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ビットコインETFとは何かを初心者の方にも分かりやすく解説をしていきます。
ビットコインETFとは
ビットコインETFとは一言で言えばビットコインが投資対象に含まれる上場投資信託の事で、その投資信託が証券取引所に一つの銘柄として上場し株などと同様に売買が行われます。
基本的にはアメリカの証券取引所に上場されたビットコインETFはアメリカの証券会社を通じて購入(売却)する事になりますが、アメリカで上場しているETFを日本国内の会社が仲介のような役割をする事で売買する事ができる場合もあります。(その場合手数料は高くなります。)
日本でビットコインETFを売買したい場合には国内でビットコインETFが上場されるのを待つか、国内の証券会社が取次を開始するのを待つ必要があります。
そもそもETFとは
ビットコインETFを理解する為にはそもそもETFとはどのようなものかを知る必要があります。
ETFとは上場される投資信託の事を言います。投資信託は上場されている複数の株式などをパックにして販売し、投資家はそれを購入し投資を行っていきます。例えばA株B株C株をセットにして「D投資信託」という商品を作成しその3つの銘柄の動きに連動して購入した投資家は損益が発生します。これが投資信託です。
投資信託では日本株全体の平均である「日経平均」など、何かの平均に連動するようにパックされた商品(インデックスファンドと言います)や日経平均以上の利益を目指して作成されたパック商品(アクティブファンドと言います。例えば上がりそうな銘柄だけをパックに入れます。もちろん損失も日経平均(インデックスファンド)以上になります。)があります。
ETFは基本的に何かの平均に連動するようにパック商品を作成するので「インデックスファンド」になります。
上場投資信託
先ほどの例でD投資信託という商品を作成した場合、D投資信託という商品自体は証券取引所に上場しません。なのでD投資信託は取引所が開いている間、常に価格は動くわけではなく価格が決まる時間というのが決まっています。売買もその時にならなければ決定(約定)しません。
しかし、ETFでは何かの平均になるような銘柄パック商品(インデックスファンド)を作成し、さらにそれを証券取引所に上場させます。
そうする事でETFは証券取引所が開いている間は常に価格が変動する事になります。いつでも売買できるので投資信託に比べて流動性が高くなります。また、ETFの仕組みは簡潔にできているので投資信託よりも手数料が安くなる事が多くあります。
ETFが作成・上場される事で株のような感覚でその商品を売買する事ができるようになります。また、特定の銘柄パックの投資信託を購入するよりも平均の相場で投資する事ができるのでより安全な投資戦略が可能になります。
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ビットコインETFの中身
執筆時点ではビットコインETFはまだどこの国にも上場されていませんのでどのようなものになるかは分かりませんが一部メディアではアメリカでのETF上場の申請が行われていると言われています。(参照:https://jp.cointelegraph.com/news/new-york-stock-exchange-moves-on-bitcoin-etfs)
ニューヨーク証券取引所は2018年に入り既に5つのETF上場申請が行っていると言います。承認されるかはまだ分かっていません。
そこで申請されたのは既に先物取引所に上場したビットコイン先物の価格と連動するビットコインETFです。米CMEグループとシカゴオプション取引所で2017年12月に上場したビットコイン先物と連動するものが提案されています。
ビットコインETFがもし今後ニューヨーク証券取引所で上場されれば既に株式を購入している機関投資家などの資金流入が予想されます。
一時的なビットコイン関連商品への投資資金流入はビットコイン価格の上昇を巻き起こす可能性がありますがそれは同時に資金の大きな投資家が多く流入する事になり、市場が厳しくなる合図でもあります。今までのように単純に保有し値上がりを待つだけでは儲かる事が少なくなる可能性があります。
またアメリカで上場すればその後にヨーロッパ・アジア・日本でもETFが上場していく可能性があり、そこでまた市場の様相は変わっていきます。様々な関連ニュースは注意して収集していくと良いでしょう。
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