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アメリカの大手仮想通貨取引所coinbaseがビットコインの送受金にsegwitという機能を数週間後に実装するとtwitterで発表しました。この発表について初心者の方にも分かりやすく解説をしていきます。
coinbaseのSegwit対応
アメリカの大手仮想通貨取引所coinbaseが公式Twitterで発表したのはビットコインの送受金にsegwitという機能を数週間後に実装するというものです。
Segwitとは仮想通貨の送受金時に取引データを一部別領域にて格納する事で、Segwitを実装した送受金を行う事でネットワークの混雑を解消し、送金スピード・手数料を軽減する効果があります。(初心者向け「Segwit」解説記事はこちら)
Segwitを実装する事でビットコインネットワークの混雑解消に多少は効果がありますが厳密に言えばSegwitを実装する事でその次のネットワークの混雑解消策を打ち出せる事が大きなメリットとして存在しています。ライトニングネットワークと呼ばれる技術もSegwit実装によって利用がスムーズになる事などからSegwitが多くの送受金を行う取引所が実装する事はビットコインの利便性向上にプラスとなっていきます。(初心者向け「ライトニングネットワーク」解説記事はこちら)
このような効果を持つSegwitをアメリカの大手取引所coinbaseが数週間後に実装する予定を打ち出した事で他の取引所やウォレットでも実装が進んでいく可能性があります。
国内取引所ではbitbankとbitFlyer(送金時のみ)が既に実装しています。
ちなみにSegwitの送受金では送信と受信両者が実装している事で最大のネットワーク軽減効果があります。
「coinbaseが実装」のという重要性
coinbaseは「Segwit」+「ライトニングネットワーク」の実装を明確に指示はいていなかった過去があります。2017年11月にビットコインが分裂騒動になった「Segwit2x」計画ではSegwit2xビットコインに明確な反対を表明していませんでした。(Segwit2x分裂騒動について:ビットコインの11月分裂(ハードフォーク)騒動を知ろう!)
しかし、ここでSegwitを実装するという事はcoinbaseは開発者に反対を示していない事になりビットコインコミュニティが少しずつ意見のまとまりを見せている事を意味しています。
いまだ(2018年2月7日現在)Segwitを利用したビットコイン取引は約15%ほどですが今後伸びていく可能性があります。コミュニティ全体がブロックサイズの拡大という事ではなくSegwitなどの機能でのネットワーク混雑解消を目指す事でビットコインはさらなるステージに行く事になるでしょう。
(画像元:http://segwit.party/charts/#)
ビットコインはまだまだこれから
日本ではブームを起こしている仮想通貨やビットコインですが最も注目されているビットコインでさえこのようにコミュニティが一致団結していない状態です。ビットコインは多くの利権者(マイナー・開発者・取引所(事業者)・投資家・ユーザー)が存在し非中央集権組織としての道筋を作ろうとしています。
他の仮想通貨ではまだコミュニティが大きくなっていないものも多くあり、非中央集権ならではの問題が今後生じる可能性があります。ビットコインのコミュニティ動向に注目する事で他の仮想通貨の今後にも参考になるものがあると考えます。
(参照:https://www.ccn.com/coinbase-implement-segwit-next-weeks/)
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