最近の世界の動きとアメリカに嫌われるビットコイン

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ここのところ、世界の勢力図を大きく変えるようなニュースが多く出回っています。特に中国の影響力拡大と、アメリカの影響力低下を伝えるようなものが多い印象です。

今回は変わる世界情勢の中で、ビットコインが今後どのような立ち位置になっていくのか、初心者の方にもわかりやすく解説をしていきたいと思います。

中国の影響力拡大と、アメリカの影響力低下

ここのところのニュースはロシアとウクライナの対立について、どちらか一方を支持する動きが出た、という内容のものです。

その中でもキャッチーなのはプーチン氏と習近平氏の会談、それに合わせるようにして行われたゼレンスキー氏と岸田氏の会談です。プーチン氏へ習近平氏がロシアウクライナ間の戦争について、仲裁案を持ちかけたというニュースは大々的に報じられました。

内容としては、具体的なものは示されていなかったため、この案が今後どのような方向で使われていくかはわかりませんが、アメリカのカービー戦略広報調整官は中国が仲裁役となることに深い懸念を示しました。

実際、ウクライナ側よりもロシア側との蜜月ぶりが示される会談となっているため、中国は仲裁をするという名目でロシア側との強化&そのアピールを図っていた可能性はあるでしょう。

しかし、実際のところはどうであれ、ここ最近はアメリカや西側に対し、東側と中国の連携や包囲網が着々と出来上がっているように思えます。サウジアラビアとイランの外交正常化を中国が仲介したことに始まり、サウジアラビアとシリアの外交正常化へ向けた動きも報道されています。

そしてサウジアラビアとシリアの外交正常化を主導しているのはロシアです。さらに、このタイミングでフィンランドのNATO加盟も報じられており、世界情勢が非常に大きく変わっていることが実感させられます。

中東とロシアと中国の結びつきが強くなり、そこへロシアとウクライナの対立によって深まる西側と東側の対立。やはり、世界の二極化は今後避けられないテーマとなっていきそうです。

 

ビットコインの立ち位置

その中で気になるのは、ビットコインの立ち位置です。

世界が分断される中で重宝されるのは、ゴールドやビットコインなどの世界共通資産です。ゴールドはすでに当サイトで何度も述べているように、中国とロシアの生産が多いため、それが非常に強い武器になり得ます。

まだアメリカのゴールド保有量が最も多いとは言え、中国は2022年第4四半期で世界1位となる約62トンの増加となっており、脱ドル+ゴールド増加への道を進んでいるように思えます。

ビットコインは基本的にアメリカが抑えているものの、気になるのは最近のアメリカ当局の動きです。規制強化が少し行き過ぎてしまう懸念も出てきており、そうなればアメリカはビットコインさえも手を話すことになる可能性も出てきており、アメリカにとっては今後ドルが凋落した際に困る事態になり得るでしょう。

コインベースがアメリカ以外へ拠点を作るという報道や、マイニングに重税を課する報道、金融不安が仮想通貨(暗号資産)のせいだとする動きなど、アメリカが分散型システムと少し離れてしまいそうな雰囲気は出てきています。

もし、アメリカがビットコインと離れることになれば、その隙を狙って別の勢力がビットコインを確保することになるでしょう。

つまり、どちらにしても世界共通資産であるビットコインは、どこかしらの勢力に欲される資産となると思われ、ここ数年間はゴールドと同じような働きをしていくことになるでしょう。

もちろん、短期的な価格の上下はあれど、長期的にはゴールドとビットコインは世界分断の流れになれば重宝される資産になっていくと思われます。

※当記事は市場を分析した結果を示しています。投資を勧めるものではありません。

 

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