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画像元:http://mijin.io/ja/718.html
2016.11.1.にテックビューロ株式会社とNEMプロジェクトチームが世界初となるブロックチェーン証明書発行ツール「アポスティーユ」の無償公開を開始しました。
テックビューロ社が開発するプライベートブロックチェーンmijinと、NEMのブロックチェーンのどちらでも稼働できる新型ウォレット「Nanowallet」を発表しました。
そのうちの一つの機能として「アポスティーユ」という世界初となる公証をブロックチェーン同士で移転可能にするツールを実装したことで話題になっております!
今回の公式発表がどういうことなのか初心者向けに解説させていただければと思います!
NEMについてはこちらで⇒NEMとは?
プライベートブロックチェーンについて⇒ビットコインとプライベートブロックチェーンについて
Nanowalletとは
Nanowalletとはテックビューロ社のmijinとNEMというブロックチェーンを利用した暗号通貨プロジェクトの両方で使用可能なオープンソースウォレットです。
サーバーからPCやタブレットなどどんな環境でも稼働できるので色々なアプリケーション開発に対応が可能です。
アポスティーユとは
アポスティーユの機能について簡単な解説をさせていただきます。
世界初となる、所有権が移転可能な証明書をブロックチェーン上で発行できるツール「Apostille(アポスティーユ)」を実装し、どなたにでも使えるツールとして提供開始しました。
公式発表によると、
まず、NEMかmijin上にファイルを落とすとそのファイルが暗号化されて証明書が作成されます。
ブロックチェーンやコンセンサスアルゴリズムの性質を生かした改ざん不能性により、落としたファイルが本物である事が証明されます。
世界初となるのは、この証明されたファイルの所有権を第三者に譲渡できる。という事です。
つまり、データとして所有しておきたいファイルがあるとします。その所有権を自分のものであるという証明をmijin or NEMのブロックチェーンで証明をしておきます。
その後、そのデータを誰か他の人が10万円で買いたいと言います。その時に「アポスティーユ」があれば、今までブロックチェーン上で証明していたデータの所有権をその買ってくれた人に譲渡する事が可能になるのです。
それが「アポスティーユ」という事です。
何が凄いの?
今までの世の中で、「証明」というものは誰かが行っておりました。土地や建物の所有権であれば登記という形で証明するために法務局の許可が必ず必要でした。
知的財産等の著作権。それを作成したものが誰か、という事は国が認めていて初めて証明になりました。
つまり証明は時の権力者によってなされてきたのです。
それが、今回の新技術で権力者によらず個人が管理できる(ブロックチェーンが管理できる)ようになったのです。
しかもその技術をオープンな形でテックビューロ社とNEMは人々に提供しているのです。
何ができるの?
「アポスティーユ」でできるようになる具体的なものが公式発表されております。
- 土地やアート、写真、宝石、特許、音楽、自動車といったようなあらゆる所有権の登記。
- 議事録や契約書、メール、ツイート、音声記録、ログ、タイムカードなどのタイムスタンプ記録。
- 売り上げデータや会計データなど、後に監査が必要となる情報の記録。
これがもし利用可能になれば国のやるべきことは減ります。それによって国の財政だって助かります。また、私たちの余計な手間が無くなる事にもなります。
もちろん法整備などは確実にしなければならないでしょうが、私は今回のような技術が普及したらその恩恵は絶大なものがあると思います。
まとめ
私は今回の発表で技術的な凄さももちろんありますが、オープンソースで公開されている事も重要な事だと思いました。
ビットコインに魅了される人の多くはその「分散型」という個人間のやり取りに注目してる人が多くいます。ですのでやはり基本は「個人」に目を向けたサービスが今後も注目されていくのではないかと(個人的に)思っております。
ですのでクローズせずにオープンにサービスを提供していくことが、ブロックチェーンが世の中を大きく変えることになると(個人的に笑)思っております。
参照
テックビューロとNEMが、所有権が移転可能な世界初のブロックチェーン証明書発行ツール『アポスティーユ』を無償公開 | mijin
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