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2016.11.24.更新
ビットコインを始めるにあたって多少の知識が無くては不安ですし、損をしてしまうこともあるでしょう。
今回はビットコインの基礎知識、「公開鍵と秘密鍵」についてです。
1 公開鍵・秘密鍵とは
そもそもビットコインにおける「公開鍵」「秘密鍵」とはなんなのでしょうか?
ビットコインは中央管理者がいないことはご存じの方も多くいると思います。
(ビットコインについて⇒ビットコインとは)
ビットコインは取引を全世界に公開して、それを皆で管理・監視することによりセキュリティ面の課題をクリアしております。
しかし、普通の共有ネットワークでは相手に自身のビットコインまで操作をされてしまいます。それでは決済システムが成り立ちません。そこでビットコインでは2つの鍵を作成することにしました。全世界に見られてもいい鍵、とそれを扱う為に必要な(誰にも見られてはいけない)鍵、です。
それが「公開鍵」と「秘密鍵」です。つまり
「公開鍵」・・・全員に公開される鍵
「秘密鍵」・・・自分以外知らない鍵
となります。
順番にこの2つの鍵について説明させていただきます。
2 公開鍵とは
公開鍵は先ほども述べたように全世界に公開される鍵です。
ビットコインの送付の際に使用されるビットコインアドレスは公開鍵から作られます。
※ビットコインアドレスとはビットコインの口座番号のようなものです。公開鍵は長くて扱いにくいので短縮され、人間にも見やすくなっています。
公開鍵を「ハッシュ」と言う関数計算で出したものがビットコインアドレスになります。
因みにビットコインを送付する際は相手のビットコインアドレスを指定すれば送付できます。以下のようなイメージです。
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3 秘密鍵とは
秘密鍵とは公開鍵の逆の性質を持つもので、自分にしか分からない暗号鍵です。
先ほど説明したビットコインの送付の際には「ビットコインアドレスに「秘密鍵」で署名をすることでビットコインを初めて送付する」事が可能になります。
秘密鍵で署名?
と思われたことでしょうが、細かい事は今時点では気にせずにとにかく
「秘密鍵で署名をしていなくてはビットコインは送付できない」
ということだけ覚えておいてください。以下のようなイメージです。
そして秘密鍵で署名されたビットコインアドレスはビットコイン受取人にしか解読できないようになっているので無事に送付・受取が完了する、ということになります。
つまり秘密鍵こそがビットコインの所有権を証明できる唯一のものになります。秘密鍵を持っている人がそのビットコインアドレスの中身を動かすことができるからです。ですので秘密鍵は誰にも見られてはいけません。
ちなみにウォレットを利用する場合は多くの簡易ウォレットでは秘密鍵を自身でも見ることがありません。ウォレット運営が秘密鍵を管理してセキュリティ管理されております。さらに署名も勝手に行ってくれます。ですのであなたは相手のビットコインアドレスさえ分かっていれば簡単に送金や受金する事ができます。メールアドレスの仕組みが分かっていなくてもメールのやり取りができるのと同じです。
さらに詳しく知りたい方はこちらもどうぞ⇒ビットコインアドレスは無限に作成できるのか?
まとめ
公開鍵と秘密鍵について簡単に説明させていただきました。
ビットコインをただ使う、とか投資目的で購入する方はそこまで深くシステムを知る必要はありませんが、知っていて損するものではないですし、ビットコインについての不安が少しでも取り除ければと思います。
情報収集を積極的にして、素敵なビットコインライフをスタートしてみてはいかがでしょうか!
こちらもご参考にどうぞ⇒ビットコインの秘密鍵=銀行預金の暗証番号?
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