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韓国で仮想通貨の保有貯金額が2016年12月から2017年12月にかけて約64倍になったことを韓国政府が取得したデータによれば明らかなったと報じられています。仮想通貨の保有額上昇などについて初心者の方にも分かりやすく解説をしていきます。
韓国での保有額上昇
仮想通貨関連ニュースサイトBitcoin.comによれば韓国政府が入手したデータでは昨年2016年12月時点の韓国国民の仮想通貨保有貯金額が約322億ウォン(約3億円)から2017年12月には約2兆ウォン(約200億円)になったと報じています。
韓国では取引所が商業銀行(民間銀行)と連携して取引が行われている為にそれらの銀行からデータを政府が入手する事で明らかになったとしています。2014年には約25億ウォン(約2500万円)だった事も明らかになっており、仮想通貨市場が韓国で盛り上がっている事が分かります。
韓国では2017年に入り特にビットコイン取引出来高が上昇しており2017年では日本・アメリカに次いで第3位の取引量を現在では誇っていました。
保有額の上昇と共に仮想通貨の預金残高も上昇しているので韓国ではウォンという法定通貨の預金から仮想通貨の預金を増やしている事が分かり、仮想通貨を長期的に保有した方が良いと思われている事が予測されます。
日本でも決済に利用する場合課税される等の事から長期保有者が多く存在していると考えられ、現在の仮想通貨全体の価格が長期保有者に支えられている事が予想されます。長期保有から売りに一斉に転じた場合価格が崩壊する可能性もあるので注意して見ていくと良いでしょう。
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韓国の規制
韓国でも仮想通貨の取引は規制の波が訪れています。2017年12月には2018年1月より日本と同様に取引所への本人確認の必須化などが行われる予定で今までのようにすぐに誰もが仮想通貨を手にできるような環境では無くなる事や、税金逃れの監視体制の強化や資金洗浄対策などが国を挙げて行われる可能性があります。
そうなれば仮想通貨を購入する人の足止めになる可能性があるので価格の変動には注意した方が良いでしょう。
ただし長期で価格を見た場合、中国・日本・アメリカ・韓国と仮想通貨を購入するブームが連続して続いている為、他の国でもブームが起きる可能性があります。特に今まで金融分野で遅れていたアフリカなどでも仮想通貨技術や仮想通貨資産を利用して国を盛り上げたいというような動きも出てきており(参考:南アフリカの交通違反罰金ビットコイン支払い可能について)今後世界中で仮想通貨の購入が進む可能性があります。
そうなれば長期では上昇する可能性があるでしょう。
仮想通貨の今後
上昇の期待があるうちは良いですが仮想通貨は現状でどのような利用場面で最も有効になるかはまだ分かっておりません。仮想通貨は世界共通通貨であるが故に国によっては自国経済の妨げになるという考えもあり中国では規制を強化し続けています。(参考:中国でマイニング規制の可能性を人民銀行が示唆)
実際既存の金融システムでは考えられないような利用場面も出てきており、仮想通貨が実際に利用されるようになれば既存システムの崩壊が起きる可能性もあります。
そのような事を考える事が仮想通貨の面白さの一つでもありますが、仮想通貨を扱う場合は価格の上下だけではなく、保有する事が自分が頼っていたシステムの崩壊につながる可能性もある事を考察した上で扱っていくと良いかと思われます。
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