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2017年11月にビットコインから分裂する予定だったビットコインSegwit2xの開発者JeffGarzikが現在もSegwit2xソフトウェアのコードを開発している事を語りました。
JeffGarzikとSegwit2x
2017年11月にビットコインから分裂する事で新たなビットコインとしての地位を狙ったSegwit2xの開発者であるJeffGarzikが現在もSegwit2xソフトウェアのコードを開発している事を仮想通貨関連ニュースサイトCoinDeskに語っています。
Segwit2xは2017年8月にSegwitという機能をビットコインに実装しその後ブロックサイズを拡大するという計画で11月に行われる予定でした。Segwit2xについて、誕生した流れや終了までの過程はこちらビットコインの11月分裂(ハードフォーク)騒動を知ろう!をご参照ください。
そんなSegwit2xビットコインの陣頭指揮を執っていたJeffGarzik氏は現在もSegwit2xのソフトウェアである「BTC1」の開発を行っているとしています。
JeffGarzik氏はアメリカのブロックチェーン関連企業のBloqCEOを務めており、Bloqは仮想通貨関連企業に出資をするDGC(Digital Carrency Groupe)と繋がりがありDGCから出資している仮想通貨企業は多くSegwit2xに賛成をしていた事で知られています。
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開発の目的
JeffGarzik氏によればBTC1を開発する事でビットコインからフォーク(分岐)したビットコインキャッシュやビットコインゴールドなど多くのビットコインと名の付く複数のコインを一つにまとめられるような相互運用性のあるソフトウェアを開発する事で分散してしまった開発者を以前のように一つにまとめる事ができるとしています。
BTC1を開発する事は2017年11月に起こした分裂騒動のような新たなコインの創造ではなく複数の仮想通貨をまとめる一つのソフトウェアを作り出す事だとし、BTC1でビットコイン・ビットコインキャッシュ・ライトコインなどのノードの役割を担う事ができるものだとしています。
また、JeffGarzik氏がCEOを務めるBloqでもBTC1の開発を役立てるとしています。Bloqは2017年10月に「メトロノーム」という複数仮想通貨のブロックチェーンをクロスさせるようなプロダクトを開発しておりそれにBTC1の開発が繋がっていくとしています。
BTC1を開発するのはJeffGarzik氏だけではなくオープンソース(誰でも開発に参加可能)の製品を作成していく事を目指します。
Segwit2xのビットコイン分岐は失敗に終わっていますが当時の過程から新たなソリューションを生み出す事を目標としています。
(参照:https://www.coindesk.com/suspended-not-abandoned-jeff-garzik-reworking-segwit2x-code/)
仮想通貨と開発者
仮想通貨はテクノロジーによって生み出される通貨なので開発者というのはとても重要なポジションにいます。どんなに優れた計画や目的であっても開発者が脆弱であればいずれその通貨は消滅へと向かっていきます。
現在ではビットコインやイーサリアムが非中央集権仮想通貨の中では注目されていますがこれは開発者の力や開発者の信頼性によるものが大きいのも事実です。その証拠にビットコインやイーサリアムでは日々多くの提案(ビットコインはBIP、イーサリアムはEIP)が出されており、メインネットワークではなくテストネットワーク上では多くのテストが行われております。
仮想通貨を扱う場合はどのような開発が行われているのか、どのような開発者がいるのかを知る事はとても重要な事です。初心者の方には知る事も困難ではありますが、日々の価格変動ではなく開発状況という実態を知る事は最重要課題であると考えます。
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