本ページはプロモーションが含まれています
※2016.12.12.更新
本日は前回記事(よく出てくる単語「ノンス」とは)で出てきた疑問「ビットコイン取引に10分かかる」理由について書いていきたいと思います!
毎度のことながら分かりやすさを一番に考えながらご説明させていただければと思います!
目次
- ビットコイン取引に10分かける理由
- 取引の現状
- まとめ
1 ビットコイン取引に10分かける理由
まず、ビットコイン取引に10分かける理由は
「偽造を防ぐ」
という理由が一番大きいでしょう。
ビットコインにおいての「偽造」とは、取引データを「改ざん」することです。
現金のように偽札を作り出すのとは少し違います。
そのデータ改ざんを防止するためには「承認」作業の中で(分からない方はこちらよく出てくる単語「ノンス」とは)「10分で解ける『ノンス』問題」を常に出していくようにする。とビットコイン考案者のナカモト・サトシさんが決めました。
これがなぜ10分なのか、という問題です。
それを考える為には2つの状況を考えます。
「承認」作業が「1秒で解ける問題」と「1時間で解ける問題」であった場合です。
「10分で解ける」のがもし「1秒で解ける」問題であったとします。
それはつまり「問題が簡単」ということを意味します。
そうなるとどうなるでしょうか?
「承認」作業をする者が爆発的に増えることになります。
するとビットコインは世界中で利用されておりますから1つの取引に対して同じタイミングで「承認」が多発します。
するとどれが正確な「承認」かわからなくなってしまいシステムはめちゃくちゃになるのです。
逆に「1時間で解ける」問題であったらどうでしょうか?
すると「難しい問題」なので「承認」作業ができる環境にいる人が限られてきてしまいます。
すると、限られた承認作業者が権力を握ることになります。
これも「偽造」の危険性が高まります。
なので「10分で解ける」問題が一番「偽造」を防ぐ。という結論の元ビットコインは動いているのです。
なので10分ビットコインは取引に時間がかかるようになっているのです。
2 取引の現状
さて、10分取引にかかる意味はわかりました。
銀行振り込みで、特に海外送金で10分はかなり早いです。いや、かなりどころではありません。(実際大金を送金する場合はもっと時間をかけた方が安全です。1時間くらい。これについては今回の説明は省略します。)
しかし店頭での支払いが10分もかかってしまったら「イライラ」してしまいますよね。
ご安心ください。
既にその問題は様々な解決方法が開発されております。(もちろん、まだまだ開発の余地はあると思いますが)
詳しい説明は技術的な事になってしまうので省略しますが
「1秒で送金できる」
という方法は既にある、ということです。
bitflyerという取引所のサービスを使って私もやりましたが1秒で送金できました。(限定的な送金方法です。詳しくはこちら⇒bitFlyerで簡単無料ビットコイン送金!「bitWire(β)」とは?)
もちろん全て取引所・ウォレットが対応しているわけではないのですが、今後どんどんと増えていくと思います。
3 まとめ
以上でビットコイン取引時間についての説明を終了します。
ビットコインのシステムには全て意味があるとともに、今もなおビットコインは進化をしているということがお分かりいただけたら幸いです。
今後もリスク回避の意味でもビットコインの基礎知識を知っていただければと思います。
<さらに詳しく>
スポンサー
スポンサー