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2018年1月12日に飲食店情報サイト「ぐるなび」を運営する株式会社ぐるなびが仮想通貨取引所bitFlyerと提携してビットコイン決済を飲食店で導入していく事を発表しました。2018年春を目途にビットコイン決済の全国展開をしていく方針です。
ぐるなびのビットコイン決済導入
今回発表されたのは株式会社ぐるなび（以下、ぐるなび社）が展開する「ぐるなびPay」という飲食店が利用できる決済サービスです。
ぐるなびPayと「ぐるなびPOS＋（ポスタス）」というモバイル端末対応のクラウドPOS（売り上げ管理システム）と連携する事で飲食店のレジだけではなく勤怠管理やオーダーなどを簡単に管理する事ができるようになります。
ぐるなびPayでビットコイン決済を東京都内の10店舗に限り試験的に導入を開始する事で今後全国的に導入する為の足がかりとする計画です。
ビットコイン決済が飲食店で導入される事でビットコインの世界共通通貨という特性が訪日観光客の消費を促す可能性があります。多くの外国人が利用する家電量販店のビックカメラでは既にビットコイン支払いの導入が全店舗で行われており（＜News!＞ビックカメラ全店でビットコイン決済可能に）、現在では最高30万円までの支払いに対応しています。
ぐるなびでは以前からビットコイン支払いの受付を「ぐるなびPOS+」を通じて2020年までに加盟店に促していく方針を取っていた（ぐるなびがビットコイン決済導入へ）ので東京オリンピックの観光客を目当てにしている事もあるでしょう。
ぐるなびPayではクレジットカードなどのキャッシュレス支払いに対応しておりますがその手数料は事業者に対し3~4％と高く設定されている為、通常のビットコイン決済では1%（bitFlyerやcoinhceckが提供するシステム利用時）と安価な事も導入の促進につながったと思われます。
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ビットコイン決済bitFlyer
今回ビットコイン決済をぐるなびPayで導入したのは仮想通貨取引所のbitFlyerです。bitFlyerは以前からビットコイン決済の導入を事業者向けに展開しておりました。ビックカメラ・マルイアネックス（現在は終了）・キャナルペイメントサービスなどと提携しビットコイン決済導入を進めています。
通常ビットコインは個人間でも決済ができるのでわざわざ事業者が間に入り決済導入をしなくてもビットコインの決済は行えますがbitFlyerなどの決済事業者が入る事でビットコイン決済がより安全なものになります。
ビットコイン決済導入業者はbitFlyerが間に入る事で消費者が支払ったビットコインを日本円に換金して受け取る事ができる事や、ビットコインの決済時間の短縮・価格変動リスクの回避などができるようになります。
その代わりにbitFlyerへ手数料として金額の1%を支払う事となりますが大手クレジットカード会社の3~4%よりも安価な事が決済導入が進んでいる背景にはあります。
事業者が仲介するビットコイン決済の仕組みなどはこちらビットコイン決済とは ＜導入はビットコインの普及に繋がるか＞をご参考にしていただければと思います。
決済導入と利用の壁
基本的にビットコイン決済は海外からの観光客にとって有利なものとなっています。日本では商品購入などのビットコイン決済で生じた利益についても所得税が課税される為あまり決済にはビットコインは向いていません。
少額は課税されないなどの法整備が行われない限りは国内でのビットコイン決済利用が進む事はないと考えられます。ただし、2020年の東京オリンピックに向け、訪日観光客をターゲットにしたビットコイン決済導入は進んでいくでしょう。
（参照：https://bitflyer.jp/pub/gurunavi-accepts-bitcoin-payments-ja-2.pdf）
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