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南アフリカのアルバートン市で交通違反の罰金をビットコインで支払う事が可能になったと仮想通貨ニュースBitcoin.comが報じました。交通違反などの国が徴収するお金がビットコインで支払い可能になる事についての重要性を初心者の方にも分かりやすく解説をしていきます。
南アフリカの罰金ビットコイン支払い
今回報道されたのは南アフリカのアルバートン市での交通違反に対する罰金をビットコイン支払いが可能になったというものです。
南アフリカのアルバートンは南アフリカ共和国の北に位置するヨハネスブルグの都市です。
アルバートンでは交通違反の罰金者に対して管理会社が罰金を徴収しており、その中の一つの企業である「Fines4 u」がビットコインで罰金支払いを受け付ける事を決めています。
Fine4 uはビットコインで罰金を受け付け、現金(法定通貨)で地元警察に支払いを行います。値上がりを続けるビットコインを保有する事でそこでの利益を得る事や南アフリカの地元民にビットコイン支払いの機会を与える狙いがあるとしています。
実際にビットコイン支払いが行われるかどうかは不明確ですが(12月7日時点では利用者ゼロ)ビットコイン支払いは銀行取引よりも安価でスピーディな為取り入れたともしています。ビットコインは発展途上国などで銀行口座を持てない人たちが容易に電子決済システムを利用できるので銀行システムに代わる決済手段としての採用が期待されています。
国と仮想通貨
仮想通貨は決済システムですが、独自通貨として利用する事ができます。2017年には日本でも多くの店舗でビットコイン支払いが受付を開始しました。現在ではビックカメラ全店でのビットコイン決済が可能です。
ですが、国としてはビットコイン決済を行った場合元の取得値よりビットコイン価格が上昇していた場合その差額に利益がかかるなど「世界共通通貨」としての認識はまだまだ程遠いものがあります。
現状仮想通貨決済可能店舗が広がったとは言え、仲介に仮想通貨事業者が入り、店舗は日本円を受けとる事が多くあります。これではあまり通貨としては機能していく事がありません。仮想通貨は日本円に対してレートが変動するので利用側にとっても不便なものとなっています。
このような通貨としての機能を実際に便利なものにするには最終的に税金などの国に納める場所での利用が不可欠です。仕入や販売を仮想通貨で行えても最終的に法定通貨に換えるとなればその変動額はリスクになってしまうからです。
今回の南アフリカの件でも警察に納めるのは法定通貨の為、まだまだ道のりは長いと言えるでしょう。しかし、利用者が仮想通貨で支払う事が徐々に増えれば、特に罰金などの支払いで増えていく事で当局も仮想通貨での受付を考えていく流れが出てくる可能性があります。
現在「通貨」を支配している国と仮想通貨の関係は仮想通貨の今後を予測する上ではとても大切なものですの注目すると面白いでしょう。
国と仮想通貨
世界各国ではビットコインは規制するものの、ブロックチェーン技術を用いて金融改革を行う事で国の利益にする動きも見られます。ロシアでは当局はビットコインに対して厳しい目を向けているものの、仮想通貨事業に関しては柔和な態度を示しています。
このように「仮想通貨」と一口に言っても様々な種類や思惑が絡んでいます。初心者お方は国の目指す仮想通貨の在り方とビットコインなどの中央管理不在の仮想通貨の在り方の比較をしてみると仮想通貨についてより深く理解をする事ができると考えます。
(参照:https://news.bitcoin.com/south-african-drivers-can-now-pay-traffic-fines-in-bitcoin/)
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