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仮想通貨投資をする場合、トレード方法は複数存在します。それらの違いを知っておくことで自身に合ったトレード方法を実践する事ができます。
仮想通貨のFXとは
仮想通貨のFXは仮想通貨と法定通貨の間にある価格変動を利用して取引を行う方法の事を言います。また、証拠金と呼ばれる資金を取引所に預ける事で少ない資金で大きな取引を可能にします。
FXとは元々「Foreign Exchange」の頭文字で「外国為替証拠金取引」の事を言います。FXは国内の通貨と海外の通貨との間にある価格変動を利用して取引が行われます。
仮に1ドル=100円の時に1ドル購入し、1ドル=120円の時に1ドルを売却すれば20円の利益になります。
これと同様にビットコインFXでは1BTC(ビットコインの単位)=1万円の時に1BTC購入し、1BTC=1万2千円の時に売却した場合2千円の利益になります。
またFXである証拠金取引は取引所へ証拠金と呼ばれる資金を預ける事で預けた資金以上の取引を行う事ができます。これはレバレッジ取引と呼ばれ、FXでは最大25倍まで預け資金にかけた資金を取引する事ができます。
例えば1万円の証拠金を預け25倍の取引を行った場合、25万円の取引を行う事が可能です。
1ドル=100円の時に通常であれば1万円÷100円で100ドルしか取引できませんがレバレッジ25倍取引では25万円÷100円で2500ドルの取引が可能になります。
これと同様にビットコインFXでもレバレッジをかけた取引を行う事ができます。取引所によって最大レバレッジは異なりますが最も大きな倍率が可能な取引所でFXと同様に25倍までレバレッジを効かせて取引が可能です。
つまり仮想通貨取引所へ証拠金として1万円を預けていた場合、25倍のレバレッジを効かせれば25万円分のビットコインFX取引ができるようになります。
1BTC=1万円の時に通常であれば1万円÷1万円で1BTCしか取引できなかったものが25万円÷1万円で25BTCまで取引が可能になるのです。
以上のようなものが仮想通貨(ビットコイン)FXです。
仮想通貨の現物取引はレバレッジ取引が無いのでレバレッジ取引を行いたい場合は仮想通貨FXを選択する事になります。
また、FXでは実際に手元に仮想通貨を保有するものではなくあくまで取引所内で第三者と仮想通貨をやり取りし、損益を計上するだけですので現物が手に入る事はありません。買い注文が成立(買いポジション)しても最終的には売り注文を出さなくてはならず(決済と言います)最後はどちらのポジションも決済する事になります。
その為現物取引とは違い、「売り」から入る事ができます。売りポジションであれば価格が下がったのちに「買う」事で差額を利益にする事ができます。
例えば1BTC=1万円の時に「売り」、その後1BTC=8000円の時に「買い」を行えば差額の2000円が利益になります。
下げ相場でも利益を出す事ができるのがFX取引の特徴です。
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通常のFXと異なる点
通常の外国為替FXとビットコインFXには異なる点が存在します。それはスワップポイントです。
スワップポイントとは通常のFXでは外国の通貨間の金利の差によって得られる損益の事を言います。
例えば日本円の金利が1%で米ドルの金利が2%だった時、米ドルをFXで保有していれば(ポジションを持っていれば)2%(ドル金利)‐1%(円金利)で1%のスワップポイントを毎日受け取る事ができます。
しかし、ビットコインなどの仮想通貨は「金利」というものが存在しません。ですので仮想通貨FXではポジションを持っていると(FXの中で仮想通貨を購入・売却していると)毎日マイナスの金利がかかってしまい損失を出す事になります。
例えば大手仮想通貨取引所のbitFlyerでは毎日買い、売りに限らず0.04%の支払いをしなくてはなりません。外為FXにあるスワップポイントで利益を得る方法は仮想通貨FXには存在しません。
仮想通貨の現物取引では現物を保有しているのでスワップポイントは存在しません。ですので長期トレードをしたい初心者の方は現物取引を行うのがいいでしょう。
ロスカット・追証
仮想通貨FXでは外為FXと同様にロスカット・追加証拠金(追証)制度があります。
例えば証拠金が80%を下回った場合に追証、50%を下回った時にロスカットというルールだとします。
1万円の証拠金を預けてレバレッジ5倍の取引を行っている時に1BTC=1万円から9000円に価格が下がったとします。
この時5万円分のビットコインを買っていた場合、下がった金額1000円×5の5000円が損失になり証拠金1万円から5000円が引かれます。
この場合5000円/1万円=1/2=50%となるのでロスカットのルールが適用されます。これが80%であれば追証ルールの適用です。
追証とは
この例の場合では80%以上に証拠金を維持しなければ取引が続行できない場合追加の証拠金(保証金とも言う)が求められる事を「追証(おいしょう)」と言います。80%を下回ってもなお証拠金を追加しなければ一定期間を過ぎた時点で強制的に取引はできなくなります(強制決済。買いポジションを持っていれば強制的に売りが入る。逆も然り)。
追証が無くロスカットだけが設定されている取引所もあります。
ロスカットとは
この例では証拠金が50%を下回った場合強制的に取引ができなくなります(強制決済)。追証を無視した場合でもロスカットが発動します。
取引所によって追証・ロスカットの率は異なります。仮想通貨取引所比較はこちらビットコイン・仮想通貨取引所比較で行っておりますのでご参考にしていただければと思います。
また仮想通貨の取引では「FX」「信用取引」「レバレッジ取引」が同じような意味で用いられます。取引所によって呼び方はまちまちです。基本的にどれもレバレッジがきく・売りから始められるという特徴が同様にあるので同じように考えていただいて大丈夫です。
ただ取引所によってルールが違う事、レバレッジをきかせた取引では大きな損失を出す事がありますので取引は慎重に行うようにしましょう。
各取引所の特徴早見表です。以下ではそれぞれの分野での比較をしておりますのですぐに確認したい場合はこちらをご参考にしていただければと思います。(スマホはスクロールで全体が閲覧できます。)
仮想通貨FXができる取引所
仮想通貨FX(信用取引含む)ができる国内取引所一覧です。詳細は各取引所HPにてご確認ください。(スマホはスクロールで全体を閲覧できます。)
取引所名 | 手数料 | スワップポイント | 追証 | ロスカット | レバレッジ |
---|---|---|---|---|---|
bitFlyer | 0% | 0.04% | 80% | 50% | 15倍 |
coincheck | 0% | 0.04%~ | 80% | 50% | 5倍 |
Zaif | 0% | 0.039% | – | 30% | 7.77倍 |
bitbank trade | 0.01% | 0% | – | 20% | 20倍 |
QUOINEX | 0% | 0.05% | – | 110% | 25倍 |
BITPoint | 0% | 0.035% | – | 100% | 25倍 |
BTCBOX | 0% | 変動 | – | 110% | 3倍 |
GMOコイン | 0% | 0.05% | – | ~85% | 25倍 |
みんなのビットコイン | 0% | 0.05% | – | 110% | 25倍 |
※手数料はビットコイン取引時 ※レバレッジはFX(信用取引)最大 ※(M)メイカー(T)テイカー ※btbank tradeは先物取引 ※更新日時により情報が遅れている場合があります。(最終更新2017.10.22.)
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