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ビットコインは「デジタルゴールド」とも言われ、性質が金(ゴールド)に似ているので「安全資産」という見方があります。
ビットコインは安全資産としての機能を果たせるのか、どのような性質がそうさせ得るのか、最近のビットコイン価格高騰の原因も交えて初心者の方にも分かりやすく解説をしていきます。
ビットコインの価格
ビットコインは「発行量が決められている」「採掘によってのみ発行可能」という性質などからしばしば金(ゴールド)と比較をされます。当サイトでもこちらの記事ビットコインと「金(GOLD)」で相違点をまとめておりますので是非ご参考にしていただければと思います。
2017年8月に入りビットコインの価格は対円で約30万円から約45万円にまで高騰しました。(2017年8月14日現在)
要因はいくつか考えられますが、分裂問題の報道で注目を集めたことは一つの要因として考えられるとこちらの記事ビットコイン高騰で仮想通貨はこのまま突っ走るかでも述べました。
しかし、ジャパンマネーが流入している事等も要因として考えられており、ビットコインが分裂問題等のシステムに対しての課題をクリアするごとに「安全資産」として見られる動きもあります。
実際、2016年のイギリスEU離脱問題の際もビットコイン価格は上がっており世界情勢の不安とビットコインの価格(需要)上昇は関係が無いとは言えません。世界共通の通貨であるビットコインをこのような観点で見てみる事も初心者の方にとっては参考になるかと思います。
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ビットコインは安全資産か
ビットコインが安全資産と言われるのは先ほど挙げた「発行量が決められている」「採掘によってのみ発行可能」という特性が関係しております。
ビットコインの「採掘」は「マイニング」と呼ばれ、誰でも行う事は可能ですが行うにあたっては設備費や電気代等のコストがかかります。それらのコストが価値の源泉となっており、更に発行数が2100万BTC(ビットコインの単位)と定められているので価値が落ちにくい性質を持ちます。
ビットコインに需要がある以上は採掘コストが基準となり採掘者はコスト以上の価格で販売するので限られた数量の中では「採掘」と「発行上限」という制約から価格は落ちにくいとされます。この辺りは金(ゴールド)と同じような性質です。
更に金(ゴールド)のように世界中どこでも取引可能なので(ある国では無価値、という事が起きにくい)自国の経済情勢が不安だったりする時や、長期的に資産を保管しておきたい場合に向いているとされ、そのような理由で「安全資産」と目されます。
一部報道では「米国と北朝鮮の対立」でビットコインに資本が流入しているとの見解もされております。(参照:https://www.cryptocoinsnews.com/u-s-north-korea-tension-drives-investors-to-cryptocurrencies-to-diversify-risk/)
しかし、ビットコインはシステムが確立されている訳ではありません。分裂騒動でも露呈したように仕様変更は行う事ができるのでそこは金(ゴールド)のように考えるのは危険です。もちろん「改善」をする事が出来るのはビットコインのメリットですが永遠の輝き(と考えられている)を放つゴールドとは長期で見ればリスクは高いでしょう。
ビットコイン=ゴールド、アルトコイン=?
ビットコインがデジタルゴールド、安全資産として見られるとするのであればアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)は面白い需要が発生します。
現在はビットコイン決済が導入される等の「通貨としてのビットコイン」が注目されつつあるので安全資産となり、人々があまり手放さなくなったとしたらアルトコインの中で「決済」分野で輝きを出す通貨が出てくるかもしれません。
ビットコインブロックチェーン(取引台帳)から生まれた「公証(ブロックチェーンに載せる証明、のようなイメージ)」はビットコイン以外で行うもの、という認識が高まりサービス開発が進められるかもしれません。
ビットコインを基軸とした仮想通貨やブロックチェーンの経済、つまりトークンエコノミーの実現が加速する可能性もあります。
まとめ
ビットコインが「安全資産」になり得るかどうかは未知ですが、このように世界情勢と価格の比較等から今後の金融システム、社会システムを考察するきっかけになります。初心者の方は最初は「投資」という入りだったとしても様々な角度から仮想通貨を考察する事でビジネス、生活を変えるきっかけになる可能性がありますので是非情報を収集していただければと思います。
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