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ビットコインから分裂するとみられるビットコインゴールドについての2017.10.24.8:30現在の最新情報です。刻一刻と情報は変わりますので慎重に情報収集をする必要はありますが、ビットコインに何か問題が発生する訳ではありません。ビットコインのみに焦点を当てている方は慌てずに経過を観察するだけで大丈夫です。
※<追記>2017.10.24.10:30ごろ分岐しました。
ビットコインゴールドの予定が早まる
10月25日に予定されていたビットコインゴールドの分岐(フォーク)が10月24日昼頃に早まりました。これはビットコインのマイニングのスピードが早まった事に由来しております。
元々ビットコインゴールドはビットコインで作成される491407番目のブロックより分岐する事が予定されていました。しかし、ビットコインのマイニングスピードが早まった事によりそのブロックへの到達が早まりました。
ビットコインのブロックは平均して10分に一度作成されるので時間を計算して10月25日と予定されていた事で、その作成時間が短くなった為前倒しになったという事です。
ビットコイン保有者は心配がない
ビットコインのマイナーが大部分移動したビットコインキャッシュのようにビットコインマイニングに影響を与える可能性がビットコインゴールドでは少ないのが現状です。
またビットコインから分岐するものの、ビットコインとは異なるアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)ですのでビットコインに与える影響はほとんどありません。
ですのでビットコインの仕組みや理念に共感して保有している方は特に心配する事由はありません。「ビットコインゴールドを何としても受け取りたい」という方は別ですが、オマケ程度に考えている方はそこまで最新情報を追う必要はありません。
ただ、ビットコインゴールドが誕生する前後ではビットコインシステムが不安定になり、リスクを伴うのでなるべく入出金は避けましょう。(一部取引所では入出金が停止になります)
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ビットコインゴールドの脆弱性
ビットコインゴールドではリプレイアタックという仮想通貨に対する攻撃を防ぐ保護が取られていない事が多く指摘されています。
ビットコインゴールド公式では保護の実装はされているとしておりますが、保護されていない場合今後どの事業者(取引所やウォレットサービス)でもビットコインゴールドは取り扱われませんのでこれはビットコインゴールドの脆弱性と言えます。
脆弱性がある限り価格においてもほとんどつかない可能性が大いにありますので保有を考えている方はこの部分に関しては情報を注意して集めるのが良いと思います。
国内取引所の対応
国内取引所の対応は以下でまとめてあります。ご参考にしていただければと思います。
国内取引所ビットコインゴールド(BitcoinGold)の対応 <随時更新>
Coinbase・TREZORの対応
アメリカ大手取引所Coinbase社はビットコインゴールドの脆弱性の為取り扱わない方針を公式に発表しております。
Timeline and Support — Bitcoin Segwit2x and Bitcoin Gold
また人気ウォレットのTREZORは保管されているビットコインと同数のビットコインゴールドをサポートするものの、今後脆弱性が改善されていないと判断した場合は対応をせずにTREZOR本体では取り出す事が出来ない仕様になると発表しております。
TREZOR Statement on Bitcoin Gold Fork – TREZOR Blog
このような事から分かるように世界的にビットコインゴールドの脆弱性が指摘されており、また脆弱性の改善により今後の方針が変わる事が分かっておりますのでビットコインゴールドを得たい場合でもまずは安全な場所へビットコインを保管しておくことを第一優先として行動する事をお勧めします。
ちなみにCoinbase社は11月に生じるもう一つの分岐であるSegwit2xには対応する事を表明しており、保有ビットコインと同数のSegwit2xビットコインを付与する事を発表しております。(Segwit2x分裂に関してはこちらビットコインの11月分裂騒動を知ろう!をご覧ください。)
Segwit2xについては国内取引所ではまだ発表が出されていませんのでSegwit2xに関しても各取引所の対応を待ち、慌てずに経過を観察していきましょう。
ビットコインは分裂(ハードフォーク)により不安定になると言われる事がありますがハードフォーク危機は今まで何度もあり、その度にビットコインは終わる、と言われています。ハードフォークでは特にビットコインの価格が心配だと言われますがシステム自体が変わる訳ではなく様々な危機をビットコインや仮想通貨は乗り越えた過去があります。このような問題の経過を良く観察する事はビットコインや仮想通貨の今後を考察するいい機会だと思いますので慌てずに情報を観察していただければと思います。
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