコインはビットコインのソースコードが元になっています。ソースコードとは設計書のようなものです。
その為にビットコインと同じようなシステムになっております。
ライトコインは開発者がビットコインに比べて薄く、専門の開発者が不在でしたが2017年に入り幾人かの開発者がライトコイン開発にフルタイムで取り組む等の発表を受けて期待感は高まりつつあります。現在ではチャーリー・リー氏(Charlie Lee (@SatoshiLite) | Twitter)等の開発者が開発をしております。
またビットコインに先駆けて「Segwit」が実装された事でも話題になりました。Segwitは取引処理能力を向上するものでビットコインで臨まれていた実装は既にライトコインでも実現しております。
ライトコインのマイニング
ライトコインでは開発当初マイニングの集中化が進むビットコインに対し集中化を防ぐようなシステムが採用されました。特に「ASIC」という専用機器を利用したマイニングを防ごうとの努力がなされました。(開発当初は「ASIC」の一世代前の「GPU」という専用機器利用を防ごうとしました。)
しかしライトコインの採用した「scrypt」というシステムは「GPU」「ASIC」共に開発を許してしまい、今日ではマイニングの集中化が進んでおります。(参考:ビットコインマイニングの簡単な歴史「CPU~ASICまで」)
ライトコイン取り扱い国内取引所
国内でもライトコインを取り扱う取引所は存在します。
bitbank.cc(購入方法はこちら)
にて取り扱いをしております。
ライトコインウォレット
ライトコインでも様々なウォレットが開発されており、安全に保管したり簡単に決済をする方法があります。
<モバイルウォレット>
coincheckウォレットアプリ
LoafWallet
<ペーパーウォレット>
liteaddress.org(利用方法はこちら)
<ハードウェアウォレット>
TREZOR
自身の用途に合ったウォレットを選びましょう。
まとめ
ライトコインはビットコインを補完する仮想通貨であると言われます。数ある仮想通貨の中では知名度も高く、国内取引所でも取り扱いのある今後が期待される仮想通貨です。もちろん取引に際し損失が生じる場合がありますので売買を行う際はしっかりと情報を収集し、余裕資金で行うようにしましょう。
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ライトコイン取り扱い取引所coincheck↓
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ライトコインの時価総額は約800億円です。
700万円ではないので、修正をお勧めします。
>kengo様
ご指摘いただき有難うございます!申し訳ございません。修正させていただきました!
いつも有益な情報をありがとうございます。
アルトコインの中で、NEM(XEM)の評価が高いようですが、いかが評価されますか?
また、NEM(XEM)を保有するにあたって、安全なウォレットを探していますが、おすすめはありますでしょうか?できれば、ビットコインのペーパーウォレットが作成できるサイトがあるように、NEM(XEM)のペーパーウォレットが作成できるサイトがあれば嬉しいのですが。よろしくお願いいたします。
>田舎の初心者様
コメントいただき有難うございます!
NEM、評価が高いですよね。私は期待している仮想通貨のうちの一つ、という評価です。まともな(まともじゃない仮想通貨が多いので笑)仮想通貨だと思います。価格も期待できますし(←もちろん分かりませんが)世の中の利便性を高める仮想通貨として注目される可能性は高いと考えております。特に私はプルーフオブインポータンスの理念がどこまで人々に受け入れられるかに注目しております。考え方がまるまるビットコインと異なっているのでそこが面白いです。この評価方法は投資とはあまり関係ないですが。
ペーパーウォレットですが簡単なものであればhttps://tomotomo9696.xyz/nemprivkeygen.htmlはいかがでしょうか?検索にひっかかるのでご存知かもしれませんが… これは別に怪しいサイトではないので使えると思います。詳しい方であればhttps://forum.nem.io/t/voucher-paper-wallet-generator/2998もいいかもしれません!
ご参考になれば幸いです。
2つとも初めて知りました。まさにこういうのを探していました!ありがとうございます。
あと、もう1点質問ですが、ビットコインのペーパーウォレットの残高は、ビットフライヤーのアカウント検索機能とかcopayとかで確認できると思いますが、NEMのペーパーウォレットの残高を確認する方法とペーパーウォレットからNEMを取り出す方法について、ご教授いただけますでしょうか?よろしくお願いいたします。
>田舎の初心者様
ご参考になれたようで嬉しいです!
NEMのウォレットアプリからペーパーウォレットの残高を確認することができます。iOSでもAndroidでも対応しております。おそらくアプリストアで「NEM」と検索すれば出てくると思います。(アプリ名は「NEM Wallet」)
そこから新規アカウント作成でQRコード読み取りorプライベートキー入力でペーパーウォレット内にあるNEM(XEM)の残高を確認することができます!試してみてください!
ありがとうございます。
さっそく、アンドロイドにNEM walletをインストールして、プライベートキー入力してみたら、ペーパーウォレットの残高を確認できました。ついでに、これをそのままNEM walletのアカウントにして使用しようかと思います。(来るべきNEM時代に先駆けて(笑))
いつも役立つ情報を教えてくださり感謝感謝です。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
追伸)
いつも役立つ情報を頂いているので、お返しと言っては何ですが、暗号通貨とは直接関係しませんが、最近読んで興味深かった本を紹介します。(もしかしたら既にご存知かもしれませんが)
『粘菌 偉大なる単細胞が人類を救う』 (文春新書) 中垣 俊之(著)
→自律分散型ネットワークについて、粘菌を使った研究です。「知能とは」「心理学と物理学」「複雑系」などに著者の考察が広がります。自律分散型ネットワークは、組み合わせ最適化問題とか、柔軟性とか、安全性を担保するには重要な考えだと思いました。暗号通貨と通じるものがあります。
『現代アート、超入門!』 (集英社新書 484F) 藤田 令伊(著)
→理解困難な現代アートについて、とても分かりやすく解説してくれます。「価値とは何か」について考えるヒントを与えてくれるような気がします。現代アートが「何がアートか」の議論から「いつアートか」へ代わったという著者の言葉が面白いと思いました。応用して、「暗号通貨に価値を持たせる人間の認知など」について私は考える材料にしてみました。
では、これからもよろしくお願いいたします。
>田舎の初心者様
有難うございます!とても面白そうな本です!是非読ませていただきたいと思います!コメントを頂けてとても励みになりました。今後とも宜しくお願い致します!