本ページはプロモーションが含まれています
インターネットサービスなどを展開する楽天株式会社のCEO三木谷氏が楽天コインと呼ばれる仮想通貨を発行する可能性を示唆しています。仮想通貨の認知が広がる中で大手企業の仮想通貨事業参入が相次いでいます。
楽天×仮想通貨
株式会社楽天(以下、楽天)は今まで仮想通貨の事業参入が噂されていましたが仮想通貨関連企業との提携や買収で動いているものの、楽天本体で仮想通貨を発行するなど本格的な事業参入の動きは見せていませんでした。
仮想通貨取引所のbitFlyerと提携する事でビットコインからお得にインターネット通販の楽天ショッピングを利用できるサービス(楽天×ビットコイン=最も得する方法)や、仮想通貨ウォレット事業者のBitnetを買収したりするなど、直接的な仮想通貨サービス展開ではなく参入する為の準備を着々と進めてきていました。
楽天コインの発行か
そんな中で2018年2月27日に楽天CEOの三木谷氏は仮想通貨を楽天の事業に組み入れていく計画がある事を発表しています。
楽天ではサービス利用者に対し「楽天スーパーポイント」と呼ばれる独自ポイントを発行しておりポイントは楽天サービス内でお金のように(1ポイント=1円)利用する事ができます。
この楽天ポイントと仮想通貨を交換できるようにする事などで楽天ポイントがより利用者にとって利便性の高いものに代わっていく事などを述べました。楽天ポイントは電子マネーのようなものでポイントをサービスで利用した場合、保有していたポイントは必ず楽天側に返還されます。しかしこれが仮想通貨であれば通貨のように他人に譲渡する事や楽天以外のサービス利用(例えば楽天提携企業など。必ずしも提携していなくてもいいかもしれません)も可能になります。
この楽天ポイントを仮想通貨にするという「楽天コイン」の構想があると三木谷氏は述べています。楽天ポイントの額は2015年からの3年間で総額約1兆円分に上っているとされ、もし発行される事になれば多くの楽天コインが発行される事を意味しています。
国際企業の武器になるか
楽天のような大手企業は国際的な取引の場で仮想通貨を有効に利用できないか様々な考察を行っており、大手企業の多くが仮想通貨・ブロックチェーンテクノロジーを利用してビジネスを行おうとしています。
仮想通貨は為替手数料や送金手数料が従来の法定通貨や銀行を用いたシステムよりも低コストで可能なので国際的に活動する企業の武器になっていく可能性があります。楽天もコスト面での期待と、仮想通貨ブームにアプローチする事で消費者の興味を引くという狙いがあるとしています。
楽天は楽天証券という証券会社も運営しておりDMMやGMOのように仮想通貨取引所も展開する可能性があります。仮想通貨は証券会社・ポイントプログラム・ウォレット・販売(EC)と幅広く展開する楽天の強み、そしてユーザーがお得に利用できる仕組みを形成していく武器になっていくかもしれません。
関連記事
楽天証券「総合口座」の開設方法と注意点 <本人確認・マイナンバー登録>
ビットコイン・仮想通貨取引所比較<2018年最新版> 「評判・手数料・選び方」
スポンサー
スポンサー