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ビットコインの仕組みは色々と初心者にとっては難しいところがあります。そこで今回はビットコインをあなたが保有していると仮定して、送金をしてから相手が受け取るまでの仕組みを技術的な事を省いてご説明させていただきます!
目次
- 保有している状態
- 送金する~マイニング
- マイニング~受け取り
- まとめ
1 保有している状態
まず、ビットコインを保有している状態です。保有している状態、とは「あなたが取引所の中にビットコインがある」または「ビットコインウォレットの中にビットコインがある」状態を言います。
厳密には取引所での保有している状態は非常に危険ですのでウォレットの中にビットコインがある状態が「保有している状態」としたいところですが、「ウォレットって何?」と言われてしまうと手も足も出なくなってしまいますので取引所またはウォレットにある状態を「保有している状態」とします。
<ビットコイン購入方法はこちら>
<ビットコインを取引所からウォレットに移す方法はこちら>
2 送金ボタン~マイニング
ビットコインを保有している状態から取引所またはウォレットの機能を使って「相手のビットコインアドレス」「ビットコインの数量」を指定したら「送金」ボタンを押します。
ここから、あなたは相手に振り込まれるのを最低10分待ちます。
後にビットコインは無事にあいての口座(ビットコインアドレス)に振り込まれるわけですがこの間にビットコインシステム内部では何が起きているのでしょうか?
まず、あなたがビットコインの送金ボタンを押すとその取引のデータが作成されます。(初心者が利用するウォレットや取引所であればここも含め以下説明する部分は全自動です)
取引のデータは「あなたのビットコインアドレスからAさん(仮にAさんとします)のビットコインアドレスへいくらビットコインが振り込まれるか」という事がわかるものです。
このデータは「秘密鍵」というあなたのビットコインアドレスに紐づく鍵を用いて作成されます。初心者の方が利用する取引所やウォレットのビットコインアドレスの秘密鍵は運営が持っている事が多いのであなたは秘密鍵すら目にしたことが無いかもしれません。
しかし、ビットコインアドレスがある以上秘密鍵も存在します。秘密鍵はあなたではなくても持ってさえいればそのビットコインアドレスから送金する際は誰でも利用することができます。ですので取引所や簡易ウォレットでは運営が勝手にやってくれるので心配はいりません。(運営を信じる事さえできれば)
秘密鍵で取引データを作成するイメージとしては「あなたのビットコインアドレスからAさんのビットコインアドレスへいくらビットコインが振り込まれるか」というデータを秘密鍵でロックし、相手しか開ける事ができなくする、というような感じです。
その秘密鍵でロックされた取引データは共有ネットワークによって全員(ほとんど全員)に伝搬されます。「この取引がしたいです」と、参加者に知らせるのです。
ここでいう「参加者」とは基本的にはビットコインのシステムを監視している人です。あなたは初心者であれば「参加者」にはなっていないでしょう。取引所を利用しているだけでは「参加者」ではありません。「参加者」になるには基本的にはビットコインのシステムに何かしらの役割を担う必要があります。利用者ではなく運営側(ビットコインは中央管理ではないので誰でもなれます)に回るイメージです。(あくまでイメージです)
ビットコインを利用するだけであればややこしいので詳しくは気にしなくていいです笑
知りたい方はこちらを読み漁ってください笑⇒ビットコインの仕組み紹介ページ
さて、あなたの取引希望を載せた取引データが参加者に渡るとその参加者のうちのビットコインの台帳を作成する係の人たちがそれが台帳に載せてもいい取引かどうかの検証作業を行います。これがいわゆる「マイニング(採掘)」と言われるもので、ここであなたの取引はマイニング作業の中に入っていくのです。
3 マイニング~受け取り
無事にあなたの取引が不正なものではないという認定がなされるとあなたの取引データはビットコインの台帳の作成係の人たちによって台帳に書き込まれます。しかし、これではまだルーズリーフに書かれただけです。
正式にビットコインシステムの中であなたの取引が認められるのにはあなたの取引データの書かれたルーズリーフがバインダーに挟まれる必要があります。(ルーズリーフとバインダーはイメージです。ルーズリーフ=「ブロック」 バインダー=「ブロックチェーン」です。)
ビットコインの台帳作成者はこの世に沢山いますがバインダーは一つしかありません。つまりバインダーにルーズリーフを挟めるのはただ一人だけです。イメージで言うと、ルーズリーフを最も早く全行取引データを書き込み、走ってバインダーに行った一番早い人が勝利者となります。
こう言うと「じゃあ、私の取引データのないルーズリーフがバインダーに挟まってしまったら私の取引はどうなるの!?」
と思われると思います。しかし安心してください。あなたの取引データは先ほども言ったようにほぼ全参加者で共有されていて、ルーズリーフに書かれるデータはそこまで相違ありません。仮に最初のルーズリーフに入らなかったとしても取引データは残っていますのでいつかはルーズリーフに書かれることになります。
晴れてビットコインの台帳であるバインダーこと「ブロックチェーン」に仲間入りをしたあなたの取引はここで「承認」されます。
承認されるとは、先ほどの取引データ「あなたのビットコインアドレスからAさんのビットコインアドレスへいくらビットコインが振り込まれるか」が認められるという事です。
実はこれでAさんのビットコイン受け取りも同時に完了しているのです。ビットコインアドレスは銀行口座のように「振り込まれる」ものではありません。仮に今受け取ったビットコインが1ビットコインであれば「Aさんが1ビットコイン受け取った」と記録が残っていればいいのです。
そうすれば、Aさんが次にBさんに0.5ビットコイン送りたい時はバインダーにある先ほどの取引記録「あなたのビットコインアドレスからAさんのビットコインアドレスへいくらビットコインが振り込まれるか」を参照すればいいのです。それは改ざんできない事実として残された記録ですので、「Aさんはまだ利用できるビットコインが1BTC(ビットコイン)あります」という証明になるのです。
仮にBさんに0.5BTC送ったとしたらそれも全く同じようにバインダーに記録され、1BTC-0.5BTC=0.5BTCが残りのAさんのビットコイン残高ですので、バインダーを参照した結果がAさんのビットコインウォレット(や取引所)には反映されることになるのです。
4 まとめ
あなたが「送金」ボタンを押してから相手が受け取るまでの簡単な仕組みの解説です。この過程にかかる時間が10分です。ですので最低ビットコイン取引は10分かかるのです。(もちろん10分で承認されない場合もありますが、とりあえず例外の前に10分という事を覚えましょう)(参考:なぜビットコイン取引は10分かかるか)
これはかなりビットコインを簡単に説明したものですが、これをお読みいただくとビットコインはシステムで動いており、別に怪しいものでもなんでもない事がお分かりいただけるのではないでしょうか?もちろん、まだまだビットコインには残された課題はありますが(ビットコインのスケーラビリティ問題とは)、仮想通貨やビットコインには無限の可能性がまだまだあります。
これを機にビットコインについて少し調べてみる事で、さらに便利で素敵な生活ができると思います!是非、情報収集してみてください!!
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