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仮想通貨取引をする場合、注文方法に「ストリーミング注文」という注文方法があります。ストリーミング注文について初心者の方にも分かりやすく解説をしていきます。
ストリーミング注文とは
ストリーミング注文(すとりーみんぐちゅうもん)とはトレードをする際の注文方法の一つです。
仮想通貨をトレードする際に価格を指定せずに注文を出し、その時のレートで約定(やくじょう。取引成立)します。成行注文とほぼ同じ注文方法ですがストリーミング注文では「スリッページ」という値を設定できるのが違いです。(成行注文でもスリッページを設定できる取引所もあります)スリッページは以下で解説をしています。
例えば仮想通貨取引所でビットコインのレート表示が以下のようなものだとします。
<レート表示の例>
(画像:DMM Bitcoinより)
ここで0.01BTC(ビットコインの単位)の「買い」のストリーミング注文を出した場合は通常、買(Ask)のレートである「1,112,410円」と約定する事になります。
しかし相場の変動が激しい時はあなたが注文を出す時に1,112,410円から価格が変動して1,112,450円になっているかもしれません。その時、成行注文であればそのまま1,112,450円で約定してしまいますがもしストリーミング注文で「注文時レート以外では約定しない」という設定(つまりスリッページを0に設定)しておけば高くなってしまった価格では約定しないようにする事ができます。
(スリッページを設定できる成行注文の場合はストリーミング注文とほぼ同じですので区別する必要はありません。スリッページを設定できる成行注文がある取引所は逆にストリーミング注文という機能自体がありません。例:GMOコインなど)
逆にスリッページを50円に設定しておけばストリーミング注文を出した時の価格よりも上下50円以内の変動であれば約定する事になります。
スリッページ
スリッページはストリーミング注文で約定する価格の変動幅を円単位などで設定するもので設定値以上の場合は約定しないようにする事ができます。
ただしそのような設定をしている場合は約定しないで注文が流れる事もありますので注意して設定しましょう。
スリッページについて詳しくはこちらの記事スリッページとは <初心者の為の仮想通貨投資トレード用語解説> GMOコイン・DMM Bitcoinを参照ください。
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ストリーミング注文を出すメリットデメリット
メリット
ストリーミング注文を出すとスリッページ以内では必ず約定します。
その為ストリーミング注文は確実に買いたい(売りたい)価格が明確である場合に出す注文方法であると言えるでしょう。スリッページを設定できるので成行注文よりも売買したい価格が明確な場合に上手く利用すればトレードをスムーズに進める事ができます。
デメリット
指値注文のように価格を指定しない為「なるべくお得に買いたい(売りたい)」場合には向いていません。
また価格変動が大きい時に注文を出すとスリッページの範囲内に収まらず約定せずに流れてしまう事があります。
テイカーとメイカー
取引にはテイカー(Taker)とメイカー(Maker)という2者が存在します。テイカーとは注文板に既に乗っている注文で成立させた者、メイカーとは注文板に新たな注文を載せその後誰かと約定した者です。
<注文板の例>
(画像:bitbank.ccより)
つまり上図に表示されている注文を出している人は全てメイカーとなります。
ストリーミング注文はテイカーにしかなりません。テイカーとメイカーで発生する売買手数料が異なる仮想通貨取引所もありますのでご注意ください。
<手数料比較>
取引所名 | 取引所手数料 | 販売所手数料 |
---|---|---|
Zaif | (M)-0.05%(T)-0.01% | 0% |
bitFlyer | 0.01%~0.15% | 0% |
DMM Bitcoin | 0% | – |
bitbank.cc | 0% | – |
QUOINEX | 0% | 0% |
BITPoint | 0% | – |
BTCBOX | 0% | – |
GMOコイン | – | 0% |
みんなのビットコイン | 0% | – |
BIT Trade | 0.2% | – |
FISCO | 0% | 0% |
SBIバーチャルカレンシーズ | 未定 | 未定 |
coincheck(停止中) | 0% | 0% |
※取引手数料はビットコイン現物取引 ※(M)メイカー(T)テイカー ※更新日時により情報が遅れている場合があります。(最終更新2018.2.05.)
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