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ビットコインは通貨として現在認識をされておりますが「ビットコイン」というモノはこの世に存在しません。法定通貨は硬貨や紙幣で手に取ることができますがビットコインは手に取る事ができません。しかし、手に取れないビットコインだからこそ、データが残るビットコインだからこそ「特別なコイン」が存在する事になるのです。
ビットコインの仕組みが特別を生む
ビットコインは現金のように紙幣や硬貨という形ではなくデータで人から人へと渡っていきます。データでAアドレスからBアドレスへ、BアドレスからCアドレスへとブロックチェーンに書き込まれることによって「現在Cアドレスにビットコインがある状態」を示します。
このように示される事でCアドレス保有者はそのアドレスに紐づいたビットコインを使用する事ができるようになります。
ここで、現金と違うのはCアドレスにあるビットコインのデータをたどっていけばそれまでどのアドレスを経由してビットコインがCアドレスまで届いたのかを確認できる事です。
紙幣には識別番号(通し番号)があるのでその現金がいつ作られたか等の情報を得る事はできますがそれがどのような経緯で手元に来たのかを確認する事はできません。データで繋がれたビットコイン、しかも世界中に公開されるブロックチェーンはいつでもすぐに手元に届いたビットコインの経緯を知る事ができます。
Cアドレス保有者は「このビットコインはAアドレスが最初に保有し、Bアドレスに渡って自分のところへ届いたのか」と知る事ができるのです。もちろんこれだけではAアドレスという「ビットコインアドレス」という識別番号しか分かりませんのでAアドレス保有者がどのような人物かまでは分かりません。しかし経由した識別番号だけは永久に残る事になります。
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特別なビットコイン
そうなるとこのアドレスがもしも特別なアドレスで、所有者や意味が分かればそのビットコインは特別ビットコインへと変化します。
例えばビットコインが作られる元となったブロックチェーンの一番最初の識別番号が持っているビットコインをたどっていくと出てくる事があります。最古のビットコインの可能性があります。これは法定通貨の硬貨に刻まれた「〇〇年」という文字に価値が出るのに似ています。(参考:ブロックチェーンの始まり「genesisブロック」とは)
〇〇年に作られた硬貨は数が限られている為マニアの間では需要が出ます。こんなことが最古のビットコインに起こり得るかもしれません。
また、人気スポーツ選手の公開するビットコインアドレスがあなたの持っているビットコインをたどっていくと出てくるかもしれません。大好きなスポーツ選手が一度保有したビットコインはそれだけで価値があります。
このような現象が起こるかどうかは分かりませんがこれは通貨としては面白い仕組みです。今までの法定通貨には無かった付加価値のつけ方があるかもしれません。
特別なビットコインであるがゆえのリスク
しかし、そんな付加価値のつく可能性のあるビットコインにはリスクもあります。もしかしたらあなたの保有するビットコインが過去に犯罪に使用されたビットコインかもしれません。
「Zアドレス」を利用して他人から犯罪者が盗んだビットコイン。その犯罪者が逮捕され、警察がZアドレスに一度入ったビットコインを押収しだしたらあなたのビットコインのところまで辿り着くのは容易い事です。
この「犯罪に利用されたビットコイン」はビットコインの持つ透明性が故に起こり得るビットコインの課題と言えるでしょう。もちろん現在では法律でも押収される可能性は低いです。しかし、無いとも限りません。
まとめ
ビットコインは通貨ですが現在使用される法定通貨とは根本的に仕組みが異なります。「通貨」と聞いて同じイメージでいる事は機会損失を生み出しますしリスクを伴います。ビットコインを学ぶ際は今までの常識を疑うのが良いでしょう。
また、このような仕組みを知る事は仮想通貨を学ぶ事をよりエキサイティングにしてくれます。様々な仕組みをしり、深くまでビットコイン・仮想通貨の知識をつけて新通貨ライフを楽しみましょう!
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