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ビットコインの価格が段々と上昇しているなか、まだビットコインを保有していない方の中には「もうビットコインに手を出すのには遅すぎるかな・・・」とお考えの方が多くいらっしゃると思います。
しかしまだまだビットコインを始めるのは遅くありません!(もちろん将来の事は誰にもわかりません。投資は自己責任でお願いいたします)以下、考察を書いていきます。
ビットコインのこれまで
ビットコインは2009年に始動して、2016年になるまで様々な事が起きていきました。最も大きな出来事と言えば「ビットコイン」という名を日本に最も知らしめた事件のMt.GOXのビットコイン流出事件でしょう。これは未だに「ビットコインが消えた」と思っている方も多いと思いますがビットコインが消えたのではなくて取引所のセキュリティの脆弱性ゆえに盗まれたという事がわかっております。
犯人はその会社の社長と言われ、いまもまだなお完全には解決をしておりません。
詳しくはこちら⇒2014年ビットコイン取引所「Mt.GOX」事件を学ぶ – とってもやさしいビットコイン
つまり、ビットコインは7年間そのシステムが壊されたことはなく、ビットコインそのものが何も無く盗まれたり消えたりすることは無いというのがビットコインを知っている人(世界の多くの人)の同一見解となっております。
Mt.GOX社の事件後、多くの取引所が日本でも設立されました。その教訓を生かしてビットコインが流出しないようなシステムをしっかりと構築されて運営しております。ビットコインに対する法律、というかビットコイン取引所に対する規制を盛り込んだ法律も2016年5月に出されていて現在では健全な運営がなされている取引所がほとんどです。
(法律について⇒「仮想通貨法」について学ぶ! – とってもやさしいビットコイン)
ビットコインの今後
ビットコインが今後どうなっていくかですがこれは誰にも分かりません。ですので個人的な見解の域を出た意見は私には申し上げられません。
ビットコインは現在確かに世界でもどんどんと注目を集めており、最近ではビットコインやブロックチェーン関連のニュースを見ない日が無いほどです。(ビットコインとブロックチェーンは単体で見れば全く違うものなのでビットコインが来る=ブロックチェーンが来るではありません。逆もしかりです。ですのでその二つの違いを知っておくのもリスク管理に役立つはずです。詳しくはこちらで解説しております⇒ビットコインとプライベートブロックチェーンについて – とってもやさしいビットコイン)
ですので事実としてビットコインが世界的に注目を集め、需要が増えて価格が上昇している背景は必ずあります。世界情勢が不安定になると価格が上がる傾向も私はあると思っております。最近の有名なところで言えばトランプ氏の当選とインド高額紙幣廃止だと思います。(詳しくはこちら⇒大統領選トランプ氏とビットコイン – とってもやさしいビットコイン・インド高額紙幣廃止とビットコインについて – とってもやさしいビットコイン)これらが直接の価格上昇要因としてビットコインに関係していたかは何しろ全世界で取引の行われているビットコインですので確証は持てません。しかし事実として価格は上昇しました。
もちろん逆もあります。ビットコインユーザーが多く存在する中国の情報というのもビットコインの価格に大きく関係します。中国当局の規制だとか、中国取引所の方針の報道が出たりすると価格が下がったりします。先日もデマによる中国関連の報道によりビットコインユーザー界隈では動揺が起こりました。
このような事でビットコインの相場は大きく変動します。ですので投資対象としては短期に見るとあまり適していないのではないか、というのが私の見解です。
しかし、ビットコインを投資対象ではなくビットコインの利便性ですとかシステムを見てみるとビットコインの本領はまだまだ発揮されていません。ビットコインのもともとの存在意義はサトシナカモト氏の論文(ビットコインの原論文(サトシナカモトとは) – とってもやさしいビットコイン)で述べているように第三者機関の仲裁無しにやり取りできる電子決済システムの構築というものです。事実、その中では少額の取引において現金というものがあるので取引は現金でなされてもいいと述べております。しかし、電子取引の少額決済や、逆にかなりの多額の決済においては第三者機関の存在は逆に不都合が生じ、一定の割合の詐欺や取引コストの増大は避ける事ができません。
