ネットバンクvsビットコイン

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先日、三菱東京UFJダイレクト(UFJ銀行のネットバンク)を登録して色々といじっていました。その結果ビットコインについて考えたことを記述していこうと思います。ビットコインの今後について考える参考になれば幸いです。

 

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ビットコインの価値

 

ここで述べる価値とは「価格」の事ではないです。ビットコインがこの世の中に与える価値という意味です。というか私たち一般人が「使いたい」と単純に思うかどうかの話で、経済的にどう行動するのが世の中にとっていいか、とかの話ではありません。

 

ビットコインを保有する目的は多くの方が投資としての目的であると思います。ビットコインシステムを理解し、素晴らしいものだと考えて今後普及するだろうといった期待を含めて購入している方も多いと思いますがどちらにしても今保有している方は「価格が上がるかもしれない」という「儲け」が動機になっている方がほとんどだと思います。

 

実際、もうこれ以上ビットコインの価格が上がらない!となれば私も今よりはビットコイン保有率は下がると思います。何故なら「そこまで今は便利ではない」からです。

もちろんこれは「現在」の話で、今後便利になれば利用するようにはなります。でも本当に今必要かと言われればそこまで必要ではない気がします。

 

ネットバンク等の決済

 

そう考えるきっかけになったのも私がビットコインを研究しだして「決済」分野に目を向ける事が多くなったからです。今までネットバンクなんて利用したことが無かったですし、クレジットカードの知識も一般的なものしかありませんでした。

 

ただ、色んな決済サービス・金融サービスを調べているとビットコインの良さ、ビットコインにしか成しえないものはどのくらいあるのか?と思うようになりました。

 

2017年2月12日より三菱東京UFJ銀行がネットバンクの24時間即時振り込みを開始します。これでネットバンクに登録している人は銀行の営業時間を気にする必要がそんなに無くなりました。ネットバンクからであれば同行本支店あての振込は手数料無料ですのでとても便利になりました。

 

また、公共料金の支払いやネット決済ができるペイジーという決済サービスもネットバンクであればネット上で銀行口座から振り込みができます。(手数料はかかりますが)

 

ネットバンクとは関係ないですがクレジットカードの個人情報入力が不安な方はpaypalというサービスがありこれまた入力不要で決済できます。手数料は事業者負担です。

 

こうしてみると、ビットコインにしかない部分はそこまで多くないのではないかという事です。既存の金融機関と提携してブロックチェーン技術を利用する「リップル」の考え方もうなずけます。

 

ビットコインにしかない特徴

 

そこでビットコインにしかできない事はなんだと考えます。

こちらの記事でまとめましたビットコインにしかできない事は何かが、こちらでは一般的な消費者目線で述べました。

 

そこで結論は「中央管理不在」の「理念」というところで落ち着いたのですが、もちろん消費者目線だけではビットコインは語れません。

 

というのも「中央管理不在」というところで最も台頭してくるのは「個人」です。その「個人」が事業をするに当たってはビットコイン決済というのはかなり有用になるからです。

 

どういう事かと言えば、いくらネットバンクが発達しようともビットコインの分散型のシステムよりもコストを減らすのはかなり厳しいからです。もちろんリップルのような個人向け仮想通貨ではなく、既存金融機関とタッグを組んだブロックチェーン技術の発達によりコストが削減されることはあるかもしれません。

 

しかし、そこにある「中央」という考えが無くなる事はありません。それが無くなる=既存の金融システムの崩壊だからです。これでは本末転倒の為、ビットコインよりも分散型になる事はありません。

 

という事はどこかの部分では「中央」の管理があるという事で、さらに言えばそこを保つ為のコストは発生するわけで、そのコストよりも多くの手数料なり使用料を払うのが利用者です。

 

つまり「中央」という存在がある限りコストが無くなる事は有り得ません。もちろんビットコインのマイニングコスト(マイニングとは)も無くなる事は無いのでここが「中央」vs「分散型」のキモになってくると思います。

 

そのマイニングの方法がビットコインではPoW(プルーフ・オブ・ワーク)になり、これが本当に最適なのか?などという議論が出てくるわけです。

 

少し話が逸れてしまいましたが、要は「個人」が事業主として決済をするに当たり、ビットコインのコストの方が既存システムよりも安価に済ませられるという事で個人のネット決済の導入障壁が下がる事がビットコインにしか(その他仮想通貨ではありますがここでは既存vs仮想通貨の構造で話している為省略します)現在できないことなのです。

 

つまりネットバンクがいくら便利でも分散型のシステムより個人が事業を行う際においてビットコインよりコストが安い事は現在ではありませんし、今後既存システムのコストが安くなっていったとしてもマイニングコストぐらい既存企業が管理する事がコスト削減できないと戦う事はできません。

 

つまり既存システムは弱体化をすることになります。競争に勝つために弱体化をする。このような道をたどる可能性があると言えると思います。

 

そうなると既存システムの残された道は(もちろん「そうなると」です)「ビットコインシステムの自爆」しかありません。これがまた無くも無い(特に短期的に見て)のが予想を困難にさせるのです笑 (ブロックサイズ問題など)

 

まとめ

 

ここまで来ると題名であるネットバンクvsビットコインというのは少し違って、いくらネットバンクが頑張ってもビットコインに近づくことはできない(本質的にできない)ので既存システムがビットコインとは全く発想の異なる形で世の中に受け入れられる必要がある事が分かります。(つまりvsをする時点でビットコインには敵わないと言えます。)

 

もちろんこれは一つの側面からみたビットコインの考察です。ビットコインには様々な視点があり(技術論・経済論・貨幣論・信用論など)研究してもし尽くすという事がありません。是非皆さんも自身の興味のある分野と絡めてビットコインを見てみてください。きっと新たな発見があると思います!

 

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