中国の規制がビットコインに与える影響と9月8日の価格急落

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2017年9月8日、中国政府が中国国内ビットコイン取引所に対し停止の命令を下したという情報が流れ、一時ビットコイン価格は急落しました。

先日、中国がICO禁止の命令を出したばかりで市場はとても敏感になっております。中国の仮想通貨に対する規制と今後のビットコインに与える影響を初心者の方にも分かりやすく解説をしていきます。

 

 

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9月8日の急落

 

9月8日にビットコイン価格が急落しました。原因は中国政府が中国国内のビットコイン取引所に対して停止の命令を出したと情報が流れたからと見られます。情報は中国の地元メディア(http://finance.caixin.com/2017-09-08/101142797.html)が発信源と見られますが、Twitter等で様々な情報が流れました。

 

実際、8日に中国規制当局が取引所に対して停止を行ったかどうかは定かではなく、9日9時現在ではビットコイン価格は元に戻りつつあります。

 

このような情報先行はビットコインでは以前から多くあり、何度も価格が急落するという事は起きております。不安定な市場ですので取引や保有をする場合はまずそのような市場である事を念頭に入れておきましょう。

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中国の規制

 

中国は「ICO(Initial Coin Offering)」に対して規制を出したばかり(中国のICO規制について<初心者向け>)ですが、今後どのような規制を仮想通貨に対して行っていくかは分かりません。

 

今回は取引所の停止はありませんでしたが(9月9日9時時点)今後取引所が停止される事も可能性としてはあり、停止に伴いビットコインや仮想通貨の価格が急落する事は起こり得る事です。中国は資本の流出にかなり目を光らせております。

 

ビットコイン取引所では中国人民元がビットコインに換金され、その後ビットコインが他の国へと渡っていくので資本が国外へと流出していきます。中国規制当局は「資本流出規制」を強化しておりとにかく外国へ資本を出さない事で経済成長を続けようとしております。

 

ですのでビットコイン取引所がその対象になってもおかしくはありません。

 

中国規制でビットコインが終了か

 

もちろん中国のビットコイン取引所が停止になったからと言ってビットコインは終了しません。中国が資本流出規制の為に取引所を停止するとすれば中国に集中するマイニンググループは国内でビットコインを換金する事が出来なくなるので厳しくなっていきます。海外で交換するとすればマイニンググループも規制の対象になるかもしれません。

 

もちろん、中国もビットコイン取引所やマイニンググループによる経済循環は喜ばしい事ですので簡単にどちらも規制する訳ではないと思いますが、このような事態が起こればビットコインは「崩壊」と言っていいほどの価格下落を見せるかもしれません。

 

しかし、ビットコイン取引所は世界中にありますしビットコインシステムの脆弱性による価格下落ではありません。その後ビットコインは復活するでしょう。

 

というのも、中国のマイニンググループに現在はマイニングセキュリティを頼っている部分が少なからずあるので規制によって一度信用は無くなります。しかし、マイニングに適しているのは何も中国だけではありません。

 

更に中国が現在シェアを占めているマイニングにおいてもそのシェアはかなり変動が大きく、現在では様々なグループがマイニングに置いて成功を収めております。

ですので中国の規制によりビットコインと中国の関係が希薄になったとしてもビットコインの生き残る道はあります。

 

国家とビットコイン

 

ビットコインは中央管理不在の通貨で中央で通貨を発行している国家とは対立する関係にあります。今後も世界各国で規制の波は訪れると思われますし、日本でも起こるでしょう。しかし、ビットコインは社会に「国家のあり方」を提示しています。

国家とビットコインが対立した時に人々が何を考えるのか、それはとても知的好奇心を満たしてくれます。

 

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