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ビットコインSegwit2xという実装を巡って11月に分裂するかどうかで議論が巻き起こっています。2017年10月12日(日本時間)でF2PoolというマイナーがSegwit2xをサポートしないという表明(シグナル)を出しました。この事について初心者にも分かりやすく解説をしていきます。
11月分裂騒動のこれまでの流れはこちらビットコインの11月分裂騒動を知ろう!をご参考にしてください。
F2PoolがSegwit2xシグナルを取り下げ
大手マイニンググループのF2Poolが10月13日にSegwit2xのシグナルを取り下げました。
マイナーはSegwit2xをビットコインに組み入れる事に賛成しているかどうかを、作成したブロックにシグナルを出す事で表明をします。
このようにシグナルを出す事でどれだけのマイナーがSegwit2xに賛成しているのかが分かります。ビットコインはマイニングを行う事で稼働していくのでもし新仕様のビットコインが誕生した時にマイナーがいないと稼働しない事になります。
また、ビットコインを分裂させるのもマイナーができる事なのでどれだけのマイナーがSegwit2xに賛成しているかが分かるシグナルで分裂の可能性が分かります。
そんなSegwit2x賛成シグナルを中国の大手マイニンググループF2Poolが取り下げました。
F2Poolのマイニングパワー
F2Poolはビットコインの大手マイニンググループです。ビットコインにおいて多くのマイニングパワー(ハッシュレートと言います)を持ちます。
(画像元:https://coin.dance/blocks/core)
2017年10月13日現在、F2Poolがビットコインに占めるマイニングパワーは約15%を占めており、中国のマイニンググループViaBTCと並んで第1位のマイニングパワーを保持します。
F2PoolがSegwit2x賛成を取り下げたことでSegwit2xビットコインの情勢は変わっていくでしょう。
489470ブロック作成時にSegwit2x賛成シグナルを表明していたF2Poolは48492ブロック作成時(22ブロック後)にはSegwit2x賛成シグナルを出しませんでした。以降、F2Poolの作成ブロックにSegwit2x賛成シグナルは表明されておりません。(2017年10月13日正午現在)
Segwit2xに関してはビットコインコア公式のBitcoin.orgが警告を発表した事から離脱する事業者が出てくる事が考えられます。このような事が続けばビットコインの無理な分裂は起こらずに収束する可能性があります。
ちなみにビットコインマイニングの約9%のマイニングパワーを持つSlush PoolもSegwit2x賛成シグナルは出していないので合計で約24%のマイニングパワーを持つ団体がSegwit2x賛成シグナルを出していない事になります。
シグナルについて
しかし、シグナルはあくまでシグナルです。F2Poolが賛成シグナルを発していないからと言ってF2Poolが今後Segwit2xのマイニングを全く行ってはいけない、という強制力はありません。土壇場での賛成はあります。マイニング団体はビジネスとしてマイニングを行っており、自社の利益を優先します。ビットコインの11月分裂騒動は最後まで何が起こるか分かりませんので注意して情報を収集しましょう。
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