具体的に言えば口座を開設する時の個人情報の提示による個人情報流出の被害、手間のかかる銀行口座開設や海外の自社の社員に給料を支払う時の海外送金手数料の大きさは経済活動を阻害しているものであると言えるでしょう。それらを解決するための物としてビットコインというシステムは存在していると言えます。それが現在、世界的に見れば完全に普及しているとは言い難く、やっと7年経ちそのビットコインの堅牢性が認められ始めて企業や個人が気づき始めた段階と言えるでしょう。
事実、先日私が車を購入した時も多額の金額は現金で持ち歩くのは不安なので振り込みを選択しました。そうなると他行宛ての振込には手数料が100円ではなくそれ以上かかります。更に銀行に赴かなくてはないりません。これがビットコインなら手間もコストもかからず、スマホ一つの操作で簡単に完結するのに、と思いました。つまり、現実の課題をクリアできる能力を既にビットコインは持っているという証明が私の中ではなされたのでした。
ですのでその観点からみると、ビットコインはまだ本領を発揮されておらず、これに多くの人が気づき利用したいと思われることで需要が増えます。まだまだ投資対象としても十分価値のあるものであるという事が言えるでしょう。
ビットコインの課題
しかし、ビットコインには課題がまだある事も事実です。それは「無くなるもの」とか「怪しい」といったイメージの抽象性の高い問題ではありません。(もちろん多くの方がそのようなイメージを払拭するのは必要な条件ではありますが、多くの方は信頼のできる人がその正当性を発言すれば信頼をするものですのでここでは省略します)
ビットコインの問題はそのシステムが今後多くの人が利用しても問題なく進んでいくかというところにあります。今現在ですとスケーラビリティ問題(詳しくは⇒ビットコインのスケーラビリティ問題とは – とってもやさしいビットコイン)というものです。これはビットコインの決済システムの在り方を問う問題で現在のままですとビットコインが世界的に利用されるようになったらそれに耐えうるシステムでない事がわかっております。これに対するいくつかの解が既に世界中のエンジニアによって出されております。しかし、利権の問題やビットコインに対する理念の問題もあり現在は議論の真っただ中です。こういった問題に対してはビットコインコア開発チームとマイニンググループ(マイニングについて⇒ビットコイン用語最頻出⁉「マイニング」とは – とってもやさしいビットコイン)の多数決により今後の方針は決められていきます。
これがどういう結末を迎えるかによりビットコインがどう転んでいくのかが決まります。これは正直誰にも分かりません。逆に言えばこれがもし将来、成功だったとわかった時にはビットコインの価値はさらに上昇すると言えますし、逆もしかりです。ただ、言える事は今までもビットコインは問題といわれるものが存在し、それらを無事に乗り越えてきてここまでに至ります。以前ビットコインの問題といわれてきた51%攻撃(詳しくは⇒ビットコイン問題点「51%攻撃」 – とってもやさしいビットコイン)について未だに「これが問題だからビットコインは駄目だ」なんてことを言う人は見当たりません。(どこかにはいると思いますが)
つまり、今回の問題を無事に乗り越えたとしても今後もビットコインに対する懐疑的な言葉は消えることが無いと思いますし、いつまでもビットコインを不安視する人は消えないと思います。でもこれは人間の作ったもの全部に当てはまります。現行通貨だって出てきたときは「日本の発行する貨幣なんて信用できねーよ」といっていた人は必ずいましたし、日本円や現行通貨のシステムの課題を解決するべく出てきたのがビットコインですのでこれは歴史的に必然的な流れであることが言えるでしょう。
まとめ
長くなってしまいましたが、私が言えるのは「まだビットコインの投資価値はある」という事です。しかし短期的ではなく長期的にです。私がオススメするのはビットコインの価格に投資するのではなくてそのビットコインの理念に投資するという事です。もちろん短期的に結果が出ればラッキーとして考えると大きく資産を失う事もなく投資ができると思います。
ビットコインは知らない方が思っている以上に知的好奇心を満たしてくれる最新システムです。情報を追っているだけでも得をする技術です。是非興味のある方はビットコインの情報を積極的に収集してみてください。より自由な考え方が生まれます。
- 作者: ビットバンク株式会社&『ブロックチェーンの衝撃』編集委員会,馬渕邦美
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