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ビットコインのセキュリティのお話です。
ビットコインは今までシステムを破壊されたことは無く、安全である。と再三申してきておりますが実は今もどんどんセキュリティシステムは進化しています。
もちろんハッキングする側も進化しているので、それに追い付かれぬように管理する側も進化しているということです。
そんなセキュリティシステムの中に「マルチシグ(ネチャ)」というシステムがあります。
今回はそのシステムを簡単にご説明させていただければ、と思います。
目次
- マルチシグとは
- マルチシグの利点
- マルチシグとシングルシグの見分け方
- マルチシグ対応のビットコイン交換所
- まとめ
1 マルチシグとは
「マルチシグ」システムとは通常のセキュリティシステムより更に上級なシステムです。
ビットコインにおいての「マルチシグ」とは
操作の承認に複数人の承認が必要なシステム
のことです。
どういうことかと言うと
ビットコインは公開鍵(皆が見れる暗号)と秘密鍵(自分しか見れない暗号)があり、それを利用することで送金や受取ができます。
通常は公開鍵1つ、秘密鍵1つ(シングルシグと言います)でやり取りをするのですがマルチシグ採用の場合は
秘密鍵が3つになります。
そして
操作の承認は3つの秘密鍵のうち2つが必要になります。
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2 マルチシグの利点
そうなると、万が一秘密鍵がハッキングにより1つ盗まれたとしても残り2つの秘密鍵がわからなければビットコインを盗むことができなくなります。
そしてマルチシグはシングルシグに比べて取引時間が短いことも利点です。
(なぜそうなるかは技術的な説明が必要なのでまた後日説明します)
つまり、今後はマルチシグ対応のビットコインアドレスが主流になると予測されます。
3 マルチシグとシングルシグの見分け方
さて、そんなマルチシグですが実はシングルシグとの簡単な見分け方があります。
ビットコインアドレス(1または3から始まる27~34文字の英数字)を見れば一発で分かるのです。
それはズバリ、最初の数字が1か3か、ということです。
1ならシングルシグ
3ならマルチシグ
です。簡単ですね笑
4 マルチシグ対応のビットコイン交換所
さて、そんなマルチシグですが全ての交換所やウォレットが対応しているわけではありません。
対応している大きな国内交換所は
・bitFlyer
国内で初めてマルチシグに対応しました。
また、保管するビットコインの90%をコールドストレージで管理していて安心です。
・bitbank trade
こちらはウォレットサービスもあります。
ウォレットはコールドストレージですので保管するには安心です。また、オフラインでの決済も可能です。
5 まとめ
以上がマルチシグの説明です。
ビットコインのシステムは日々進化しています。もちろんマルチシグだから100%安心ということではありませんが100%安心なんてことはどんな通貨・貨幣でもあり得ません。
ただビットコインのような皆で管理する貨幣は世界中の優秀な技術者の総力で築かれている為、課題解決のスピードは恐ろしく早いのも事実です。
実際に初めて見るとビットコインの良さを必ずご理解いただけると思います。
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