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ビットコインに関する用語「Segwit」についてご説明させていただきます!
ビットコインに興味を持って色々と調べていくうちに出てくる「スケーラビリティ問題」に関係した「Segwit」という用語。初心者の方にとっては全く見たことも聞いたこともない単語だと思いますので技術的な話を省略してご説明させていただければ、と思います!!
Segwitとは?
Segwitとは「スケーラビリティ問題」に対する一つの解決方法です。
スケーラビリティ問題とは(簡単にご説明させていただきます)、いくつかあるビットコインの問題点のことで、その中で直近の解決しなくてはならないものにビットコインブロックチェーンのサイズが一般で使われる決済システムより小さい事により起こる不都合の問題というものがあります。
ビットコインの取引量がこのままであればいいのですが、今後流通量が増えることにより取引量が増えてしまうと、サイズが小さすぎて取引の遅延や停止が心配される、という問題です。
(詳しくはこちら⇒ビットコインのスケーラビリティ問題とは)
そんなスケーラビリティ問題の中の一つであるブロックサイズ問題はビットコインがこれから普及していく上で解決していかなくてはならない大きな問題の一つとして以前より多くの技術者たちが議論を重ねてきました。
そこで、一つの案として
「取引のサイズ圧縮」
が提案されております。
それがSegwitです。
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ブロックサイズ問題の解決方法
初心者の方であれば「ブロックサイズを大きくしてしまえばいいのではないか?」と思われることでしょう。(私も最初思いました。)
しかし、ビットコインのブロックチェーンはその名の通り過去の取引を記録した全てのブロックがチェーン状に繋がれていることにより安全性を担保するシステムです。
なので単純にブロックサイズを大きくしてしまうとそれらのブロックに繋がれた他のブロックまでも数値を変更してしまわなければならなくなったりして、そもそものビットコインネットワークが壊れてしまう可能性が出てくるのです。
ですので、Segwitによりブロックサイズはそのままで取引のサイズを圧縮してしまえばサイズが大きくなったことと同様の意味を持つのでスケーラビリティ問題に一定の解が与えられるのではないか、と思われているのです。
誰がやっているの?
これらを考えて開発したり議論したりしているのはビットコインのコア開発者達です。
ビットコインはサトシナカモトという人物の論文を基に有志の技術者達によって作られました。
スケーラビリティ問題のようなビットコインを利用していくに当たり方針を決定していくのはビットコインのコア開発者と、マイニングを大規模に行う主要マイナーです。
中央管理はビットコインのシステムは誰もしておりませんが、方針決定をする人たちは存在するのです。(参考:ビットコインコア(Bitcoin Core)開発者の役割とルール決定)
Segwitが行われると
Segwitが行われると実際にどのようなことが起こるのか。
手数料が減少する、価格が上昇することが予測されます。(もちろん無事に成功した場合のみ)
取引の容量が圧縮されるため、それに対するマイニング費用も減少して手数料も安くなると見られております。
更にビットコインはスケーラビリティ問題があるから駄目だ、という専門家もいるぐらいビットコインのスケーラビリティ問題は重要視されているのでもしそこに少しでも解決方法が見つかったとするならばビットコインに期待する方が増え、価格は上昇する可能性があります。
※2017.8.24.Segwitが実装されました⇒SegWitのアクティベートとビットコインの今後<初心者向け>
その他の方法
その他に有力視されているブロックサイズ問題の解決方法としては「ライトニングネットワーク」を作る方法です。
こちらはSegwitと異なり、正規のビットコインブロックチェーン上ではなく、オフチェーンと呼ばれるような別の場所でビットコイン取引を行うような形になります。
これであればビットコインのブロックチェーンに改良を加えることなくスケーラビリティ問題を解決することができますのでこの方法に期待を寄せ、支持する方も多くいらっしゃいます。
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