ビットコインプラチナとは <受け取り・いつ・取引所・注意点>

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2017年12月12日に予定されていたビットコインプラチナのハードフォークが12月20日に延期されました。ビットコインプラチナに関してはよく分からない事も多いですが、混乱をしてしまわないように初心者の方にも分かりやすく解説をしていきます。

 

 

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ビットコインプラチナとは

ビットコインプラチナ(Bitcoin Plutinum/BTP)はビットコインからハードフォークする事によって誕生する新たな仮想通貨です。

ビットコインの仕様を元に作成されており、ビットコインの改良版を目指します。ビットコインから分岐する事で作成される為ハードフォーク発生(ビットコインプラチナ誕生)時点でビットコインを保有している人には自動的にビットコインプラチナが付与されます。

 

ビットコインプラチナでは

・GPUマイニングによるマイニング団体集中化の防止

・Segwitに加えブロックサイズを拡大する事でより安価な手数料、スピーディな決済

というビットコインにはない特徴が加えられています。

 

現在のビットコインで問題となるマイニング団体の集中化(参考:巨大マイニンググループの存在はセキュリティを上げるか下げるか)を無くし、ブロックサイズ問題を解決する事が目指されています。(GPUとは?ビットコインマイニングの簡単な歴史「CPU~ASICまで」

 

また、プレマイニングというスタート前にマイニングをする事もなく平等なプロジェクトである事を公式サイト(https://bitcoinplatinum.github.io/)ではうたっています。

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いつ誕生するか

ビットコインプラチナは当初12月12日の誕生が予定されていましたが現在(12月10日時点)では延期されて12月20日ごろとなっています。

本当に12月20日に誕生するかは分からず、ビットコインプラチナのプロジェクトを推進している人たち次第になります。

 

受けとる為には

もし、ビットコインプラチナが欲しい場合はビットコインプラチナが誕生する時にビットコインを保有している必要があります。

ただし、保有方法は秘密鍵を自身で管理するタイプのウォレット(TREZORなど)をおすすめします。

 

何故かと言えば秘密鍵を運営が管理するような保管方法(取引所など)では運営がビットコインプラチナを取り扱わない(付与しない)と発表した場合には受けとる事が出来なくなるからです。

 

確実に受け取りたい場合には秘密鍵を自身で管理するタイプのウォレットで保有しましょう。

 

取引所の対応

国内ではビットコインプラチナに関する公式発表をした大手取引所はcoincheckのみです。(12月10日18時時点)

ビットコインプラチナの前にハードフォークしたビットコインダイヤモンドに関しても発表した取引所は3つ(coinchekc・BITPoint・BTCBOX)だけでした。その前(10月24日)のビットコインゴールドを付与したのも現時点ではBITPointのみです。

 

このように取引所では対応が一本化されていません。また、取り扱い仮想通貨は金融庁の管轄にあるので許可が必要な事もあり発表は後手に回っています。

 

海外取引所ではこれらの新仮想通貨の取り扱いが国内取引所よりも早い場合があります。新仮想通貨誕生時の付与も行っている場合があります。ただし、私は初心者の方の海外取引所利用はおすすめしていません。

 

もちろん事前の下調べや経験で利用するのは大丈夫ですが海外取引所ではなかなか情報が入ってきにくい事やどのような運営体制かが分からない事から取引所の破たんやハッキングなどで資産を失ってしまうケースがあります。海外仮想通貨事業者の事件はかなり以前から後を絶ちません。

 

そのような事態に巻き込まれて資産を失ってしまっても日本にいる以上は税金の対象になる事もあり、海外取引所を簡単に利用するのは初心者の方には推奨できません。

 

ハードフォークコインが必要か

当サイトでも何度か述べていますが、仮想通貨は利用価値が無ければいつ需要が無くなってもおかしくありません。

最近増加しているビットコインからハードフォークしたコインは利用価値が本当にあるのかを考える必要があります。今回のビットコインプラチナでもビットコインの欠点を補完するとうたっているものの、ノード(ビットコインプラチナの取引や作成したブロックの中継となるソフトウェア)はどのような仕様になっているのか11月29日時点では未発表(取り下げられました)となっています。

 

ビットコインなどの仮想通貨はテクノロジーによって形成されているのでここが分からなければ利用価値があるのかを考える前の話になります。

 

タダでもらえるので注目は集まりますが、タダでもらえるのがビットコインや仮想通貨の面白みではありません。ビットコインやイーサリアムやその他仮想通貨では今まで築いてきた技術やコミュニティ・革新的な考え方にこそ面白みがあります。タダでもらえるものは「おまけ」ぐらいに考えてそのような点に注目する方がよりメリットがあるように思えます。

特に初心者の方はこのようなハードフォークが起こってしまう理由や、ハードフォークの仕組みなどを先に学ぶ事でタダでもらえるハードフォークコインよりも更に大きなものが手に入るのではないかと考えます。

 

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