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2021/5/19、昨日からビットコインを始めとする仮想通貨の価格が大きく下がりました。
仮想通貨全体の時価総額は年始に入ってから、最高だった約270兆円から、5/20 10:00執筆時点で約160兆円にまで落ち込んでいます。
なぜ、今回のような暴落が起こってしまったかの説明とともに、今後への考察について初心者の方にも分かりやすく解説していきます。
なお、当サイトは仮想通貨投資を推奨しておらず、あくまで情報提供を目的としています。非常に早いスピードで進化している世界の仮想通貨(ブロックチェーン・暗号資産)業界から、初心者の方が取り残されず、少しでも理解を深め、ビットコインを始めとした仮想通貨の本当の面白さに気がつくことを目的として運営されています。
暴落の原因
2020年からDeFiブームが始まり、NFTブームも相まって仮想通貨の価格は押し上げられていました。2021年に入り、イーロン・マスク氏がビットコインやドージコインに関する発言を繰り返し、テスラ社がビットコイン決済をスタート。それとともに米国の大手企業がビットコイン保有を表明、そして米国仮想通貨取引所coinbaseのナスダック上場。
このようなビッグニュースが多くあったことなどから、ビットコイン価格は最高で約700万円にまで押し上げられていました。
参考:イーロンマスク氏とテスラ社によるビットコイン・ドージコイン騒動の顛末と今後の考察
しかし、その後テスラ社がビットコイン決済を停止することを発表し、価格が下落します。環境問題を理由としてあげていたこともあり、仮想通貨業界には少し不穏な雰囲気が流れていました。そして昨日、中国の規制強化などの影響により一段と仮想通貨全体が価格を下げました。
昨日は米国仮想通貨レンディング大手のBlockFiが送金ミスをする、世界最大仮想通貨取引所バイナンスのDeFi上で多額の被害がある、米国で仮想通貨政策の方針を見直す、などの報道があり、全てのマイナス要因が一気に絡まり、売りが加速した結果、価格が大きく下がったことだと推察されます。
中国の規制
中国の今回の規制では、金融機関へ対し仮想通貨関連業務を禁止したことや、マイニングに対する規制を強化したことなどが報道されています。(参考:https://jp.reuters.com/article/bitcoin-idJPKCN2D00EF)
中国は、ビットコインのマイニング(ビットコインを稼働するための作業)を行う団体や、世界最大取引所バイナンスが誕生したことなどから、仮想通貨との関わりは非常に深くなっています。その中国が規制強化、ということで中国からも売りが多く発生し、価格下落の一因になったのではないかと思われます。
ただ、中国の規制強化は初めてのことではなく、何年も前から行われています。そしてそのたびに価格は大きく下落してきました。
今後も、中国だけではなく世界中で仮想通貨に対する規制が制定されるでしょう。そして、その度に価格に影響があると思われるので、仮想通貨に触れる場合は世界の規制動向もチェックする必要があるでしょう。
今後の流れ
そんな要因から大幅な下落をした仮想通貨ですが、今回も仮想通貨自体に何か欠陥が見つかって下落したものではありません。仮想通貨を取り巻く環境の一時的な変化により価格が大きく変動しました。
また、下落しても現時点でのビットコイン価格は1BTC=約400万円を保っています。仮想通貨自体の欠陥ではない場合には、また外部の環境が変化することで注目を集めることはあります。つまり、今回も今までとそこまで相違ない状況と言えるでしょう。
もちろん、仮想通貨自体に欠陥がない、と言っても、元々システムとして開発が真面目に行われておらず、お金集めだけを目的とした仮想通貨は今回の下落によりもう二度と上昇することはなくなる可能性があります。その見極めは必須です。仮想通貨について深く学ぶことにより、その目は養われます。もし仮想通貨を保有したい場合にはとにかく仮想通貨について勉強をしましょう。
しかし、昨日は悪いニュースばかりではありませんでした。国内取引所「GMOコイン」がポルカドットを上場しました。ポルカドットは、Web3.0を実現しようとするいわば仮想通貨3世代目。上場するということは国内取引所でも注目している(注目したい)という意思表示の表れとも取れます。
ビットコインもTaprootというアップデート投票が現在進行形で行われています。まだ正式に可決されたわけではありませんが、賛成を表明しているマイナー(参加者)が90%を超えており、アップデートに期待がかかっています。
参考:ビットコインがTaprootのテストを開始。アップデートで一歩ずつ進歩していく
このように、世界中で開発が続いている限り、仮想通貨は終わらないですし、ビットコインも死にません。例え、世界各国が規制をしたとしても死なないのがビットコインです。
もちろん、逆に言えば開発が失敗すれば終わってしまう、ということなので「絶対に仮想通貨が世界の主流になっていく」とは言えませんが、外部環境と開発環境は別にあるものなので、切り分けて考え、長く仮想通貨と付き合えるような状況を作って行くことが大切だと考えます。
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