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(画像元:https://www.gmo.jp/news/article/?id=5878)
2017年12月20日よりGMOグループがビットコインのマイニング事業をスタートした事を発表しました。この発表について初心者の方にも分かりやすく解説をしていきます。
GMOグループのマイニング事業
GMOグループ(GMOインターネット株式会社)は2017年9月にビットコインのマイニング事業に参入すると発表していました。(参入内容についてはこちらGMOインターネットのマイニング事業参入について理解するをご参照ください。)
GMOグループによればビットコインマイニング事業に2018年上半期を目途に事業をスタートするとしておりその第一弾が2017年12月の今回行われ、計画は順調に進んでいます。
今回は試験的に導入した設備でマイニングを稼働したところ一定の収益を見込めた為に事業開始を決断したとされており、構想では更に収益性の高い設備を用意し収益の更なる向上を目指しています。
マイニングは報酬ーコスト
マイニングはビットコインの取引処理を行う設備と電気代などのコストをかける事で新規発行ビットコインや取引手数料を報酬として貰えるビジネスです。その為企業が設備を用意し報酬目当てにマイニングをする計画が少しずつ増えており(DMMグループも参入予定DMMグループのマイニング事業について – とってもやさしいビットコイン)今後ビジネスとして成立させていく事を目指しています。
マイニングは現在多くが中国で行われていますが、事業者が参入する事で寡占状態が改善され、ビットコインの安定稼働に繋がっていきます。マイニングの報酬の仕組みについてはこちらをご参考にしてください。
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GMOのマイニング
GMOグループは既にマイニングをスタートしていると発表しています。実はビットコインから派生したビットコインキャッシュという仮想通貨ではマイニングをGMOグループが行っている可能性があります。
(画像元:https://cash.coin.dance/blocks)
マイニングした人が自由に書き込める空白に「GMO-Z.com」との記載がある為これはGMOグループがマイニングしている可能性があります。もちろんこの記載はマイニングした人が任意の文字を書き込める為にGMOグループが行っているかどうかは分かりませんが、ビットコインキャッシュも同時にGMOグループがマイニングしていく可能性はあります。
なぜならビットコインとビットコインキャッシュは同様のルールを用いてマイニングをしている為、ビットコインのマイニング設備をビットコインキャッシュに応用する事が可能だからです。
ビットコインで必要なマイニングパワーはビットコインキャッシュの約5倍(2017年12月22日時点。このパワーは変動します。)なので5分の1のパワーでビットコインキャッシュでは報酬を受け取る事ができます。
もちろんそれで収益が出るとは限らず、ビットコインキャッシュのマイニングで受け取るのはビットコインではなくビットコインキャッシュになるのでビットコインキャッシュの価格が問題になります。
ここから言える事はGMOグループだけではなく、今後参入するマイニング事業者がビットコインキャッシュのマイニングも行っていく可能性があるという事です。ビットコインキャッシュのマイニングを行う人が増えるという事はセキュリティの向上・取引処理能力の向上、ひいては価格上昇の可能性があります。(参考:巨大マイニンググループの存在はセキュリティを上げるか下げるか)
ビットコインマイニング参入はこのように他の仮想通貨への影響も与える可能性がある事を知っておくと良いでしょう。(ビットコインと同様のルールを採用しているのは主要通貨ではビットコインキャッシュのみです。)
マイニング事業の今後
ただし、マイニング事業では他よりも高性能な設備やそれを支える為の多くの電気代を用意する事、ビットコイン価格が保たれる事が事業継続の大切な要になります。つまり事業継続には先行投資・ビットコイン本来の利用価値(存在価値)がある事が必要不可欠です。
マイニング事業者は今後も増えると予測されますが、それが同時に長期的なビットコインの価格上昇要因となる訳ではなくあくまでビットコインネットワークの健全性を保つためにプラスとなるものです。
ビットコインにとってマイナスではありませんが事業者にとっては多くの課題を持つ先行投資であると認識するのが良いでしょう。
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