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2017年8月29日、仮想通貨取引所ZaifがCMOSAトークンセールとZaifトークンの連携を発表しました。
27日に起きたZaifトークンの高騰暴落による対応の一つだと見られており、今後の「企業トークン」の在り方を考察する参考になりそうです。
(参考:Zaifトークンの高騰暴落からサーバーダウンについて)
ZaifトークンとCOMSAトークンセールの連携
今回発表されたのは「Zaifトークン」と「COMSAトークンセール」の連携です。「Zaifトークン」保有者には一定の特典が与えられます。今回の連携では「COMSA」のトークンセールが対象となっているのがほとんどで、その後のCOMSAを利用したICO案件とは別のものになりますので注意が必要です。
特典内容(引用:https://corp.zaif.jp/info/6265/)
1. Zaif口座からの振り替えでCOMSAのトークンセールに払込が可能に
2. ZAIFトークンでCMSトークンの購入が可能に
3. ZAIFトークン建てのCMSトークン購入者にボーナスを付与
4. ZAIFトークンの取引高ランキングを開催
5. ZAIFトークン保有量ランキングを開催
6. ZaicaでGoキャンペーンを開催
発表ではCOMSAとZaifトークンに関する技術的な連携も検討しているとされておりますが現段階では発表まで至っていないようです。今後の発表を待ち、慎重に行動していきましょう。
Zaifトークンと企業トークン
Zaifトークンは以前からあり、その保有者に対しては特に特典も予告されておらず「企業トークン」としての立ち位置というよりは「仮想通貨で自由に作成できるトークン」という曖昧な立ち位置でした。
その中でトークンの価値が高騰したのは様々な思惑があり、「市場が判断したもの」という現象です。
今、仮想通貨という技術がこの世に誕生したことにより誰でも簡単に「トークン」を作成できるようになりました。そのトークンの需要と供給のバランスが変わることで市場価格も変わり、「投資」のような事ができます。
しかし、「トークン」はまだ法的な立ち位置も明確になっておりませんので「トークン」を投資対象として見る際には注意する方が良いでしょう。発行主体の動向一つで価格が上下してしまうのも「トークン」の特性でもあります。誤情報で左右される事もあることを仮想通貨初心者の方は強く認識しておくと良いでしょう。
Zaifトークンは「企業トークン(企業が発行するトークン)」という見られ方もできます。元々企業トークンは「株式」ともとれます。「価値を代替するもの」という意味では同じです。
企業トークン=価値が付くもの、ではなく「株式」でもそうですが実態のない株式やトークンには価値はありません。購入等の判断をする際は今後どのような「企業トークン」が出てきたとしても「それがどのような意味(価値)を持つのか」を考える事が思わぬ事態を招かない秘訣となると考えます。
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企業トークンとトークンエコノミー
「トークンエコノミー」という言葉が一般に広がりつつありますが、先ほども述べた通り「企業のトークン」は「株式」という形で既に存在します。
「トークン」と「株式」では今後どのような違いが出て来るのかは未知数なところではありますが現状ではそこまで大きな違いはありません。
「企業トークン」が今回のZaifさんの発表のように「特典」を付与する事で価値が出る可能性はありますし、株式よりも簡単に発行できるトークンは小規模企業でも広く売りに出せる強みはあります。
しかし、その特典は=株式優待という形を変えたものですし、現在では「特典」が実行されなかったとしてどのような補償がされるかも不透明ではあります。
個人的には「企業トークン」は株式という形で実現されており、トークンエコノミーは本来もっと「個人」や「商品(人物)」にとって有益になっていく可能性を秘めていると感じております。
このような側面から仮想通貨を見たり、「トークン」について考察を深める事も投資や生活をより良いものにするきっかけになると考えます。今回のような出来事から様々な考察をしていただければと思います。
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