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仮想通貨には「時価総額」というものが存在します。
しばしば仮想通貨を比較する際に「どちらの時価総額が上か」という見方がされますのでこの時価総額について正しく理解をする事は仮想通貨を知る上でとても参考になります。
仮想通貨の時価総額とは
仮想通貨の時価総額とは「通貨発行量×市場価格」で算出される評価指標です。仮想通貨は市場で売買される価格が365日24時間変動するので仮想通貨の時価総額は更新され続けます。
仮想通貨には複数種類があり、一般的には「時価総額が大きい=信用度・注目度が高い」と思われます。特に投資の際には参考にされる事が多くあります。
例えば時価総額のランキング上位仮想通貨は以下のようになります。(2017年9月20日時点)
通貨名 | 時価総額 | 市場価格 | 発行量 | |
---|---|---|---|---|
1位 | ビットコイン | 約7兆円 | 約43万円 | 約1600万BTC |
2位 | イーサリアム | 約3兆円 | 約3万円 | 約9500万ETH |
3位 | ビットコインキャッシュ | 約9000億円 | 約5.5万円 | 約1600万BCH |
4位 | リップル | 約8000億円 | 約20円 | 約380億XRP |
5位 | ライトコイン | 約3000億円 | 約6千円 | 約5300万LTC |
※https://coinmarketcap.com/#JPYより
このように仮想通貨の時価総額は比較する事ができ、今どの仮想通貨にどのくらい資金が入っているのかを確認する事ができます。
ちなみに2016年時点の日本円の総額は約106兆円です。
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時価総額を正しく理解する
時価総額は仮想通貨を比較する際の一つの指標になりますが、時価総額というものを正しく理解する事で仮想通貨を正しく比較する事が可能になります。
発行量の違い
仮想通貨の多くは発行が徐々にされていきます。あくまで時価総額は「現在の」総額ですので全ての仮想通貨が発行された時にはどのような値になっているか分かりません。
また、2009年からビットコインは発行され始めましたがイーサリアムは2014年から発行されています。このような期間の違いは時価総額だけを比較しても必ずしもその仮想通貨の力を表しているものではない事が分かります。
失われた通貨の違い
実際に存在している通貨がどれだけのあるのかは時価総額では図る事はできません。ビットコインは「秘密鍵」を呼ばれる暗号が無ければやり取りをする事ができませんが、既に秘密鍵を失ったビットコインが多数存在する可能性があります。
秘密鍵が失われた仮想通貨は消滅してしまったものと同様なのでその数がそれだけあるのかは示しておりません。また、仮想通貨の中では消滅する仕組みのある通貨もあり、発行量が減る事もあります。
発行方法や管理の違い
ビットコインでは発行に「マイニング」という方法が用いられ、それには設備と電気代が必ずかかります。このように「資源」が必要となるものもあれば管理主体が独自に発行をする事が可能なものもあります。
管理者が発行できるものと資源が必要なものでは総額を変動させる要因が異なります。また、発行後に全てが流通するものと管理者が保管するものがあり、それらは市場価格の形成に関わります。
管理者が一定数保有する仮想通貨は一気に売りに出された場合、市場価値は暴落しますし、全てが流通に回っているものは暴落時の調整が効かない等のデメリットがあります。このような発行方法や管理の違いがあるのであくまで時価総額は一つの指標だという事が分かります。
仮想通貨の時価総額はどのくらいか
例えば日本円の総額は2016年時点で約106兆円です。
国内株式で例えると
1位はトヨタで21兆円。
ビットコインに近い時価総額はKDDIです。
国内株式の中に入ればビットコインは第9位に位置し、日本郵政の一つ上になります。
イーサリアムは43位に位置します。
(参照:https://www.nikkei.com/markets/ranking/page/?bd=caphigh)
時価総額を確認できるサイト
以下のサイトで仮想通貨の時価総額は確認する事ができます。
CryptoCurrency Market Capitalizations
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