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機密情報を匿名で公開できる「wikileaks」というサイトでビットコインが使用されております。これからのビットコインや仮想通貨の在り方を考える際の参考になるかもしれません。
wikileaksとは
wikileaks(ウィキリークス)は2007年に存在が明らかにされたウェブサイトです。政府・企業・宗教などの内部情報を匿名で投稿する事ができます。投稿者の匿名性にはかなり厳重な注意が払われており、「Tor」と呼ばれるネット上のアクセス経路を匿名にする技術等が用いられております。
日本でもとても話題になったアメリカの内部告発をした「エドワード・スノーデン氏」の支援をウィキリークスの創始者が行った事も話題を呼びました。
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wikileaksとビットコイン
wikileaksのHPを見てみると最下部に「Bitcoin」の文字を発見します。
wikileaksにビットコインで寄付ができるのです。寄付はビットコインの他にクレジットカードやPaypalが選択をできます。
また仮想通貨ではビットコインだけではなく「ライトコイン」でも寄付ができます。
匿名性を重んじるwikileaksでビットコインが使用されているのはビットコインやライトコインという仮想通貨の匿名性に関係します。
ビットコインの匿名性
ビットコインには送受金に利用される「ビットコインアドレス」という文字列があり文字列を指定するだけで送受金する事ができます。
ライトコインも同様に送受金が可能です。
ビットコインアドレス(ライトコインアドレス)には個人情報は紐づいておらずアドレスのみでは個人を特定する事ができません。wikileaksの匿名性を重んじる理念ととてもマッチしております。
しかし、先ほど示した画面のビットコインアドレス(ライトコインアドレス)は毎回更新されます。その理由はビットコインアドレスの仕組みにあります。
送受金に利用されたアドレスはブロックチェーン上に記録され世界に公開されます。
仮にwikileaksが同じアドレスを利用していればそのビットコインを誰かに送金した時にその相手先のアドレスは「wikileaksが支援している」という事が判明してしまいます。これでは匿名性にかなりの欠落が生じます。
ですので毎回ビットコインアドレス(ライトコインアドレス)を利用する事でその後にビットコインを利用しても「wikileaksのアドレス」という事が判明せずに済むのです。
ビットコインの匿名性はこのような場面で有効に利用する事ができるのです。(wikileaksの道義的な問題は別として)
まとめ
このようなビットコインの匿名性を上げる行為は個人でも推奨されます。同じビットコインアドレスをずっと利用していると個人が特定されてしまう可能性が出てきます。知人にビットコインを送金したらあなたのビットコインアドレスは知人に知られ、「個人情報と紐づいたビットコインアドレス」に一気に変貌するからです。
もちろん匿名性は悪用もされます。ランサムウェアでは匿名性を利用して身代金でビットコインが利用されてしまいました。
ビットコインや仮想通貨は利用方法では人を助けもし陥れたりもします。どのようなサービスが今後展開されていくかの考察の参考にしていただければと思います。
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