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先日、インドで高額紙幣(1000ルピーと500ルピー)の廃止が発表されました。するとインドでのビットコインの需要が増えたという報道がありました。実際どれだけ増えたのか、などの詳細は分かりませんがインドの高額紙幣廃止とビットコインの関係性について述べたいと思います。
インドの高額紙幣廃止
インドで高額紙幣が廃止されるという出来事が起こりました。1000ルピーは約1600円ですので日本の感覚からするとそこまで高額なのかという気がしてしまうかもしれません。しかし、最も高い額の紙幣が廃止されたことでそれを使用していたインド国民にとってはかなり大きな出来事であると言えるでしょう。
廃止されると決まってから高額紙幣は銀行に預けることが可能となっており、インドの銀行に長蛇の列ができたそうです。(高額紙幣の無効化で混乱=銀行に長蛇の列―首相「50日だけ我慢を」・インド (時事通信) – Yahoo!ニュースより)
高額紙幣廃止の理由としては偽札偽造の防止・犯罪資金への流出阻止・銀行利用の促進を挙げております。高額紙幣というのは犯罪に用いられやすく、現金は足がつきにくい為犯罪資金の利用に最も適していると言えるでしょう。
ですので今回の高額紙幣の廃止によりインド政府は結果的に国民へより良い生活を提供できると考えているようです。
ビットコインへ流れる?
ビットコインへインド国民がなぜ流れるかというと理由は色々ありますが、簡単に言うと国の貨幣よりもビットコインに色々な意味で信頼を置いたから、という事は挙げられると思います。国の貨幣は今回のように政府の政策一つで利用できるできないが変わってきます。
私もインドへ行っていたことがありますが、個人商店は基本的に現金しか利用できません。すると今まで高額紙幣を貯めていた人たちは800円の物を買うのにも細かな紙幣やコインをかき集める事になります。不便です。
また、少額紙幣しかないのであれば札束をそんなに多く持ち歩くのは不便なので銀行に預け、クレジットカードで買い物をする方が増えるでしょう。しかし個人商店では手数料の高いクレジットカードをすぐに導入することができず大手の資本力のある店舗で国民は買い物をするようになるでしょう。
そうなれば大手にお金が集まり、格差がさらに広がっていくことにもなり得るでしょう。つまりどんなことになるのか不安が広がってしまうのです。
しかし、ビットコインは上記のようなデメリットを全て解消してくれる通貨であるとして信頼を集めたという事は挙げられると思います。
ビットコインが現金よりも信頼が出てきた
ビットコインは上記で挙げた問題点は解決しております。
・偽札を偽造することができない
(ビットコインはあらかじめ決められたとおりに発行され、暗号技術により保護されます。更にブロックチェーンの技術で過去取引の改ざんや二重支払いは事実上不可能です。)
・犯罪資金への流出を防止できる
(ビットコインの取引は全世界に公開されております。取引履歴を追っていけば最終的には個人にたどり着くことが現金よりもはるかに容易です。最近日本でもブロックチェーン技術により国内取引所が犯人逮捕に協力しました⇒<News!>ビットコイン取引所、捜査協力で犯人逮捕支援)
・クレジットカードより事業者ははるかに導入しやすい
(クレジットカードでは事業者に多額の手数料が発生します。その為個人商店などは導入することができない場合が多いです。しかし、手数料も安く・設定もスマホで簡単なので導入障壁ははるかに低い)
・ビットコインは少額紙幣などという概念がない
(1ビットコインは最大1億分の1まで分割して支払う事が可能です。なので細かい紙幣を持ち歩くことも探すことも必要が無く、財布もいりません(ビットコインウォレットというアプリを端末に入れておけばOK))
・発行、管理主体の決定に左右されない
(ビットコインは発行、管理をあらかじめ決められた合意形成システムで行われるので、中央で管理する機関がありません。ですので中央機関の決定により価値が変動したり、使える場所が限られたりする、というような事があり得ません)
このような理由からインドではビットコインに流れたと予測する事ができます。もちろんビットコインの利便性で、というよりは資産の避難場所のようなイメージで移した方も多いと思います。ですがどちらにせよ7年間無傷のビットコインに注目した方が多かったという事は事実としてあると思います。
まとめ
日本にいるとあまり実感することはありませんが海外では国や銀行に信用がおけなかったり、クレジットカードを作れなかったりと現行通貨を疑問視する方は多く存在します。ビットコインは世界共通の通貨ですので世界にこれから出ていこうとする方には知識をつけておく必要が出て来ると思います。
多くの革新技術の一つとしてビットコイン保有をしてみたり、情報収集をしてみることが今後の自身の飛躍につながっていく、そんな技術であると思います。
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