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ビットコインにはマイニングと呼ばれるブロックチェーンのブロックを作成する作業があります。その作業には様々なビットコインシステムと関わりがあります。中国が大半のマイニングを行うと何が起こるのでしょうか。
マイニングの意味が分からない方はこちら⇒ビットコイン用語最頻出⁉「マイニング」とは
マイニングとは
マイニングはもともと誰でも参加できるビットコインの中央管理不在でも成り立つための仕組みです。分かりやすく言うとマイニングとはブロックを生成し、取引記録をまとめていく作業でその作業は演算によって進められていきます。10分間で一つのブロックが作られていくことは決まっているので、演算の難易度はビットコインの取引量が増えれば約10分で演算が終了するように難しくなる仕組みになっております。
なぜ10分か⇒なぜビットコイン取引は10分かかるか
また、マイニングは基本的にコンピューターが必要になります。すると最初は演算処理能力、消費電力が低くてもマイニングに参加することができたのですが、取引量が飛躍的に増えた現在(2016.11.15.)のビットコインのマイニングでは個人が行う事は消費電力やパソコンの性能上難しくなっていきました。
中国で盛んに行われるマイニング
すると必然的にマイニングは個人で行われるものではなくなり、グループで行われるものになっていきました。マイニングに成功した場合、新規ビットコイン発行や取引手数料を受け取ることができるのでそれを収入とし、消費電力を経費とするマイニングビジネスのようなものが行われるようになったのです。
消費電力を報酬から引いたものがそのグループの収益になるので消費電力=コストが安いアジア圏、特に中国でマイニンググループは活動し始めました。中国にマイニンググループが集中するようになったのです。中国で活動を行いやすい為中国の人がマイニングに参加している割合は多いと言われております。ビットコインが中国で栄えている一つの要因としてこういった理由があるのです。
中国にマイニンググループが集中
マイニングが中国に集中するとどうなるのでしょうか。中央集権化が進んでいると考える研究者がいます。中央集権化するとビットコインの本来の特徴である「分散型」という特徴が失われます。これでは今までの通貨と変わらない事になってしまいます。
中央集権化の一つのデメリットは中国国内の事情に左右されやすくなります。中国当局の規制や政策に左右されて価格が上下するなんてこともあるでしょう。実際、先日中国の規制が入るというデマが噂されたため価格が下がるなんてこともありました。
マイニンググループの決定はビットコインのシステムにも関わります。というのもビットコインのコアシステムを変更・修正する際はビットコイン開発者とマイナーによって投票で決められるからです。そのマイナーの中央集権化を危惧する声が上がっているのです。
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ビットコインはもうダメか?
しかし、ここで上げたことはビットコインがまだ進化している途中の話ですのでここでビットコインがもうダメだというのは早いです。
というのもマイニンググループが中国に集中していると言ってもそれが一つの組織になっているわけではありません。マイニングを行うグループだってビットコインの価格が下がってしまうようなことをしません。何故なら報酬はビットコインで受け取るからです。
つまり今お話した事はビットコインのリスクの一つである。ということです。ビットコインよりもリスクの高い通貨は世界を見渡せばいくらでも存在します。
価格がバブル的にではなく徐々に上がっているビットコイン。徐々に信頼を得ているという事の証拠でもあります。まだ世の中に確立された通貨ではないので調べてみると色々な発見があると思います。
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