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ビットコインや仮想通貨を保有していたり、情報収集をしていたりすると「ハードフォーク」や「ソフトフォーク」という言葉を耳にすることがあります。フォークという言葉はもともとビットコインでは「分岐」という意味で利用されます。
ハードフォークについて⇒ハードフォークとは
ソフトフォークについて⇒ソフトフォークとは
ビットコインのフォーク
ビットコインで「フォーク」するというとビットコインのブロックチェーンが分岐した時に用いられる言葉です。ビットコインのブロックチェーンは度々フォークします。詳しくはこちらビットコインブロックチェーンが二分する時で説明をしておりますが、ブロックチェーンのブロックを作成するマイナーが同時にマイニングを成功させると「フォーク」が起こります。
ブロックチェーンのマイニングは全世界で行われており、マイニング成功がいつどこで起きるかはわかりません。マイニングが成功すると、隣接するノード(と言われる参加者)に成功を伝えます。ここで隣接する、というのは場所が隣接しているという訳ではなくネットワーク上の隣接を言いますので場所は必ずしも近いとは限りません。
例えばAというマイナーがマイニングに成功し他の参加者に伝えます。そしてそれを受け取った他の参加者はその新たなブロックをブロックチェーンに追加していきます。これが同時に起きるとします。つまりBというマイナーもマイニングに成功します。するとBも他の参加者にそれを伝えます。こうなるとAが作成したブロックを先頭にしたブロックチェーンとBが作成したブロックを先頭にしたブロックチェーンの二つの正しいブロックチェーンが地球上に存在することになるのです。
その後、仮にBが作成したブロックが先頭にあるブロックチェーンを持つ他のマイナーCが更に次のマイニングに成功し新たなブロックが先頭に来たとします。そうなるとネットワークによってB→Cというブロックチェーンが伝えられます。するとAのブロックを持っていた参加者はAのブロックを枝のような形で保存し、B→Cのブロックチェーンを正当なブロックチェーンとします。これはブロックチェーンは最も長いものを信用する、という決まりのもとに行われる行動です。
このようなルールのもと、ビットコインのコンセンサス(合意)が決められているのです。ですので「フォーク」自体は問題のある事ではありません。フォークは一時的に行われますが、いずれ修正されていくものなのです。
ソフトフォークやハードフォーク
ソフトフォークやハードフォークについては分岐する、という事でフォークという言葉が使われております。これらについて初心者の方はバグやシステムを修正する方法、というような認識でも特に問題はないと思います。しかし、ビットコイン以外の仮想通貨や今後出てくるような仮想通貨に手を出す場合はどのような違いがあるのか、知識としては入れておくことはマストであると言えます。
なぜならそれらは突然行われたり(もちろん周知はあったりしますが、情報を追っていないと分からないものです)、それによって価格が急変する可能性もあるからです。
逆に言えばソフトフォークやハードフォークが悪いものではなく、より良いシステム変更になる場合もあります。どちらにせよ、まだまだ実験色の強い仮想通貨では知識が大切になっていくことは間違いないと言えるでしょう。
まとめ
以上が「フォーク」の簡単なご説明です。とにかくビットコインは奥が深く、面白いです。ブロックチェーンにプラスされたものがビットコインです。ビットコインを知る事で学べる事は沢山あります。是非ご興味のある方は情報収集してみてください!
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