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今回はビットコインを国内で有名にしたあの2014年の事件
「Mt.GOXの破綻事件」
について改めて記事を書いていきたいと思います。
あのビットコインを日本に悪印象を与えた事件から2年がたち、再度注目を浴びているビットコインですが、ビットコインのリスクを知る上で過去の事件を知る事は重要ですので是非ご参考にしていただけたらと思います。
1 Mt.GOX破綻事件とは
簡単に概要の説明です。
国内のビットコイン取引所「Mt.GOX」が2014年2月にサイバー攻撃によるビットコインの消失を発表。
当時の報道では300億円分のビットコインが消失したとも言われました。
その後の捜査によりMt.GOXのCEO、マイク・カルプレスが業務上横領容疑で逮捕されました。
この事件は日本のマスコミでも大きく取り上げられ、「ビットコインは危険」「ビットコインは怪しい」との印象が広がりました。
2016年8月現在でも事件の決着はついておらず債権者との交渉は続いております。
当時の状況↑
2 Mt.GOXとは
Mt.GOXとはどういった会社だったのでしょうか?
・渋谷に拠点を置くビットコイン取引所
・トレーディングカード交換所として2009年に設立
・2010年によりビットコイン取引事業をスタート。その後マイケル・カルプレスが買収
・2013年4月には世界のビットコイン取引量70%を占めるまでに成長
世界の70%の取引量を占めるまでに成長したのは凄いことですね・・・
中央管理者不在が特徴のビットコインですが、これではMt.GOXが中央管理者として機能してしまいます。
70%ものシェアがあれば価格操作が可能になります。
事件の背景にはこういった要因もあったことでしょう。
3 Mt.GOX事件に学ぶこと
結局Mt.GOX事件とは何だったのでしょうか?
とどのつまり、これはビットコインのカウンターパーティーリスクを学ぶ教訓になる事件だったと言えることができます。
(カウンターパーティーリスクとは⇒知っておいてください「カウンターパーティーリスク」とは)
カウンターパーティーリスクとは要するに 「管理する者」 を信用できるか否か、ということです。
もちろん2016年現在、ビットコインの流通量や取引所は増えましたので一つの取引所が70%のシェアを有することはかなり厳しくなっております。
ですが、最近でも(2016年8月)香港で取引所ハッキングによるビットコイン盗難事件は起こりました。
ですのでとにかくビットコインは(というか財産は何でもそうですが)管理をきちんと行う!ということが重要であることがこの事件から学べると思います!
最近はとにかく
・ビットコインは取引所に保管せずオフラインウォレットで管理すること
とされております。
また、取引所を介さずにビットコインをやり取りする事も行われ始めております。
まとめ
以上が2014年Mt.GOX事件の簡単な説明です。
2009年以降、ビットコイン取引所が被害にあったことはありますがビットコインのシステムそのものが被害を受けたことはありません。
つまりビットコインが「危険」なのではなくてビットコインを扱う人間のシステムがまだ未熟なのです。(消費者にとっては=ビットコインが危険 となってしまうのですが・・・)
しかし、悲観も楽観もしないで現実をしっかり見るとビットコイン自体はやはり優れたシステムです。私も保有しております。
しっかりと学んで利用することで、メリットは多くありますのでご興味のある方はこの機会に少しずつ始めてもいいかと思います!
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